ふむ道,小道,数多く

趣味いろいろ。2014/9に別ブログを合体したので、渾然一体となってしまいました(笑)

久しぶりにBBC版LOTR (10)

2007-02-17 02:08:46 | Tolkien・HoME
今日はディスク11を聴きました。
フロドは時が経つにつれ,イライラが増しているように見えてきます。それにしても,もうすっかりイライジャフロドに慣れてしまいましたが,この辺りの彼の苦しみを表現するには,やはり年齢を重ねた方がいいなあ,と,イアン・ホルムは思わせてくれます。

transcriptを見てびっくり。デネソール侯に第一環状区が燃えていると報告しているのは,ベレゴンドなんですね! ピピンに
And if the enemy comes at last to the Citadel, I hope to be here and stand beside you and earn perhaps the arms that you have given me.
なんて言われて,果報者,デネソール!(笑)

ミナス・ティリスの門の前には魔王。BBC版の魔王の声って軽いですね。でもこのシーン,原作通り,魔王が馬になってきて,そこをガンダルフが阻止する,というのを,映像で観てみたいもんだなあ。。実は,原作のここで魔王がカッコよくて,悪役で1番気に入ったんですよね。特に,
"This is my hour."
は好きだなあ。(笑)

ローハンの角笛を聞き,一層モチベーションの上がるガンダルフですが,そこへピピンが。。でも,ファラミアが生きたまま燃やされてしまう!に反応するガンダルフ。

一方,ナズグルの前に立ちはだかるデルンヘルムことエオウィン。ここのエオウィンのセリフもカッコいいですねぇ。BBC版はだいたい原作通り?,でも映画でも,この古臭い言葉で聞きたかったなあ。

火葬のシーン,デネソール候とガンダルフのセリフの掛け合いがじっくり聴けます。原作ではファラミアにはホントはセリフないんだけど,。。何か言ってますね。でもこの辺りデネソールが見事だわ~~。でも,ここで不思議な事が。パランティアが出てきますが,何故かガンダルフが
"The stone of Anor!"
と言っているんですよね。これは原作にはありません。え? アルノール? 海に沈んだはずでは?と思ってかなり焦りましたが,それはアルノール。アノール。。。ああ~~,ミナス・アノール(つまりミナス・ティリスじゃ!)の事ね! 紛らわしい。アノールと言ってわかる人って,かなり少ないのでは。。?(汗)

そのパランティアは,「その後それを見た人は‥(中略)‥しおれた腕を見るだけだった」とあるので,炎で失われる事はなかったんですね。

海賊船で現れる,アラゴルン,レゴラス,ギムリ。効果音がかなり安っぽいですが(笑),息がぴったりですね!

療病院で。アラゴルンは,ファラミアにも,エオウィンにも,何かとても冷たく接しているように聞こえるのですが。。。(汗)でも,エオメルには,エオウィンはもうずっと前から,何か悲しみに捉われていたでしょう,と言ってますね。
彼はすご~く難しい言い方をしているのですが,男にとって,こんなに美しく勇敢な女性の見返りを期待できない愛を見るのは,とても辛くで恥ずかしい事なんだ,。。。う~~んなるほど。

フロドとサムが,オークの部隊に紛れてこき使われている時,アラゴルンやエオメルやガンダルフは,フロドの仕事を成功させる為に,一肌脱ごうと決心してます。


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2 コメント

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ベレゴンド? (ぐら)
2007-02-17 23:23:39
私もスクリプトを見て、「あれがベレゴンド?」とびっくりしました。
でもファラミアを助けてくれないんだったらむしろベレゴンドじゃない方がいいような気が・・・(汗)
ラジオドラマのピピンってなんだか原作よりも健気ですよね。メリー派な私ですが、ラジオドラマのピピンはかなり好きです(笑)
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ピピンは音で聴いた方がいいかも(笑) (える)
2007-02-18 19:01:25
こんにちは,ぐらさん。
BBC版ベレゴンドはピピンとお友達になるわけでも,ファラミアを助けるでもなく,何か中途半端ですよね。もしかすると,時間の関係でカットされたのかなあ?(汗)
確かに,ピピンのセリフって,本で読むより音で聞く方がよく感じが出ていますね。俳優さんが上手なのでしょうか。
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