ふむ道,小道,数多く

趣味いろいろ。2014/9に別ブログを合体したので、渾然一体となってしまいました(笑)

Eragon(9) Though a Dragon's Eye

2005-10-17 23:46:26 | エラゴン・Paolini
Eragonあの日以来初めてSaphiraに乗ります。Sahiraは空に上がってしばらくすると,Eragonに,自分の飛ぶ時の感覚を見せると言います。やがてEragonはSaphiraの眼,翼,尻尾が自分の物であるかのように感じるようになりました。

EragonはBromに道の様子をレポートします。ただし,結構下まで降りなくてはならず,思っていたよりちょっと大変。昼頃,Eragonは耳に雑音を感じます。雑音はBromのせいでした。Eragonは何かトラブルでも起きたのかと思って降ります,が,Bromは1人で立っていました。

見ると,Ra'zacの足跡が深い溝と一緒に残されています。Eragonはふいに,その溝は,Saphiraが飛び立つ時に付く跡と似ていると思います。もしかするとRa'zacは飛ぶ事ができるのかも,と彼は推測。しかし,もしRa'zacを見つけられなかったらどうしようかという不安が彼を襲います。空から捜せば見つかるかもしれませんが,そうすればSaphiraが見つかってしまう危険もあります。

Eragonは金属の入れ物を見つけました。中には液体が入っていて,それに触れると彼の手は火傷して,皮膚の一部が溶けてしまいました。彼はGarrowが襲われた日にもこれを見ていて,その時も火傷しています。Bromによれば,これは北の国で取れる貴重な油の一種で,そのままではパールの保存用オイルですが,ある血を使った魔法をかけると,生物の肉を溶かす液体になるのだそう。

彼らは油の取引記録を見る為,海沿いの町Teirmに住む,Bromの友人Jeodという商人を訪ねる事にします。

Eragonが,海ってどんな所?と聞くと,Bromは,海の美しさを詩で語ります。それを聞いて,EragonはBromの詩を美しいと思いました。

ちなみに,彼らの位置から,Spineという山脈を超えて西側が海です。EragonはSpineの北側に住んでいて,海を見た事がありません。ちなみにPaolini君の出身地,モンタナ州は,西にシアトルのあるワシントン州,北にバンフで有名なカナダのアルバータ州という位置関係です。Eragonの出身地,Carvahallという場所は,なんとなくその位置関係がモンタナ州に似ています。もしかすると,Paolini君も,生まれてしばらく海という物を見たことなかったのでしょうか。

彼らは商人が通る道を使って海側に出ます。相変わらず毎日の激しいトレーニングでEragonの体は鋼のように頑強に変わって行きました。

Spineを超えると,緑の苔の生える地域に入ります。この地方は冬でも比較的暖かいようです。(ちなみに,ワシントン州にもそういう地域があったなあ‥)彼らはさらに2日歩いて,いよいよTeirmに到着です。

2人はJeodに会うまでは,Neal,Evanという偽名を使う事にしました。何とか門番をパスすると,街中には大きな塔が見えます。Eragonは,この町は要塞のようだと思います。彼は最初,住人はDaretの住人よりフレンドリーなのかと思いましたが,やがて彼らも用心深いという事に気付きます。

2人は酒場でMartinという男と知り合います。Martinは指が2本欠けていましたが,親切にJeodの住んでいる場所を教えてくれました。それは町の西側で,比較的豊かな地区のようです。


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