ふむ道,小道,数多く

趣味いろいろ。2014/9に別ブログを合体したので、渾然一体となってしまいました(笑)

The House of the Red Slayer : Chapter 10

2007-12-29 21:43:33 | Athelstan・Doherty
被害者宅を訪れ,いよいよ取調べを本格化するAthelstanとCranstonです。Cranston卿は,被害者の家族に対して,刺激的な質問をして,誰が動機を持っているかを図っております。Athelstanは,被害者の遺体を調べて,ある証拠を発見。

そして彼らはこの日不在だったParchmeinerの店へ向かいます。その地域は,Erconwaldに比べて,豊かで清潔。彼のお店は,羊皮紙(parchment)のお店という事でしたが,インク入れ(inkhorn),軽石(pumice stone),羽ペン(quill)も置いてあります。軽石以外は,ハリポタを原書で読んだならお馴染みのボキャブラリです。現在で言うと,文房具屋さんね。

2人は彼に質問をした後,一旦別れて,Woodfordeに行く準備をしてから落ち合う約束をします。Athelstanは,一旦教会に戻り,Watkinに明日の礼拝を他の神父さんにお願いするよう段取りをしたり,Benedictaへ朝の礼拝の後に教会の鍵を閉める事や,良かったらBonaventureを家に連れて行って,と伝言したり,‥細かい。(笑)

その日の宿は,Gallow's Friend(絞首台の友達)。ついにハリポタHanged Manと全く同レベルの名前の居酒屋だわ。(爆) ホントにこういう名前の飲み屋があるんでしょうかね? それにしても,ホントに多いですね,居酒屋兼宿屋。部屋にはベッドが1つ。これはAthelstanの貞操がピンチ?!(笑)と,思いきや,彼はそれとなく,Cranston卿と床を共にする事を断ってます。(爆)

if you rolled over in your sleep, you'd crash me to death!


夕食を楽しんだ後,ふと,Cranston卿は「塔で起きた事は黒魔術なのか?」と,検視官らしからぬ事を。Athelstanの教会の墓で起きている事も,黒魔術ではないか?と。しかしAthelstanは,

To be perfectly honest, Sir John, I am more frightened of the human heart than any mischievous demon.


と,修道僧らしからぬ事を言います。


The House of the Red Slayer : Chapter 9

2007-12-29 13:16:16 | Athelstan・Doherty
突如舞台は変り,3番目の犠牲者登場。(汗)
犯人は,剣術の達人,‥‥アラゴルンのような人だな(^^;)

翌日早朝,本の冒頭に出てきた別件のビール酒場の事件について,捜査の進捗状況をチェックして,自宅に戻ったCranston卿,居候の乞食と一緒に,のんびり朝ごはんを楽しむ彼の邸宅に,届けられたのは,なななんと,‥‥!!! 慌てて武装してGuildhallへ向かうCranstonです。

乞食がお金持ちの家に居候する習慣って,この時代もあったのですね。オデュッセウスが長い放浪の旅から自国に戻り,別人になりすまして,奥さんを狙う求婚者がうじゃうじゃいる自宅に,乞食として入り込んで,チャンスを伺っていたのを思い出しました。

一方,Athelstanは,その朝,前日のたれ死んでいた酔っ払いのTosspot(その名前自体が酔っ払いという意味(汗))の葬式を粛々と執り行っていました。彼は自分の教会区内で不幸にも命を落とした者は,誰でも懇ろに葬ってやるというモットーを持っていたそうです。(そういう所が檀家さん達から慕われるんだなあ) でも,葬式の途中で起きるちょっとした面白い出来事に,お互いに笑いを隠している所が微笑ましいですね。

しかし,そこへ,Guildhall帰りのCranston卿がやって参ります。2人は事件の話をする為に,居酒屋Piebald Horseへ。主人のJoscelynは片腕の元海賊。(片腕の海賊って定番?(笑)) ハリポタで言う所のHog's Headでしょうかね。何かアヤシイ取引のありそうなアヤシイ酒場だそうで。(笑)

そこで,2人は今までのおさらいをします。犯人は‥,そりゃ今までの登場人物の中にいますよねぇ。でなきゃ,推理小説の掟に違反します。Athelstanは,第3の犠牲者の様子から,犯人はある条件に該当する人物だと見ます。。。とすると,アイツかな?(^^;)


Run!Run!Run!