ふむ道,小道,数多く

趣味いろいろ。2014/9に別ブログを合体したので、渾然一体となってしまいました(笑)

ハリポタ7巻冒頭の2つの文章の出所

2007-12-18 01:45:48 | ハリポタ7巻
インターネットで,意外と簡単に見つけたので,既にご存知の方も多いと思いますが,冒頭に付いている難しい2つの詩のような文章の出所を発見しました。このブログには出典を示すのみで,内容には触れませんが,いかなるネタバレもイヤという方は,この辺で避難下さい。

最初の文は,Libation Bearersというアイスキュロスのギリシャ悲劇で,ギリシャ神話にも出てくる,アガメムノン一家の悲劇を描いた三部作の1つ,父を殺した母に復讐するオレステスの話です。アイスキュロスについては,こちらをどうぞ。また,Libation Bearersは,こちらにe-bookがございます。翻訳なので,ハリポタに載っているのと文章が違うのですが,[470]行目がそうです。(実はこちらの方がわかり易かったりします(笑))Libation Bearersについて勉強したい方は,sparknoteをどうぞ。

2つ目の作者は,William Pennという人。イギリス生まれで,オックスフォードを放校になったけれど,アメリカのペンシルバニアの創設者になったという変った経歴の持ち主。もう1つ変っているのは,伝統的な英国国教会の家庭に生まれながら,クエーカー教徒になったという事です。(クエーカーというのは,伝統的なキリスト教の宗派が何かしっくり来ないという人達が集まって発足した宗派だそうだ) 何か誰かに似てると思ったら,Quaker Oatsの商標の人なんですね!(笑) 彼の書いた,「Some Fruits of Solitude in Reflections and Maxims」「More Fruits of Solitude」は,いわば「親父の小言」のような格言集です。2つの格言集は,こちらで全部見る事ができます。こっちは,元から英語なので(笑)同じ文ですよ。この中の「More Fruits of Solitude」の,Union of Friendsの一部が,ハリポタ7巻に掲載されている文章になります。


The House of the Red Slayer : Chapter4 (1)

2007-12-18 01:02:45 | Athelstan・Doherty
この小説に限った事じゃないですが,キャラクタの名前を覚えるのは大変。(笑) この本は,Athelstan,Cranston卿,Erconwaldの檀家さん等,固定メンバーに加え,毎回違った人達も出て来るので,なおさら。しかも,当時の英語事情のせいで,おフランス系の名前も多く,「読めない」(笑)

今回の登場人物リストです。被害者のRalph Whittonさんの家の主なメンバーは,18才の娘Philipa,その婚約者Geoffrey Parchmeiner,家付き牧師William Hammond,Whittonさんのアシスタント(Lieutenant)Gilbert Colebrooke,聖ヨハネ騎士団の騎士(毎年12月に来るサンタのような人達(笑))Gerard Mowbray,Brian Fitzormonde,耳の聞こえない召し使いRastani,頭がおかしくなった動物使いRed Hands,まあ,こんな所でしょうかね。

Athelstanは,同族の直感?聖ヨハネ騎士団に目を付けております。何故なら,この当時は因業坊主が多かったようで(笑),坊主仲間なら知っているはずの,「暗殺のサイン」を彼らが,知らないフリして,しらばっくれているって思っているんですね。


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