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趣味いろいろ。2014/9に別ブログを合体したので、渾然一体となってしまいました(笑)

敵鏡

2005-04-24 13:16:42 | ハリポタ4巻
(Foe-Glassって敵鏡なんですね。。)

4巻でムーディ先生が持っていた敵鏡とは,敵を写す鏡,なのだそうですが,私は今までその性能を疑っていたので,深く考えた事はありませんでした。しかし,よく考えてみると,実は,結構いろいろあるんですよ。という事で,まとめてみました。

  1. 20章で,第1タスクの前にハリーがムーディ先生の部屋を訪れた時,部屋にいたのはハリー自身とムーディ(もちろん偽者)。この時は何も写っていませんでした。
  2. 35章,第3タスクの後,ハリーが偽ムーディに捕まった時,ダンブルドア先生と,マクゴナゴル先生と,スネイプ先生と,3人が写っています。
  3. その,3人が部屋に入った直後,スネイプ先生が自分自身の顔を見る,という記述があります。


で,これから,すご~くややっこしいんですけど,これはとても気をつけて見なくてはなりませんぞ。(笑)

まず,1から3は,全てハリーの目に映った敵鏡の風景,という事に気をつけなくてはいけません。だから,3でスネイプ先生が本当に自分自身の顔を見ているかどうかはわからないんですよね。

ここで気になるのは,敵鏡に写るのは,「見ている人の敵」なんでしょうか,それとも「持ち主の敵」なんでしょうか? 2を見た感じでは,どうやら持ち主,つまり,偽ムーディの敵を写しているように見えます。(もしそうならば3でスネイプ先生は自分の顔を見たかも)

この観点で2を見ると,スネイプ先生は,確かに偽ムーディの敵なんですね。あ~そう,それは,ダンブルドア先生と,マクゴナゴル先生と,スネイプ先生は同じサイドにいるという事,めでたしめでたし!‥

‥‥だから,気をつけましょうって。(笑)

偽ムーディにとっては,ダンブルドアサイドは(特にこの時点では明らかに)敵,ですが,思い出して下さい。彼にとって,他の死喰い人も敵なんですよ。だから,ここでスネイプ先生が見えていたって,彼がダンブルドアサイドという証拠にはならないんですよね。

で,1なんですが,これはどう解釈したらいいのでしょう? 「持ち主の敵」が見えるのであれば,何故ハリーが写ってないのか,そして,偽ムーディにとっては本物のムーディも敵,と思われますが,それなら何故写ってないんでしょう?

‥とここで,「持ち主」とは偽ムーディなのか,本物のムーディなのか。これもまたややっこしい。まさか,この時,敵鏡自身が偽ムーディ=本物と信じていて,それでハリーもムーディも写さなかったんだ,とは,言いますまいな。(笑)

私にとって1番納得の行く説明は,実は心の奥底では,本物の死喰い人になり切れなかった,と言うか,自分でハリーを殺すとは思ってなかったクラウチ Jr.の心の迷いを写していたんだ?という事にしたいんですが,

クラウチ Jr.→死喰い人→ヴォルデモートサイド→ハリーの敵

という図式でしか見てはいけないのだとすると,やっぱ上の,敵鏡さんがまだ慣れてなかったのよね説が有力になっちゃうんですけど。(笑)


Run!Run!Run!