今日はやっぱり寒い

2017-04-11 16:20:43 | Weblog
こんにちは~、マリーで~す。

うちのおばはんは神経痛持ちだから冷えると調子が良くなくて今日はあんまり機嫌がよくないのよ。することもあんまりないからって今日は朝からずっと昨日図書館で借りてきた本を読んだり、時々パソコンを覗いてみたりしてるわ。ほら、この間から始まったテレビ朝日の昼の連続ドラマ、「やすらぎの郷」を3回分か4回分ずつぐらいインターネットのTVerでまとめ見してるのよ。毎日だとどうせ見逃しちゃったりするからこの方が合理的だっていうのよね。

主人公を演じている石坂浩二さんだって、うちのおばはんにとってはNHKの大河ドラマの太閤記以来のお馴染みの俳優さんだから、自分がおばはん世代になってるのも忘れて石坂浩二、年取ったなあなんて言ってるから笑っちゃうわ。今では「相棒」でも時々姿を見るけど、今回はもろリタイア世代を演じていて、共演している俳優さんたちがまた渋いというかなんというか、ほとんどの人がうちのおばはんが十代のころから知っていたような顔ぶれなのよね。有名な人たちがずらっと出演してるからびっくりだわ。なんたってもう、あの八千草薫さんが出てるのよ。

おかしいのはねえ、今じゃあ自分だってすっかり年をとってきたうちのおばはんだけど、このドラマを見ていると、この人たちが若くてきれいでかっこよかった時代、自分もまだ十代、二十代だったころを思い出すらしいのよ。

今の自分と昔の自分を比べてみて、いまだに昔と変わっていないものを考えると、小学生の時、母方のお祖父さんの急死に出会って以来の気持ち、お金や物よりなにより、絶対終わらないものが欲しい、無くならないもの、尽きないものがほしいという思いこれだけはいまだに変わっていないぞって、あたしには威張って見せてるのよ。ほかの人に理解されようとされまいと、これが本音なんだから、これだけは断じて譲れないんですってさ。だから今の状況になっちゃったのにさあ。あの人ってホントのおバカなんじゃないのかしら。

でもまあそんなことはどうでもいいのよね。とにかくさ、今週は木曜日の午前中に関口のカテドラルで大司教様司式の聖香油のミサがあって、そのあと夜はどこのカトリック教会でも主の晩餐で洗足式もあるのよ。知ってるかしら、イエス様がお弟子さんたちの足を洗ったのにならう儀式よ。木・金・土曜日とこの3日間てカトリック教会の一番大きい行事のある日なんだわさ。金曜日は大斎小斎でお肉駄目、ちゃんとした食事は1回だけっていう日よ。でもねえ、こんなことを言っちゃうとなんだけど、ロシア正教の断食の決まりよりははるかに軽いからなんてこともない感じよ。でもって、土曜日の夜が復活徹夜祭よ。いつもよりずっと長いミサがあるから、うちのおばはんなんかは貼るカイロは必須よ。

テレビドラマの「やすらぎの郷」は人生の晩年を迎えた人たちが主人公だけど、この世に生きている人達が実はみんな、全員がドラマ、「自分の人生」の主人公なのかもね。一人一人の人がみんなそれぞれのドラマの主人公だからさあ、物語はその人、その人それぞれ違うのよねえ。誰もほかの人の人生は生きられないんだわ。親子、兄弟、夫婦でも自分の人生を生きるのは自分だけなんだわ。そのドラマの全体の流れを見ておいでなのは神様とか仏様ってことなんじゃないのかしら。

うちのおばはんはカトリック信者だから神様を信じているわけだけど、うちのおばはんみたいに何というか、すっとこどっこいな人でもお母さんのおなかに宿った時から始まってこの先死ぬまでずっと全部、全部、大きな大きなお方に見守られているのじゃないのかしら。どんな人も同じように見守られているんじゃないのかしら。もちろん、この世界には善と一緒に悪も入り込んでいるから、良いことばかりじゃないし、本当にひどいことだって起こるけど、でもその全部を見ているお方がいるんだわ。そのお方はただ見ているだけじゃなくてご自分も人間の姿でこの世界に介入してくださったってキリスト教の方ではいうわよ。この聖週間とか、聖なる3日間というのは人間たちがそのことを思い出すための大事な日ってことみたいよ。

ありゃりゃ、いつのまにか、なんか難しい話になっちゃった感じ。このへんでやめておかないと呆れられちゃいそう。うちのおばはんもさあ、やっぱり一応信者だからこの時期は少しは真面目にイエス様のことを考えるもんだから、つい話がそっちに向いちゃうんだわ。興味のない方にはごめんなさいね。ついでにお知らせよ。明日から日曜日までこのブログはおやすみになりま~す。ほんじゃよろしくね。(よかったらカトリック教会に覗きに行ってみてね。)