今日見たもの

2011-11-04 18:16:44 | インポート

さて、今日は四谷の昼ミサに出かけてちょっと気味の悪いものを見てしまいました。夢に出てきそう。

前の席に座っていた年配の方の頭がちょうど目の前で、見るとはなしに目が向いて、ふと気がつくと白髪交じりの少し長めの髪の毛の間で何かが動いているではありませんか。目を凝らしてしっかり見つめているとそれは私の大嫌いなにょろにょろ、ぐにゃぐにゃと動く長もの、細い細い、でも毛虫ではない、何か気味の悪いうす緑の細長いはだかの虫で、髪の毛の中にもぐりこんではまた表に出てきたりを繰り返しているのでした。

思わず、ポケットのティッシュをとりだして、「失礼、虫です」と声をかけてぱっとつかまえました。細い細い虫は紙の間でつぶれてしまったようですが、気持ちが悪くて確かめもせずに「これ」とその方に渡しました。たぶん樹の下を歩いて上から落ちてきたのかもしれません。でも、目の前で髪の毛の中でうねうね動いている姿は実に気持ち悪い、気味が悪いものだったのでした。

自分の知らない間に自分の頭で髪の毛の中にあんな虫がうごめいていたらと思うとぞーっとしてきます。

先だって某知人が体調不良で精密検査を受けたところガンとわかり、これから治療に入るのです。今が働き盛りのお父さんですから、奥様もお嬢さんもさぞや心配なことでしょう。

元気でやんちゃな中年のその方が、自分で何も知らないうちに、いつの間にかその体のなかでガン細胞がうごめいていたというわけです。髪の毛の間でうねうねと動きまわる虫を見て、その方とその方の病気のことを思い出してしまったのでした。

ガンの治療は外から見ていても大変なものですが、この方が病気に打ち勝って、ふたたびみんなを楽しませてくださることを願ってやみません。ティッシュでつかんで退治できるものならいくらでも退治して差し上げたいところですが、そうもいかないのでせめて病気からの回復を願って真剣に祈るばかりです。