2012年5月10日(木)、東京都立夢の島熱帯植物館に行ってきました。
(上)エントランスホールに掲示されていた「植物館に咲く花々」にカカオについての詳しい説明がありました。⑧
(上)「Bドーム・ヤシと人里の景観エリア」:ダイオウヤシとユスラヤシの林の中に、熱帯の家が立っています。屋根はニッパヤシの葉で葺かれた、風通しのよい作りになっています。家の周りにはきれいな花を咲かせる植物や、バナナやマンゴー、カカオなど食べられる植物が多く植えられていました。
夢の島熱帯植物館のホームページには、カカオについて下記の通り記載されていました。
2012年2月16日(木)、花が咲いてから早半年…古代では、神の食べ物と讃えられたカカオ。現在では、チョコレートの原材料として使われていますね。カカオの実はどこに実るのか、また何色をしているかご存知ですか?カカオの実は幹から直接実ります。予想外です。ヤシの実やパパイヤと同じように、枝や葉のつけ根のところから実るとばかり思っていました。まるで「早く収穫して」と言っているかのような位置に実りますね。夢の島熱帯植物館では、例年より多く実りました。カカオの実は、握りこぶし2個分の大きさですが、意外と重量感があります。今はまだ青く、これから熟してオレンジ色になっていきます。是非、夢の島熱帯植物館で実際にご覧になってはいかがでしょうか。(インターンシップ実習生 蝶名林 春香)カカオ開花場所:大温室Bドーム。科:アオギリ科、属:カカオ属、学名:Theobroma cacao。
アオギリ(ビッタネリア)科 カカオ(テオブローマ)属 Theobroma :
熱帯アメリカの低地に約20種分布する高木。葉は互生、単葉、その内1種は掌状複葉。花は小さく、腋生の房状または枝や幹に直接生じる。果実は一般に非常に大きく、木質、5室に分かれる。種子は多数。属名はギリシャ語「神の食物」に由来する。
カカオノキ アオギリ(ビッタネリア)科 カカオ(テオブローマ)属 Theobroma cacao
熱帯アメリカ(アメリカ熱帯雨林気候区)原生の常緑低木で、高さは8mほどになる。葉は長さ30㎝ぐらいで、幹に白色の花をつける。果実は20~30㎝で褐色に熟する。果実はカフェインを含み発酵させてココアやチョコレートの材料となる。日陰に強いが温度が必要。実生で殖やす。[誠文堂新光社発行、日本インドア・グリーン協会編「熱帯花木と観葉植物図鑑」より]
http://www.e-yakusou.com/sou02/soumm276.htm [カカオ、カカオノキ、ココアノキ]
http://aoki2.si.gunma-u.ac.jp/BotanicalGarden/HTMLs/cacao.html [カカオノキ]
http://www.geocities.jp/plants_name/cacao/cacao.htm [カカオノキ]
http://infoseek_rip.g.ribbon.to/kitola.hp.infoseek.co.jp/dokusou/cacao.html [毒草:カカオノキ]
http://www.ramble-among-flora-of-miyazaki.com/sub70-43.html [カカオノキ(宮崎の植物散策)]