peaの植物図鑑

草や木の花や木の実(果実)、特に山野草が好きで、デジカメを持ち歩いて撮っています。2024年3月、85歳になります。

一関市磐井川(山目側)河川敷畑の ビオラ・ソロリア ’フレックルス’ 2012年4月28日(土)

2012年05月04日 | 植物図鑑

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2012年4月28日(土)、磐井川の一関市山目側堤防に植えられている桜・ソメイヨシノ(染井吉野)を見に行ってきました。上の橋から100mほど上流の河川敷につくられている無料駐車場に車を駐めて、堤防上の道を歩いて上ノ橋の下流130mほどの所まで往復しました。一関市の桜は一週間前ぐらいに開花宣言されていましたが、この日はほぼ満開でした。

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(上)磐井川左岸(山目側)堤防の桜並木は、無料駐車場から西側に130mほど続いていました。河川敷には野菜だけでなく、様々な草花も栽培されていました。

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(上と下)磐井川を挟んで遠くの丘の上に上水道の施設(萩荘)が見えました。近くに一関運動公園(陸上競技場や野球場など)があります。

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(上と下5つ)河川敷の畑で栽培されていたビオラ・ソロリア’フレックルス’が、沢山花を咲かせていました。

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ビオラ・ソロリア ’フレックルス’ スミレ科 ビオラ(スミレ)属 Viola sororia 'Fleckles'

北米東部原産のビオラ・ソロリアV.sororiaは、地下茎がワサビ状に太くなり、葉が濃い緑のハート型になるスミレである。日本には明治の末頃導入され、目立って広く販売されることもなかったのに、日本の気候に合っていたためにジワジワと拡がり、1970年頃から急激に野外に逃げ出して目立つようになった。いつの間にか増えたように感じるのは、閉鎖花からのサク果を葉の下に作り、飛び散る様子が見えないためである。都市部や郊外の住宅地周辺の空き地や墓地はもちろん、山間部の人家周辺、高原の別荘地周辺など自然の残る地域の原野にも大きな群生が見られるようになった。

日本には花色の異なる5タイプのものが広く栽培され、近年は元々の5タイプを交雑した出来た品種も市販されるようになった。栽培は、いたって丈夫で、根が大きいので小さな鉢で肥料が足りないと花が貧弱になってしまうので、やや大きな鉢に水持ちの良い土に植え、肥料を効かせて管理した方が良い。他のスミレを植えても根付かない場所に植える最後の切り札でもある。

ビオラ・ソロリアの仲間 V.sororia

ビオラ・ソロリア(パピリオナケア):フレックルスとプリセアナの交雑起源の大輪花。濃青紫の最も多く見られるもので、他の花弁に比べて唇弁がやや内に向く。以前、現在はソロリアの異名の一つとなったビオラ・パピリオナケアと同定され呼ばれたため、現在もこの品種を適切な品種名ではないが他と区別する時に’パピリオナケア’と呼ぶことがある。

プリセアナ V.sororia 'Priceana':パピリオナケア型に次いで多いのが、白地に青紫の筋が芯に入るこの品種。葉も花も大柄で花弁が特にふくよかでフリルが入るような丸い花型で、唇弁も広い。

スノープリンセス V.sororia 'Snow Princess':純白花で芯の黄緑が目立つ大きな花で、葉も大きい。唇弁がやや細く貧弱で、他の花弁が特にふくよかで広弁。花が低い位置で咲き易い。性質はとても強い。

レッドジャイアント V.sororia 'Red Giant':赤味のある紅紫で名前ほど大きな花ではない。花も葉も立ち上がり、花梗が高い。花は多に比べると輪が小さく花弁もふくよかではない。性質も多に比べると弱いが、十分強健である。

フレックルス V.sororia 'Fleckles':フレックルスとプリセアナの交雑起源の大輪のフレックルス型。白地にインクブルーの斑点がまんべんなく入り、実生で完全に固定している。プリセアナより花も葉も一回り小型で、花も整った花型をしている。様々な商品名で売られている。

アリスウィター V.sororia 'Alice WEitter':プリセアナとレッドジャイアントの交雑起源で、当初はタネを作らないものが知られていたが、タネを作るものが出て急激に広まった。

[栃の葉書房発行「別冊趣味の山野草・すみれを楽しむ」より]

http://rosendorfsparieshoop.blog111.fc2.com/blog-entry-316.html [八ヶ岳スミレと呼んで♪…ビオラ・ソロリア・フレックルス:薔薇街道]

http://hananouta.nomaki.jp/page_thumb179.html [花の詩ずかん:ビオラ・ソロリア]

http://430sou.web.fc2.com/deai/sororia.html [ビオラ・ソロリア(すみれ想)]

http://www.t-webcity.com/~plantdan/souhon/syousai/ha-gyou/hu/viorasororiahurekkurusu/viorasororiahurekkurusu.html [GKZ植物事典:ヴィオラ・ソロリア・フレックルス]

http://ryudesuyo2.exblog.jp/15778480/ [今日の花:ビオラ・ソロリア・フレックルス]


一関市山目字立沢のミツバツツジ(三葉躑躅) 2012年4月28日(土)

2012年05月04日 | 植物図鑑

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2012年4月28日(土)、一関市山目の342号線(厳美街道)沿いにあるイオン一関店(山目字泥田89-1)から南の一関工高の方に真っ直ぐに通っている街路やその近くの山目字立沢周辺を散策しました。

(上と下4つ)この住宅街を歩いていたら道路沿いの民家の庭に植えられていたミツバツツジ(三葉躑躅)と思われる樹木が紅紫色の花を沢山咲かせていました。画像では良くわかりませんが、トウゴクミツバツツジ(東国三葉躑躅)かもしれません。

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ミツバツツジ(三葉躑躅) ツツジ科 ツツジ属 Rhododendron dilatatum

山地に生え、高さ1~3mになる落葉低木。葉は長さ4~7cmの菱形状広卵形で、枝先に3個輪生する。若葉は内側に巻き、両面に腺毛があって粘るが、成葉は無毛。早春、葉に先立って枝先に紅紫色の花を1~3個開く。花冠は直径3~4cmの漏斗形で、深く5裂して平開する。雄しべは5個。花柱は無毛。子房には腺毛が密生する。用途:庭木。分布:本州(関東・東海・近畿地方)。

トウゴクミツバツツジ(東国三葉躑躅) ツツジ科 ツツジ属 Rhododendron wadanum

関東、中部地方の山地に多く見られる落葉低木。葉は3個輪生し、長さ3~6cmの広菱形で、裏面の主脈と葉柄には毛が密生する。葉と同時かやや早く枝先に紅紫色(花の色が淡いものもある)の花を1~3個開く。花冠は直径3~4cmの広い漏斗形で5裂する。雄しべ10個は長短があり、長いものは花冠から飛び出る。花糸は無毛。花柱の下半部に腺毛がある。分布:本州(宮城県~鈴鹿山脈)。以上[山と渓谷社発行「山渓カラー名鑑・日本の樹木」より]

http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%9F%E3%83%84%E3%83%90%E3%83%84%E3%83%84%E3%82%B8 [ミツバツツジ(Wikipedia)]

http://www.ootk.net/cgi/shikihtml/shiki_21.htm [ミツバツツジ(四季の山野草)]

http://aoki2.si.gunma-u.ac.jp/BotanicalGarden/HTMLs/mituba-tutuji.html [ミツバツツジ(三葉躑躅)]

http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%88%E3%82%A6%E3%82%B4%E3%82%AF%E3%83%9F%E3%83%84%E3%83%90%E3%83%84%E3%83%84%E3%82%B8 [トウゴクミツバツツジ(Wikipedia)]

http://tanzawa.xrea.jp/flowers/flw002.html [トウゴクミツバツツジ]

http://www.geocities.jp/greensv88/jumoku-zz-tougokumitubatutuji.htm [トウゴクミツバツツジ(樹木図鑑)]