peaの植物図鑑

草や木の花や木の実(果実)、特に山野草が好きで、デジカメを持ち歩いて撮っています。2024年3月、85歳になります。

一関市山目字才天のベニバナトチノキ(紅花栃の木) 2012年5月26日(土)

2012年05月28日 | 植物図鑑

P2640078

P2640075

P2640067

P2640064

P2640062

2012年5月26日(土)、一関市山目字才天の民家の庭に植えられているベニバナトチノキ(紅花栃の木)が、ピンク色の花を沢山咲かせていました。

http://map.goo.ne.jp/map.php?MAP=E141.7.2.030N38.55.43.010&ZM=&MT=%E4%B8%80%E9%96%A2%E5%B8%82%E3%80%80%E6%89%8D%E5%A4%A9&from=ocn_Default&SH=&sw=1 [一関市山目字才天の地図]

P2640065a

P2640068

P2640071

P2640072

P2640079a

ベニバナトチノキ(紅花栃の木) トチノキ科 トチノキ(アエスクルス)属 Aesculus×carnea

セイヨウトチノキとアカバナアメリカトチノキの雑種で、1820年頃より栽培されている。母親より小型で直幹、枝が多く広がる。花は紅色で長さ20㎝ぐらいの円錐果序につける。品種’ブリオティー’cv.Briotiiは、花つきがよく色が美しいので最近日本に普及し、公園木、街路樹として各地に植栽されている。栽培:繁殖は接木。花期:5~6月。[山と渓谷社発行「山渓カラー名鑑・園芸植物」&同「同・日本の樹木」より]

http://www.hana300.com/beniba.html [紅花栃の木(ベニバナトチノキ)]

http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%99%E3%83%8B%E3%83%90%E3%83%8A%E3%83%88%E3%83%81%E3%83%8E%E3%82%AD [ベニバナトチノキ(Wikipedia)]

http://aoki2.si.gunma-u.ac.jp/BotanicalGarden/HTMLs/benibanatotinoki.html [ベニバナトチノキ(紅花栃)]

http://www.kagiken.co.jp/new/kojimachi/hana-benibana-tochinoki_large.html [ベニバナトチノキ(紅花栃の木)]

http://www.yasashi.info/he_00028.html [ベニバナトチノキの育て方(ヤサシイエンゲイ)]

http://www.geocities.jp/ir5o_kjmt/kigi/tochiben.htm [ベニバナトチノキ(紅花栃の木)]


一関市藤沢町黄海(きのみ)のクレマチス 2012年5月27日(日)

2012年05月28日 | 植物図鑑

P2650093a

P2650090a

P2650092a

P2650095

2012年5月27日(日)、一関市博物館主催の藤沢の文化財巡りツアーに参加して藤沢町の様々な文化財を観てきました。最初に見せていただいたのは、藤沢町黄海(きのみ)字小日形にある樹高45m余、樹周7.5m、直径1.8mという町指定天然記念物のイチョウ(公孫樹/銀杏)でした。

熊谷慶二郎氏宅の前庭を通って屋敷林に生えている大木を見せていただいたのですが、庭に植えられていたクレマチスが丁度見頃を迎えていました。

P2650071a

P2650076a

(上)熊谷氏宅のすぐ近くの道路沿いにカスリン台風(昭和22年9月16日)、アイオン台風(昭和23年9月17日)、台風6号(平成14年7月11日)時の洪水位の表示塔がたてられていました。

P2650074a

(上)車道から眺めた天然記念物の大イチョウ(公孫樹/銀杏)(下)熊谷慶二郎氏宅。

P2650080a

P2650164a

P2650084a

P2650086a

P2650085a

P2650094a

P2650089a

クレマチス キンポウゲ科 クレマチス(センニンソウ)属 Clematis

クレマチスとはセンニンソウ属の学名だが、園芸界ではカザグルマやテッセン、その他の原種を交雑して育成された園芸品種の総称として使われている。このクレマチスのことをテッセンと呼ぶ人が多いが、本物のテッセンは花が小形で、6個の花弁状の萼片をもち、花柄に苞がある。クレマチスの花が大形の品種はほとんどが8個の萼片をもち、この点ではカザグルマの形質を強く受け継いでいる。花の色は白、紫、青、ピンク、赤などがある。花期は平野部では5月中旬、山間部では6月初旬。[山と渓谷社発行「山渓ポケット図鑑1・春の花」より]


一関市藤沢町の天然記念物・ガンボクエゴノキ(雁木エゴノキ) 2012年5月27日(日)

2012年05月28日 | 植物図鑑

P2650464

P2650445

P2650441

P2650443a

2012年5月27日(日)、一関市博物館主催の藤沢の文化財巡りツアーに参加して藤沢町の様々な文化財を観てきました。

岩手県指定天然記念物のガンボクエゴノキ(雁木エゴノキ)は、藤沢町の中心部から主要地方道藤沢大籠線で約6㎞。左側にある大平集落のバス停留所「作業所前」の近くに「育樹育英」と刻まれた大きな石碑がある分岐道を北東方面に約40mほど進んだ所の左側最初の家の前庭にあります。今のところ世界のどこからも同型のものは発見されていないそうで、「世界に一本のみの珍木」のようです

P2650395a

P2650428a

P2650431a

P2650434a

P2650433a

P2650436a

(下)「根が踏まれると樹木が弱るので、金網のフェンスで囲んでいる」ということでしたが、扉を開けて見せてくださいました。

P2650467a

P2650442a

P2650439a

P2650440a

P2650447a

(下)「花は6月に咲く」ということで、未だ花は咲いていませんでしたが、良く見ると普通の「エゴノキ」と同じような蕾がついていました。

P2650463a

藤沢町大籠(おおかご)のガンボクエゴノキ(雁木エゴノキ) エゴノキ科 Styrax japonica SEIBOLD et ZUCCARINI。forma zigzag SUGIMOTO(母種 エゴノキ)。Japanese Snowbell,Silver Bell。

1976(昭和51)年3月23日 岩手県の天然記念物に指定:「大籠のガンボクエゴノキ」。

所在の場所:一関市藤沢町大籠(おおかご)字沢内11番地、佐藤 勉氏宅の前庭。

1918(大正7)年頃、所有者の佐藤氏居宅の南方300mの山林で発見され、自宅の庭へ移植。博物学者の鳥羽源蔵県立岩手師範学校教諭採集標本に基づいて、小泉源一・京都大学教授が1937年新和名「ガンボクエゴノキ Styrax japonica S.et Z.var.zigzag KOIDZUMI」と命名して発表した。枝の屈曲する形状が秋の空を渡る雁行を連想させることに因む名前である。

節ごとに折れ曲がる畸形に加えて、1968年、花がすべて八重咲きであることも発見された。(故・瀬川経郎岩手県文化財保護審議会委員)。初代木は、推定樹齢100年ぐらいで、残念にも1972年衰弱枯死してしまったが、目通周80㎝、根元周112㎝、樹高6mあったという。現有木はそのヒコバエである。ヒコバエの分幹がいつごろか不明。推定樹齢:80年以上。樹高:約2m。

エゴノキは北海道から九州まで幅広く分布する落葉樹で、6月頃、枝に垂れ下がった白い花を咲かせます。材が傘のロクロに使われることから、別名は「ロクロギ」。古くから身近な樹木として親しまれています。ガンボクエゴノキの「ガンボク」とは「雁木」と書き、あたかも雁が行列をなして飛ぶがごとく、枝がギザギザして左右同じ具合にデコボコしている様子を表現したもの。大籠のエゴノキは、枝の奇形に加えて花が八重咲きという珍木で、専門家からも注目されています。現在の木は二世で、一世木は昭和43(1968)年に多量の花を咲かせた後、衰弱して、ついに1972(昭和47)年枯死してしまいました。