peaの植物図鑑

草や木の花や木の実(果実)、特に山野草が好きで、デジカメを持ち歩いて撮っています。2024年3月、85歳になります。

一関市東山町「館山公園」のカンボク(肝木)の赤い実 2015年10月23日(金)

2015年10月25日 | 植物図鑑

 

2015年10月23日(金)一関市立松川台住宅(東山町松川字台)に居住する知人を久しぶりに訪ねました。妻が積もる話をしている間、私は近くにある「館山公園」を散策しました。東側の一番高い所に植栽されているカンボク(肝木)が、真っ赤に熟した実を沢山付けていました。

(上)5~6本あったカンボク(肝木)の木が、実を付けているのは2本だけになっていました。

 カンボク(肝木)スイカズラ科 ガマズミ属 Viburnum opulus var.calvescens

 山地の湿った所に生える落葉低木~小高木で、北日本に多い。高さは2~7m。樹皮は暗灰色で、コルク層が発達して厚い。葉は対生し、長さ5~12㎝で、中程まで3つに切れ込み、中央の裂片が長く、縁には粗い鋸歯がある。花期は5~7月。直径10㎝ほどの花穂の中心部に小さな両性花が多数集まり、その周りを白い装飾花が取り巻いている。装飾花は直径2㎝ほど。果実は直径8㎜ほどの核果。9~10月に赤く熟し、葉の落ちた後も、良く残っている。分布:北海道~九州。[山と渓谷社発行「山渓ポケット図鑑1・春の花」&同「同3・秋の花」より]