peaの植物図鑑

草や木の花や木の実(果実)、特に山野草が好きで、デジカメを持ち歩いて撮っています。2024年3月、85歳になります。

一関市県立磐井・南光病院のドウダンツツジ(灯台躑躅・満天星) 2015年5月1日(金)

2015年05月02日 | 植物図鑑

2015年5月1日(金)、岩手県立磐井病院・南光病院(一関市狐禅寺)に行きました。玄関の近くに沢山植栽されているドウダンツツジ(灯台躑躅・満天星)が、壺形で白い花を沢山咲かせていました。

 ドウダンツツジ(灯台躑躅・満天星)ツツジ科 ドウダンツツジ属 Enkianthus perulatus

 山地に生える落葉低木。春は花、秋は紅葉が美しいので、各地に広く植えられている。よく枝分かれして高さ1~3㎡になる。葉は枝先に集まって互生し、長さ2~4㎝の倒披針形で、先は急に尖る。花期は4月。葉が開くのとほぼ同時に白い壺形の小さな花が枝先に数個ずつ下向きにつく。花は長さ7~8㎜。分布:本州~九州。[山と渓谷社発行「山渓ポケット図鑑1・春の花」より]

 

 


一関市大東町摺沢のカキドオシ(垣通し) 2015年4月30日(木)

2015年05月02日 | 植物図鑑

2015年4月30日(木)、一関市大東町摺沢の国道343号線(今泉街道)沿いの民家の屋敷内にヤエヤマブキ(八重山吹)が植栽されていて、八重咲きの黄花を今を盛りと沢山咲かせていましたが、その付近にカキドオシ(垣通し)が、沢山花を咲かせていました。

 

 カキドオシ(垣通し) シソ科 カキドオシ属 Glechoma hederacea var.grandis

 野原や畑、庭のすみ、藪のまわり、道ばたなど、どこにでもごく普通に見られる多年草。茎は花をつける頃には直立して高さ5~25㎝になるが、花が終わる頃には倒れ、節から根を出しながら長いつる状に延びて広がる。「垣通し」の名も垣根を通り抜けてどこまでも延びていくということからつけられた。

葉は対生し、幅2~3㎝の腎臓状の円形で、長い柄があり、縁には鈍い鋸歯がある。茎や葉を揉むと特有の匂いがする。4~5月、葉のつけ根に淡紫色の唇形花を1~3個ずつつける。花は長さ1.5~2.5㎝で、下唇には濃紫色の斑点がある。

民間薬として利用され、夜泣きやひきつけなど、幼児の疳の虫をとるのに使われたことからカントリソウ(疳取草)とも呼ばれる。分布:北海道~九州。[山と渓谷社発行「山渓ポケット図鑑1・春の花」より]

 

 


一関市大東町摺沢のヤエヤマブキ(八重山吹) 2015年34月30日(木)

2015年05月02日 | 植物図鑑

2015年4月30日(木)、一関市大東町摺沢の国道343号線(今泉街道)沿いの民家の屋敷内に植栽されているヤエヤマブキ(八重山吹)が、八重咲きの黄花を今を盛りと沢山咲かせていました。

 ヤエヤマブキ(八重山吹) バラ科 ヤマブキ属 Kerria japonica cv.Plena

ヤマブキ八重咲きの園芸品種。古くから庭などに植えられている落葉低木。高さは1.5~2mで株立ちとなり、周囲に多くの地下茎を出す。花は4月、ヤマブキより遅れて咲き始める。雄しべは弁化し、雌しべも退化しているので実はつかない。

江戸城を築いた太田道灌の有名な山吹の話に出てくる「七重八重花は咲けども山吹の実のひとつだになきぞ悲しき」の歌の山吹はヤエヤマブキのことである。用途:庭木、花材。[山と渓谷社発行「山渓カラー名鑑・日本の樹木」より]

 


一関市大東町摺沢の八重桜・関山(かんざん) 2015年4月30日(木)

2015年05月02日 | 植物図鑑

2015年4月30日(木)、一関市大東町摺沢の国道343号線(今泉街道)沿いの民家の前に植栽されている10本余の桜の木が、八重咲きの花を今を盛りと沢山咲かせていました。「関山(かんざん)」という名のサトザクラではないかと思います。

 サトザクラ 関山(かんざん)バラ科 サクラ属 Prunus lannesiana Wils.cv.Seekiyama 別名:セキヤマ

花の色が濃く華やかで、欧米でも人気のあるサトザクラ群の園芸品種。花は花弁が捻じれて丸く盛り上がっている。枝が内側に向かって弓なりに曲がるため、樹形が盃状になるのが特徴。よく似た麒麟(きりん)は花が関山よりやや小さく、樹皮にごつごつした瘤ができる。手弱女(たおやめ)は原木が京都の平野神社にある名花。楊貴妃(ようきひ)、福禄寿(ふくろくじゅ)はもと荒川堤に植えられていたサトザクラ。[山と渓谷社発行「山渓ポケット図鑑1・春の花」より]

 http://kyonohana.sakura.ne.jp/blogs/kyohana/2010/04/post-455.html [関山(カンザン):花図鑑]

 http://www.kagiken.co.jp/new/kojimachi/hana-kanzan_large.html [カンザン(関山)]

 


一関市東山町「柴宿団地」のハナカイドウ(花海棠) 2015年4月30日(木)

2015年05月02日 | 植物図鑑

2015年4月30日(木)、一関市東山町長坂の「柴宿団地」と呼ばれている住宅団地の中の民家が植栽しているハナカイドウ(花海棠)が、淡紅色の花を沢山咲かせていました。

ハナカイドウ(花海棠)バラ科 リンゴ属 Malus halliana

 紅色の華やかな花が咲くので、ミカイドウ(実海棠)に対してこの名がある。単に「カイドウ」と呼ぶときは、ハナカイドウを指すことが多い。中国で古くから栽培されている落葉低木~小高木で、日本にも中国から入ってきた。葉は互生し、楕円形または卵形。花期は4月。花柄は長く、花は垂れ下がって咲く。花の直径は3.5~5㎝で半八重。果実は直径1㎝以下。ミカイドウ(実海棠)M.micromalusの花は一重で垂れ下がらず、果実が大きい。[山と渓谷社発行「山渓ポケット図鑑1・春の花」より]