peaの植物図鑑

草や木の花や木の実(果実)、特に山野草が好きで、デジカメを持ち歩いて撮っています。2024年3月、85歳になります。

一関市「東山植物友の会」のアツモリソウ(敦盛草) 2015年5月16日(土)

2015年05月16日 | 植物図鑑

2015年5月16日(土)、一関市東山町の東山植物友の会(鈴木四郎会長、会員38人)の「第36回山野草展」(入場無料)が5/16(土)~5/17(日)の日程で、同町の松川市民センター体育館で開催されましたので観に行ってきました。会員の高齢化などで今回が最後の展示会ということでしたが、大勢の人々が見学に来ていました。アツモリソウ(敦盛草)など会員が丹精込めて育てた山野草類400点が並び、有終の美を飾っていました。

(上)地元TV局の取材を受けている鈴木四郎会長。

(下3つ)レブンアツモリソウ(礼文敦盛草)

 アツモリソウ(敦盛草)ラン科 アツモリソウ属 Cypripedium macranthum var.speciosum

山地の草原に生える30~50㎝の多年草。葉は広楕円形で互生する。茎の先に径3~5㎝の淡紅色の美しい花を下向きにつける。唇弁は袋状で大きい。和名は敦盛草で、袋状の唇弁を平敦盛が背負ったホロ(母衣・袰)に見立てたもの。花期:5~7月。分布:北海道、本州(中部地方以北)。

レブンアツモリソウ(礼文敦盛草)ラン科 アツモリソウ属 Cypripedium macranthum var.rebunense

北海道礼文島の特産で、やや湿った草地に生える。全体が小形で花は淡黄色。側花弁は広卵円形で先が短く尖り、袋状の唇弁を抱きかかえるような姿が目立ち、上品で美しい。花期:6月。[山と渓谷社発行「山渓カラー名鑑・日本の野草」より]

 

 


一関市東山町松川のカナメモチ(要黐) 2015年5月16日(土)

2015年05月16日 | 植物図鑑

2015年5月16日(土)、一関市営松川台住宅(東山町松川字台)の生け垣にはカナメモチ(要黐)が沢山使われていますが、この時期、花を咲かせているものがありました。

 カナメモチ(要黐) バラ科 カナメモチ属 Photinia glabra

 春の新芽が赤いのでアカメモチ(赤芽黐)ともいう。暖地の丘陵などに生える常緑小高木で、高さは10mほどになる。葉は互生し、長さ5~10㎝の長楕円形~狭倒卵形で、光沢がある。5~6月、直径1㎝ほどの白い小さな花が多数集まって咲く。果実は赤く熟す。生け垣によく植えられるが、最近は葉がやや大きいレッド・ロビン(セイヨウカナメモチ)が多くなってきている。分布:本州(東海地方以西)~九州。[山と渓谷社発行「山渓ポケット図鑑1・春の花」より]

 http://kawasakimidori.main.jp/webzukan/reddorobin.html [セイヨウベニカナメモチ・レッドロビン]

 http://www.sc-engei.co.jp/plant/garden_tree/cultivate/226.html [カナメモチの育て方/住友化学園芸]

 http://www.ootk.net/cgi/shikihtml/shiki_2188.htm [四季の山野草(セイヨウカナメモチ)]

 


一関市室根町「春の山野草展」のヤエリュウキンカ(八重立金花) 2015年5月9日(土)

2015年05月16日 | 植物図鑑

2015年5月9日(土)、一関市室根町の室根ふるさとセンターで、むろね山野草の会(小山仁会長、会員47人)の「春の山野草展」[5/9(土)~5/10(日)、入場無料]が開催中でしたので観に行ってきました。

会場入口には室根山の里山の風景をクマガイソウ(熊谷草)などで再現したタテ3m、ヨコ2mのディスプレーが設置されて、「望郷(ふるさと)の群舞」と名付けられていました。クマガイソウが沢山使われていて、これを見ただけでも行った甲斐があったと思いました。

2階の展示会場には、会員が丹精込めて育てた山野草200点以上が展示されていました。それらの中に1鉢だけでしたが、「八重リューキンカ」という名札をつけたものがありました。キンポウゲ科リュウキンカ属の八重立金花のようです。大輪の八重咲きで鮮やかな山吹色の花を咲かせる「R.f.’トレンウェル’ R.ficaria 'Trenwheel'」ではないかと思います。[栃の葉書房発行「別冊趣味の山野草・育てる調べる山野草2525種」より]

 八重立金花(やえりゅうきんか)キンポウゲ科 リュウキンカ属 Caltha palustris var.nipponica

 


「花と泉の公園」のボタン(牡丹)・姫御前(ひめごぜん) 2015年5月8日(金)

2015年05月16日 | 植物図鑑

2015年5月8日(金)、「花と泉の公園」(一関市花泉町老松字下宮沢159-1)のぼたん園に行ってきました。明日(5/9)から始まる「ぼたん園開園20周年・ぼたん しゃくやく祭り」[5/9(土)~6/7(日)]を前に、「混雑する前に」と思って観てきました。今回は「制限時間」が定められていたので、日本ぼたん協会指定ぼたん見本園を重点的に見て回りました。「姫御前(ひめごぜん)」という名のピンク色・千重咲きのボタンが花を沢山咲かせていました。

 ボタン(牡丹)ボタン科 ボタン属 Paeonia suffruticosa

 中国原産の落葉低木で、古い時代に日本に渡ってきた。現在は日本ボタンとして発達している。茎は直立し株立ちとなり、高さ2mぐらいになる。葉は有柄で、互生、2回羽状または2回3出葉、全縁、無毛である。茎の先端に大きな1花をつける。花径は品種によって異なるが、20~30㎝の大輪もある。一重咲き、八重咲き、花色は紅、桃、紫紅、白、黄などがあり変化の幅は広い。根の皮を薬用にする。園芸品種に’花王’、’花競’、’奇縁’、’金帝’、’黒光司’、’日照’、’連鶴’、’麟鳳’、’島大臣’、’太陽’、’玉緑’、’八千代椿’、’八重桜’などがある。花期:5月頃。栽培:繁殖は接木。[山と渓谷社発行「山渓カラー名鑑・園芸植物」より]

ボタン(牡丹)・姫御前(ひめごぜん)赤紫系、千重、中輪、中生種。[花泉町観光協会発行「花と泉の公園ぼたん園芸図鑑」より]