peaの植物図鑑

草や木の花や木の実(果実)、特に山野草が好きで、デジカメを持ち歩いて撮っています。2024年3月、85歳になります。

一関市「浦しま公園」のユズリハ(譲葉) 2015年5月1日(金)

2015年05月04日 | 植物図鑑

2015年5月1日(金)、一関市大手町にある浦しま公園に行きました。水天宮通り側の出入口に近い所に建っているにしき庵の傍にユズリハ(譲葉)の木が沢山植栽されていて、それぞれ沢山蕾をつけ、花を咲かせていました。

 ユズリハ(譲葉) トウダイグサ科 ユズリハ属 Daphniphyllum macropodum

新葉が開いてから、後を譲るように古い葉が落ちることからこの名がついた。山地に生える常緑高木で、庭や公園などにも植えられている。葉は正月飾りに使われる。高さは5~10mになる。葉は枝先に集まって互生し、長さ15~20㎝の狭長楕円形で、縁に鋸歯はなく、表面は深緑色で光沢があり、裏面は白っぽい。葉柄はふつう赤いが、緑色のものもある。花期は5~6月。葉のつけ根に長さ4~8㎝の花穂がつく。雌雄別株。

花には花弁も萼片もなく、雄花は雄しべの赤い葯が目立つ。雌花は子房が緑色であまり目立たない。果実は長さ1㎝ほどの楕円形で、秋に藍黒色に熟す。分布:本州(福島県以西)~沖縄。[山と渓谷社発行「山渓ポケット図鑑1・春の花」より]

 


一関市「愛心幼稚園」の乙女椿(おとめつばき) 2015年5月1日(金)

2015年05月04日 | 植物図鑑

2015年5月1日(金)、一関市大手町7-5にある「愛心幼稚園」の敷地内に植栽されている乙女椿(おとめつばき)と思われる椿の木が、淡桃色で千重咲きの花を沢山咲かせていました。

 乙女椿(おとめつばき) ツバキ科 カメリア(ツバキ)属 Camellia japonica cv.Otome-tsubaki

[山地]江戸、[花]淡桃色、千重、中輪 [花期]12~4月 [葉]楕円、中形、平坦、若い葉柄に微毛あり [樹]横張り性、弱い [来歴]ユキツバキ系。1829年の「本草図譜」に載る。[誠文堂新光社発行、日本ツバキ協会・編「最新日本ツバキ図鑑」より]

 

 

 


一関市「浦しま公園」のカリン(花梨)の花 2015年5月1日(金)

2015年05月04日 | 植物図鑑

2015年5月1日(金)、一関市大手町にある浦しま公園に行きました。8mほどもあるカリン(花梨)の木が、淡紅色の花を沢山咲かせていました。

 カリン(花梨)バラ科 ボケ属 Chaenomeles sinensis

中国原産の落葉小高木。高さは5~10m。樹皮は鱗片状に剥がれ、その跡が斑(まだら)模様になる。葉は互生し、長さ4~8㎝の卵形~倒卵形。花期は4~5月。花は淡紅色で直径3㎝ほど。花弁は5個。果実は大きく、長さ8~15㎝で、秋に黄色に熟し、よい香りがする。果肉はかたくて、生では食べられないので、砂糖漬けや果実酒に利用する。よく似たマルメロは果実の表面が柔らかい毛で覆われている。淡紅色の花が美しく、庭木や盆栽にも利用される。[山と渓谷社発行「山渓ポケット図鑑1・春の花」より]