弾道ミサイルに対処するイージスアショア2カ所設置案がポシャって…
イージスアショア用に購入決定済みの、
SPY-7レーダーをどげんかせんといかんとなって、
結局SPY-7乗っけたイージス艦案になった訳ですが…
1番艦が設計した三菱重工で2番艦がジャパンマリンユナイテッド。
1番艦は2027年度で2番艦は2028年度の就役を目指すそうです。
基準排水量は1万2000トン。
この艦が完成すれば日本で最大のイージス艦なわけですが、
現代の大和みたいな事を言われる方もいらっしゃるでしょうが、
実際ちょっと大きめのイージス艦というだけで、
艦の規模が大きいのは長期間弾道ミサイル防衛に従事するため、
動揺に強い設計になっているそう。
昔の大艦巨砲主義のような、
大きい方が強くてえらいみたいなものではありません。
ただ新しく大きい分128セルのVLS(ミサイル垂直発射装置)や、
それまでのイージス艦に搭載されなかった、
最新の12式SSM能力向上型にトマホーク巡航ミサイル。
そして現段階ではどこまで開発が進んでいるのかは分かりませんが、
ドローンによる飽和攻撃に対処する高出力レーザーも載るそうです。
とはいえこの艦以降の新型艦にそれらの装備は順次搭載されるでしょうから、
このSPY-7レーダー搭載イージス艦が特別なわけではないと思います。
艦名もなに型に命名されるのかは分かりませんが、
2隻だけの弾道ミサイル防衛をメインとするイージス艦。
イージス艦は本来艦隊防空を担う艦船。
他のイージス艦が主とした本来の運用に専念できると良いですね。
イージス・システム搭載艦 イメージ
防衛省から9月18日公表された図を見ると、
SPY-7レーダーは艦橋の上の配置になっていて、
今までのイージス艦ともがみ型をミックスしたようなルックスですね。
今後こんごう型もこんな形になるのでしょうか、
それともやっぱり米国のアーレイバーク級みたいになるのでしょうか。
画像はすべて防衛省HP イージス・システム搭載艦の建造契約締結について より