最悪の結果になってしまった、イスラム過激派組織による邦人人質事件。
さらにヨルダン軍パイロットも生きたまま焼殺されたことが判りました…。
謹んでご冥福をお祈り致します。
口にも言葉にもしたくないので、イスラム国とは言いたくありません。
イスラム過激派組織でいいでしょう。
安倍首相は、
「海外で邦人が危害にあったとき、自衛隊が救出できるための法整備をしっかりする」
と発言したそうですが、
私は自衛隊に邦人救出は出来なくていいと思っています。
法整備がどうのこうのではなく、
状況にもよりますが、
数人の命を救うためにそれ以上の犠牲がでるかもしれない事。
派遣先の政府とは話が付いても、
その国民が軍事力を行使する日本や自衛隊に対する悪いイメージが付いてしまう事。
情報収集能力が桁違いのアメリカでさえ、人質救出作戦を失敗するるのですから…。
猶予まで数日間あったとしても、その数日間で作戦立案可能でしょうか？
でも…もし救出に行くとなると特殊作戦群になるのでしょう。
今後、救出できるための法整備が進かもしれませんが…。
人質の命も大切ですが、救出作戦を行う自衛隊員の方の命も同じ。
やっぱり私は自衛隊が好きだから、自衛隊員の血が流されてほしくないのです。
時代にそぐわない勝手な考え方を押しつけ、虐殺や処刑をくり返すイスラム過激派組織。
安倍首相の
「テロリストたちを絶対に許さない。その罪を償わさせるために、国際社会と連携していく」
とコメントがありましたが、
イスラム過激派組織の資金源を絶つ方向で、連携していただきたいと思っています。
悲しいネット動画や、修正された報道が流れる中、
自衛官の未来の結末は、偏向報道などに流される
凡庸な国民性の世論が決めることになるでしょう。
日本や自衛隊、防衛産業に対する悪いイメージは既についているかと。
昨年のユーロサトリの件で、株式総会では揉めていました。
法的には武器装備品の輸出は可能になりましたが、投資家たちに
とっての意見として、お国のためではなく死の商人となりたくないと。
私は反社会的な考えという意味ではなく、平成の恩恵を受けて育ちましたが、
昭和末期のような国家経済の恩寵を直接的に受けた感じはほとんどありません。
ボンビーでしたから(苦笑)
給料よりも、各種のモニター収入の総額のほうが上回りましたし(笑)、
その他キャピタルゲインでの利益を運用しなければ厳しい世代です。
年明けからトマ・ピケティ氏の21世紀の資本に共鳴する方も増えました。
悲しいことですが、私たち日本の国民性や人間の本性の結果として、
誰かが行動を起こさせ、誰かが人柱になることは避けられないと思われます。
ですから、自衛官として服務の宣誓のとおり公務を粛々と
全うせよと、日本の防衛に関心を持たない凡庸なる人々は、
世論に流され割り切ることでしょう。とても悲しいですね。
矛盾しているかもしれませんが、
国防に従事しているからこそ無駄に命を落としてほしくありません。
武器輸出に関しては、自衛隊で使うために作られたものが海外で使われるのには、そう抵抗はありません。
輸出目的で武器が作られるのであれば、それは立派な死の商人かと…。
ヨルダンでは世論が報復の方向に向かっていますが、
今のところそうなっていない日本に、ちょっとですが希望を持っています。