本棚の裏の小部屋

大人の広汎性発達障害の
確定診断を受ける前も受けた後も
相変わらず冴えない日々を送っています

まだまだ緊急事態

2011-03-15 | 日記
電気は復旧したものの、
水道は依然としてストップしたままだ。

仙台市長のコメントで水道・ガス全面復旧には
1ヶ月以上かかるとかいう新聞記事を読んで冗談かなと思った。

地震直後にバスタブ一杯に溜めた水が
そろそろ底をつきそうだったので今日は川へ水汲みに出掛けました。

「川へ水を汲みに出掛けました」

↑現代の言葉に聞こえないでしょう。でもそれが今の現実なんです。
給水所もありますが、いつ切れるか分からない状態で前回夫が6時間並んだので
トイレ用の分なら何でも構わないと考え、手っ取り早く近くの川へ補給しに行った訳です。

ガソリンスタンドや、
開いているお店には長蛇の列が出来て道路はどこも渋滞。
トム・クルーズ主演の 『宇宙戦争』 という映画でも描写されていましたが、
これ程までいとも簡単に、日常から非日常へ変貌する事に愕然としてしまいます。

それでも今はまだ、混乱している中でも
皆努めて冷静な行動を(無意識にも)心掛けており、
人の尊厳を失っていない状態を保っているので救われますが、
状況が悪化すれば 「パニック」 になる可能性があるというのは本当に恐ろしい事です。

食料品、日用品、我が家はたまたま買い足していましたが、それももう残り少なく、
寒い中、子連れで買い物に並んで体力を消耗するのはあと数日は避けたい所なのですが。
うちの子は風邪を引くとすぐ中耳炎になるので、今は絶対に風邪を引かせられません。

同じ災害に遭いながらも
地震の翌日にはすぐ電気・水道が復旧している住宅地があり、
一方で1000人という甚大な数の水死者の遺体が打ち上げられていたりします。
何て不公平なのだろうと、そんな事を思うのはおかしいのですが不意に考えてしまいました。