本棚の裏の小部屋

大人の広汎性発達障害の
確定診断を受ける前も受けた後も
相変わらず冴えない日々を送っています

似ていた

2010-06-07 | メンタル
『た○してガッテン』の本に、先日自分に起きた事と
とてもよく似ていた記事があったので本当はいけないのですが転載します。

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家族で夕食中のひとときでした。突然の激しい痛みがAさんを襲ったのです。
「一瞬のうちに痛みとこわばりが体中に広がって、いっせいに悲鳴をあげた感じ。
わけがわからないままただ苦しくて、のどがつまって息も吸えなくて」。
救急車に乗ったときは、このまま死ぬの?という恐怖でいっぱいだったそうです。

ところがその苦しさは、病院につく前に徐々におさまっていったのです。
念のため心電図をとりましたが、゛とくに異常なし゛。そのまま帰宅となりました。

「運ばれたときの緊迫した状況とはうってかわって、帰りはトボーッとタクシーの中。
医者にまで見捨てられたような気分で、途方にくれていました」

3日後、あらためて心臓を調べてもらったものの、やはり何も見つかりません。
納得がいかないAさんは、半年もかけて同じ病院の内科、耳鼻咽喉科、
脳外科などを受診し、さまざまな検査を受けました。でも、結果は同じ。
にもかかわらず、発作はその合間にもひんぱんに起こっていたのです、
病院に行く途中で苦しくなって、予約をキャンセルしたこともありました。

「絶対おかしい。きっと何万人に一人の難病に違いないと思い始めていました」

じつは医師や夫からは、精神科の受診をすすめられたこともあったそうです。
けれどAさんは、「まさか!って感じ。そんなことあるわけないじゃんって、
絶対の自信があったんです。自分は、明るくて強い人間だと思っていたから・・・・・・」

最終的に精神科を受診したのも、この病院はもうやめて、
別の病院に行こうと決心したからだったというAさん。
ところが、その精神科で初めて診断が下ったのです。病名は 「パニック障害」。

「パニック障害?私が心の病気?それはない、それだけはやめてくれ、と」

あまりにも意外な結果への驚きと、ようやく診断がついた安堵感の両方で、
それまで張りつめていた気持ちが切れたかのように、Aさんはポロポロと泣いてしまいました。
そんなAさんに、精神科の先生は 「よく来たね」 とやさしく声をかけてくれました。
先生は、「パニック障害は心の病気というより、起きてしまった発作を脳が記憶してしまう、
クセみたいなもの」 と説明してくれたのです。

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これの記事を読んで、
自分の時と凄く似ているなあと感じました。

急な身体の変調の様子や、
救急車を呼んでしまった所や、
このまま死ぬのかと本気で感じた所などが。

実際我が身に起こった時ですら
自分で理解し難かったので、他人からすればもっとでしょう。

Aさんはその後も度々発作が起きていたそうですが、
投薬治療や認知行動療法により、今では仕事や生活にも支障が無いようです。

私の場合、大きな発作は一度きりで、
薬の副作用やその時の体調や何やらが引き金になっていたと思うし、
主治医の先生からも 「パニック発作かどうかは判断がつかない」 と話をされたので、

後は夫にもよく声掛けをして貰いつつ、
自分でこの状況に 「はまらないように、はまらないように・・・」 と留意し生活しています。

「違う違う、パニック障害じゃないから」
「もう起きないから」 「起きても死なないから」 「大丈夫、大丈夫」 などと言い聞かせつつ。