日々の生活にみる驚きの中国

単身赴任中の中国(大連)で日々発生する“驚き”を強引かつ身勝手な比較文化で紹介。

くだらない面子意識

2009年05月13日 | 比較文化
中国では“相手の面子”を保つ事が重要と教えられる。食事に誘われたら、誘った方が払う。日本人だから、上司だから私が払うと主張すると、『面子がない』となるわけだ。

また、会社で部下に対して注意、叱ったりする場合は、人の前でやってはならない・・・・とはいえ、叱る瞬間は場面場面で発生する。いちいち場所を変えてやれるものではない。

同僚が、若い女の子の部下を叱った際、その内容よりも面子をつぶされたと腹を立てているらしい。その子は部下がいるわけでもない。実に馬鹿らしい。部下を持つ役職者ならば、まだわからないでもないが・・・やってられない。そんなことに気を使って叱るほどこちらも余裕はない。

叱ったその内容よりも面子という問題にすんなり切り替えている。ずるがしこいとしか言いようがない。これは面子を保つではなく、問題をすりかえる手段ではないか思う。

いずれにしろ、私はそこまで気は使えないし、こそくな手には乗らない。