日々の生活にみる驚きの中国

単身赴任中の中国(大連)で日々発生する“驚き”を強引かつ身勝手な比較文化で紹介。

暖房費にみる公平感

2010年10月21日 | 比較文化
大連は冬に向かって一直線。中国独特の表現で、『今年は千年に一度の寒さ』と言われている。これが10年でもぞっとするのだが、せいぜい2~3年ではと現時点では半信半疑・・・・いかにも中国らしい。

大連の都市暖房は毎年11月15日を基準日としてスタートする。期間は翌年3月まで。暖房がスタートするまでの期間一番寒い思いをする。暖房費はあくまでも個人払い。ただ、会社は70%(?)以上の補助が義務付けられており、結局は会社負担となる。 各社規定があり、面積の上限、補助率、支払い方法等を定め、社員に支払うことになる。 

いつも思うのだが、この暖房費、国民に公平か?? 
まず、レベル以上の人は広い部屋で暖房費も高いはず・・・(会社は上限を設けているが)余裕がある人、自分たちの都合により広い部屋を購入した人に会社が従わなければならないのか? それと、都市暖房が届いていない田舎の人は? 

会社に支払義務があるのは悪までも都市暖房。暖房費そのものではない。都市暖房費を確実に回収(支払わせる)ため、会社に補助を強制している。つまり田舎の人の暖房費はその範囲外、『俺は知らん』となる。 会社は同じ社員間でそうもいかないので、田舎の人にも会社規定で対応するのだが、やはり大きな不公平は残るのだ。

今年の暖房費が発表になった。実際の暖房費は、昨年は 23元/㎡  今年は 28元/㎡  やはり値上がりだ。 ここからが・・・・いい加減にしてくれの内容。 “今年の1月に遡って・・・・” ???  どうやって遡るのだろうか? その期間の暖房費は、昨年11月までに各人支払い済み。もちろん暖房も完了している。 差額を今年払えということか? みんな同じ場所に住んでいるはずもない。引越しもしただろう。どう回収するのか? 誰が払う?? 払う人、払わない人・・・会社は払っても個人が払うとは思えない。




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