日々の生活にみる驚きの中国

単身赴任中の中国(大連)で日々発生する“驚き”を強引かつ身勝手な比較文化で紹介。

中国ビジネスのネック

2009年06月02日 | 比較文化
世界中元気がない中で、ペースダウンしたと言えども、中国はまだ成長を続けている。従来日本、他国への輸出を中心とした多くの企業が、販路を求め現地販売へと方向展開を始めている。

しかし、ここで問題になるのが、代金回収。中国では『支払わないのが優秀な経営者』と言われるほど、きちんと支払わない国。なぜか・・・ 所詮、これまで国営企業しかなかった国、払おうと、払うまいと一国の財布は同じだ。この習慣は未だしっかり残っている。

例えば、日系企業が中国に進出し、その取引先は日系企業、あっても他国籍企業というのがある意味王道。中国企業との取引は大変だ。

今日のメルマガで、中国市場を相手に15年のキャリアをもつ“高見沢”様の話が紹介されていた。売り上げの10%~15%の代金回収は、マンション、車・・・・現物回収ということだ。(領収書はどうなるの?) これはこれは・・・経理マンとしてはたまらない。回収したものを販売して現金化しなくてはいけない。経理=営業だ。それも分野を問わず。何が来るかわからない。

ではどうする?何と、相当する金額の未払金を残して、現物で支払う・・・なるほど 物々交換か・・・

コラムの中で、『考え方の違いで戸惑うことは?』ということで、やはりでた。私のテーマ“性善説”の話。もちろん性悪説。はっきり言われていたが、『盗難防止にかける仕事量はかなりの割合になる』

やはり来たかと納得する反面、うんざりする。今後も、理想を求めるべきか、妥協すべきか・・・正直、結論は明らかだ。(やっとそう思えるようになった。)ただ、まだ諦めたくない。これがある意味“中国は疲れる”となるのか。

これでいいのか?中国ビジネスを世界がまともに相手にするのだろうか?

中国は成長してるの?疑問に思う。





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