京都 洛北の時計師 修理日記

時計修理工房「ヌーベル・パスティーシュ」京都の洛北に展開する時計修理物語。
夜久野高原で営業再開しました。

時計師の京都時間「京の不思議」

2016-09-27 09:20:05 | 時計修理

9月27日仏滅の火曜日まもなく朔日も来る気を引き締めて開店準備。
明日はお休みのクリティカル27です。

京都の不思議?
田舎町なのに若者がいっぱいいる。
交通アクセスも使えない不便な市バスが排気ガスをいっぱい出して走り回る。
地下鉄を利用しようとしても乗車料金が異常に高い。

東京から遊びに来る友人たちが一堂にびっくりするのが大学間の交流が不便になった事です。
京大から同志社・田辺校舎へ往復するだけで2000円程の出費。若者の財布につらい町なのだ。
環境問題に取り組むため大学が集中する今出川通りの路面電車復活運動も潰れた。
不動産、コンビニ業者などの利益団体の反対であっさりつぶれた。違法駐車ができなくなるので売り上げが減る。
烏丸今出川西側の渋滞問題と加茂の流れ、比叡山の長年の問題では渋滞問題だけ残った。
歩行者と自転車、コンビニトラックのバトルで事故が繰り返される。それに観光客が加わった。

秋の行楽シーズンでは京都市民は屋外に出ない不思議。
「他府県からの並んだ車を見学するだけではしゃ~ないね!」
表に出ると渋滞に巻き込まれるので10月の8,9,10の3連休は自然と外出禁止令が発動されます。
地下鉄で四条まで往復するだけで500円超の通行料を巻き上げられる。
「パーク&バスライド」もバスが亀の子状態で動かない無駄な政策でした。

秋の行楽シーズンで五条通りを烏丸から出発して西京区の桂病院に行くまで2時間かかった。
せめて今出川通りだけでも車を持たない学生の利便を考えたが大人たちがつぶした。
「悪貨が良貨を駆逐した」構造になる。

それに対し日経新聞の記事では各地方が環境保護のためにLRTの導入を検討しているそうです。つんぼ桟敷、時代遅れの京都なのだ。
「どこが京都議定書の街だ。はずかしいわ!」と渋滞の中で叫ぶ!

堀川通りはスクリーンの通勤社員で満員。千本通りは立命館、佛教大学の学生の通学弱者は毎日のような満員の苦痛をホッタラカシ!どうせ4年で消えるのだ。
若者に冷たい街だとつくづく思う。

大学を卒業して各地方に戻るとこの人たちが一瞬に「祟神」に変わる。
「4年間の恨みはらさでおくべきか~!」と私や名古屋・福岡のMKタクシーさんに八つ当たりされるのでびっくりします。「京都のタクシーだけには乗らない!」と意地を張る。

 「京都で送った4年間のいい思い出がある」と錯覚した仲間も京都へ戻るたびに「昔のいけずを想い出して怒りがこみあげてくる。」という。

「今では授業料も高いし、アパートもデフレ関係なくぼったくりで高止まり、バス・地下鉄は中国人の観光客いっぱいで使えないし京都のどこがええのや!」と宴会終了間際になって騒ぎ出すのでした。

10月22日は時代祭り、夜は鞍馬の火祭で祟り神さんがいっぱい戻ってくる。
8,9,10日には岡崎で学生のイベントがあります。
せめて46系統のバスで上賀茂神社行と岡崎行を乗り間違えないようにお祈りしましょ!

写真はティファニー。
ニューヨークの老舗?雑貨屋さんの時計。そうやって見ると優れています。
ロレックスなど時計メーカー、カルティエなど宝飾店の混同するからトラブルも多い。
世界で一番のセレクトショップなのだ。
セレクトショップなので中には数年で金メッキがはがれるのでクレームもある。ロレックス、オメガのダブルネームモデルが有名になったが普通のメーカー製のモデルもあった。

時計のバイヤーの仕事にみなさん焦がれるが実態はやくざ、チンピラのクレーム処理の毎日です。
一度でも引くと付け込まれるので絶対に引くことができない仕事。ストレスがたまります。
全国の店舗の中でも気の弱い店長がいる店には毎月のように出かけていく。定期券が買えるぞ~!

新幹線の車窓から通り過ぎる東寺を見ながらため息をついていたころを思い出す。
「いつかは京都にもどろう!」とあこがれていた自分が懐かしい。
そのような思いをしている人に少しでも良い京都を見せてあげたいものです。

10月9日は宴会の予定。
「昔あったお店で今はない四条河原町下がった焼鳥屋さんテイストと同じ店に連れていいけ!」とのややこしいリクエストです。困った!

「千本通りが京都市内で一番の繁華街」と信じている私たち。千本に行けない貧乏生活なので四条に繰り出した。
高島時計の向かい側にあった焼鳥屋のオヤジさんにもう一度会いたいと思う仲間が多い。
京都は不思議な街なのだ。











コメント
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