京都 洛北の時計師 修理日記

時計修理工房「ヌーベル・パスティーシュ」京都の洛北に展開する時計修理物語。
夜久野高原で営業再開しました。

時計師の京都時間「結界の時間」

2016-09-20 09:31:34 | 時計修理

9月20日火曜日。
昨日はとっととコンサートに出かけてしまいました。
ご来店された皆様にはご迷惑をおかけして申し訳ございませんでした。
午後から自転車でころんでも5分!会場は京都コンサートホール。

「墨染交響楽団」10周年記念コンサートに行ってきた!
伏見区に住む人にとって誇らしい楽団だそうです。
10年の歳月の中で1回目に出演した知人はOBになっていましたが若手の演奏家が素晴らしい演奏を聞かせてくれました。

「工房も10周年!楽団も10年お互い大変な10年でした」と一人で感涙にふけっていました。1回目のモーツアルト40番の素晴らしい演奏を思い出しながらコンサート会場に向かいます。

演奏会は前評判通り素晴らしい内容で歴代のコンサートの中でも思い出に残るほど。
前評判とは「墨染交響楽団のメンバーが京都美人の集団!技術も確かです。行かないと損をしますよ~。」と楽団を知っている人が勧めます。
 事実、和やかな平安美人から伏見稲荷の狐さんが化けたような美人まで京都美人の変遷を見るよう。
演奏は開始前のプレ・コンサートの時点で圧倒されます。
伏見に住む人たちの自慢になるのが納得の2時間でした。

10年前の再現モーツアルト40番が素晴らしい!難しレガート・スタカートも見事にそろったストリングスには感動、いったいどれほど練習したのか信じられない。あっという間に終わった。
演目最後のサン・サン3(サンサーンス交響曲3番オルガン付き)
これはパーカッションの独壇場でした。太鼓一つでぴったりとそろう見本のような演奏。
ピアノが心配なこの曲も奇跡的なノーミス。
とてもアマチュアの演奏会とは思えないほどです。
アンコールのラデツキーではうれしくて涙が出てしまいました。

先日のNHK・Eテレの大阪フィルの元気のないベートーベン演奏を聴いたあとだけにその差にびっくり!プロは頑張らないとね~?

東京から京都へ定年移住希望の仲間がふえてきた。
京町家の歴史保存は東京や首都圏からの移住にかかっている部分もある。
文化の違いの違和感を簡易に理解するのには住むのが一番!

今回も自慢のコンテンツが一つ増えました。おこしやす~!です。
京都の音楽事情は京響を頂点に今は絶好調でしょう。チケットが確保できないことが多い程です。
また音楽大学を卒業した学生などの音楽家も多い。チェロなど音楽教室の教師もレベルが高いのも特徴です。
70歳からチェロを始めた女性もいたり、京都の大学に入ったので4年間がもったいないので楽器を始める人も多い。
当然のように琴、三絃など和楽器は本場の京都。歩いて教室に通える街なのだ。

今日は台風!
市内は結界に守られているので自然災害には大丈夫。今日もいつも通り工房にやってきました。
それでも京町屋では鬼門と裏鬼門にはしっかりと厄除けされています。

また災害には敏感な街です。応仁の乱、どんと焼けの戦乱の歴史がある。
町内会長をやった折に代々継がれる御土器など、いざというときに運べるように大きなつづらに整理されていました。
木箱なので水に浮くし一人で何とか持ち運べる重さでした。

今日は台風!
気を抜かないですごしましょうね~。
明日21日は弘法市!
ちょっと顔を出して午前中には工房に入ります。ご利用くだされ~ブログはお休みです!











コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする