京都 洛北の時計師 修理日記

時計修理工房「ヌーベル・パスティーシュ」京都の洛北に展開する時計修理物語。
夜久野高原で営業再開しました。

時計師の京都時間「冷たい時間」

2016-09-18 10:29:51 | 時計修理

9月18日日曜日。
先勝、明日は敬老の日なので工房は午後からお休み!

今朝も市バス46系統にも迷子ちゃんが乗っていました。
 遅れてきたバスに乗ってみると明らかにいつもの顔ぶれとは違うひとがいます。一人ひとりに「あなたは岡崎方面に行かれるのではないですか?」と聞くわけにもいかない。
バスは進行して途中の二条あたりで自分の間違いに気が付いて降りる人が続々といてお気の毒でした。
連休中の岡崎周辺でこの二日間大きなイベントがあるので十分予測できる迷子ちゃんです。
バスの運転手さんが岡崎を通ってくるのでこのイベントはわかりそうなものだがそこは京都人。「知らんけど~!」の態度でした。
運転手さんは安全に正確に乗客を無事に下すまでの責務だけなのだ。

この不親切から派生した無駄な迷子時間になんともいえない悲しい気分になる。
せめて忙しい運転手に代わり車内のアナウンスで「このバスは上賀茂神社行きです。お乗り間違いに気をつけてください」くらいほしものだ。
ネットの岡崎までのアクセス案内では46系統に乗れ!とだけの表記。このような迷子ちゃんたちは今後も起こりうる。
 観光客を呼び込むだけ呼び込んであとはほっぽりだしてしまうのでした。
ヨロズ京都のバスは気をつけよ!
質より量を優先したアバウトな観光誘致策にはこのような事故も起こります。

写真はオリエント時計のオリエントスター手巻きが出始めたころの美しいモデルです。
バイヤー時代にオリエントさんと交渉する際に必ず身に着けていました。
今後の商談で交渉するならセイコー・エプソンが作るナイキ辺りになるのかね~?ちょっと悲しい。

先日の中秋の名月。かぐや姫が月に旅立って1200年くらいになるのか?
「どうやらあの話は実話らしいぞ!」とひそかに語り継がれるお話です。
最古のSF宇宙人物の小説でもあり日本で初めてコピー商品が出た物語でした。
「仏の御石の鉢」「蓬莱の玉の枝」「火ネズミの革衣」この3点がコピー商品でした。
元祖パチもん!
パチもんの元祖は大阪ではなくて京都だったのだ!
絶対火が付かないはずの「火ネズミの革衣」に火をつけて検証したかぐや姫はコピー嫌いで意地悪な京都人そのものでした。

可哀想な「龍の首の玉」を探しに外洋にでた人は失敗!盲目になっり寂しく帰国した。「燕が生んだ子安貝」を取りに行った人は屋根の梯子から落ちて死亡!

私も外洋に時計を作りに出て行ったが失敗!
また、ある時は頂上を目指したが途中で仲間から「はしご」を外され失敗!失敗連続時計師なのじゃ~。

ちなみに私がかぐや姫なら何を頼むか?
「パテック・フィリップ、カラトラバ文句なしでしょう。」ジェラルド・ジェンタ思い出の一品「!オーディマピゲ・ロイヤルオーク」も外せない!
リシュモングループから空飛ぶ「カルティエ・サントス」がほしい。
ロレックスさんにはバイヤー時代に儲けさてもらったので「チェリーニ手巻き」
日本人で機械式時計を選ぶなら「グランドセイコー9S55]くらいかな~?
「ロンジン・リンドバーグ」モデルもいいね!ほしいものだらけだ。

皆さんもかぐや姫になったつもりで高島屋さんの「大阪ミナミ時計専門館」夢の世界に行って楽しみましょうね~!
「夢を見るのはタダやで~!」大阪人が言う「命の次に大切なお金」で何を買っているのかお店で見てみたいものです。
明日は午後から工房はお休み!
帰りに大丸さんに寄ってオリエントスターを見てきましょうね~。









コメント
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