京都 洛北の時計師 修理日記

時計修理工房「ヌーベル・パスティーシュ」京都の洛北に展開する時計修理物語。
夜久野高原で営業再開しました。

時計師の京都時間「義理の時間」

2016-09-02 09:33:15 | 時計修理

9月2日金曜日。
今朝の京都の気温28度。無残で残酷な気温が続きます。
四条通りで毎日のように悲劇が繰り返される。

今朝も片手に缶コーヒー、もう片手で菓子パンを食ってよれよれTシャツの40過ぎの中年男が目の前を通り過ぎた。
観光客か?西陣には見かけない悲惨な光景です。
質より量を求めた京都の観光行政の結果がこれ!
「京都にきんといて~とっとと大阪に行って~!」

京都人はアメリカ人が嫌いな人が多い。よく見かける夏、素っ裸寸前のよれよれの格好で料亭に入ろうとする汗臭い人たちです。
「下着姿で入ってこんといて!」と追い出されるのが通例ですが追い出す理由の説明にエネルギーを使う。

腕にへたくそな入れ墨を彫り込んでいたり、錦市場で食べ歩きをして風情を破壊する。
 狭い路地で地面に座り込んでいるのをよく見かけます。

「義理」の言葉がない土地からの京都への入国禁止!にしたいね~。
義理の「義」の意味は「我を美しく」「理」はことわり。なので自分を常に美しく保つ方法。
他人から汚く見えて迷惑をかけても平気な文化の国からの客は京都の風景にそぐわない。

当初は質より量を優先して観光客を増加したことはまず成功。次は質のアップを考えたいもの、市条例で路上での飲食禁止!を決めてほしいものです。
フランスに留学する人はまず語学学校に在籍する義務がある。京都も同じように日本語学校や茶道教室で1年間京都文化を学んだ後に入国許可を出したいね~。
日本の子供たちがアメリカ人のマネをして困りますよ~。そのうち西陣の子供たちみんながトランプに変わったらどうするのだ!

写真は「スウオッチ」基本使い捨て時計。ベルトの交換や修理の依頼があるが残念!使い捨てです。
デザインの力だけで世界中でヒットした時計です。
「逆立ちしてもヨーロッパのデザイナーに勝てない!」スウォッチが電池交換に来るたびにがっくり来ます。
電池交換の際に裏蓋はコインで開けられます。
使用電池の特徴は電池の中でも高価な電池が採用されているモデルが多い。
ヨドバシやビックにほとんどの種類の在庫があるので自分でも購入して電池交換ができます。
ただ、地下鉄の京都駅までの往復料金や電池料金を合算すると工房の1000円の料金でやったほうが安く上がることに気が付く。
そこでこの地域に住む人は2度目の電池交換から工房利用になる。

ところがアメリカ人はこれに不満なのだ。電池交換に1000円もするなんて!新しい時計が買えるじゃないか~!と怒る。
いい大人がお店で怒りまくる光景を見てきた。時計店なのに汚いマック片手でクレームを言いに入ってくる。このパターンのクレーム処理に結構な時間がかかるのが厄介でした。

そんなことを思い出しながらむしゃむしゃと飲み食いしながら歩く中年オヤジ。是非!景観破壊に市条例で3000円ほど罰金をかけてほしいものだね~。
残暑は続きます。「義理」を果たして秋に向かいましょう。見苦しい中年オヤジにならないよう気を付けましょうね!








コメント
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