京都 洛北の時計師 修理日記

時計修理工房「ヌーベル・パスティーシュ」京都の洛北に展開する時計修理物語。
夜久野高原で営業再開しました。

時計師の京都時間「プチミラクル京都」

2016-09-23 09:26:38 | 時計修理

9月23日金曜日。
飛び石連休の連続で人も時計も調子が悪くなる日々が続きます。
昨日の京都は結婚式の集中日でした。

宇治の宇治上神社に行った家族がプチ・ミラクルに遭遇した!
近年、神社で結婚式を挙げるカップルが増えました。
京都では神社がランドマークでもあり、いつでも二人の船出の場所に戻れるので便利なのが受けているようです。
「神社での挙式はあり!」の京。
式も終わりあいにくの小雨混じりの中、両家がそろって屋外で記念撮影。
「あ~あこんなあいにくの天気に可哀想にね~!」
皆さんそろったところで空からいきなりお日様が顔を出した。
これには世界遺産に観光に来た人たちもびっくり!
ご都合主義のお天気の神様も粋な計らいをやってくれます。

昨夜の8時過ぎの新しくできたコンビニまでちょっとビールを買いに行く。出かける前は雨は上がっていたがコンビニから帰る瞬間土砂降りの雨が降ってきた!

また、夏の間工房の冷蔵庫が故障してただの庫になっていました。役に立たないので電源を切ってコンセントをほかの電気製品につなげていた。昨日、冷蔵庫の探し物で暗いのでコンセントを差し込むとなんと復活!真夏にさぼっていただけの冷蔵庫だ。
阪神の藤波のようなシーズン中は使えない冷蔵庫の奇跡でした。

私は時計屋です。度々ミラクルに出会う。悪いほうに奇跡が起きる。
飛行機の出発直前に突然時計が止まる!まだ時間の余裕があると決め込んでのんびりしていたら時計が止まっていました。
危なく乗り遅れるところ、なんじゃこりゃ~。結構パニック状態になるものですよ~。今までに自動巻とクオーツの止まりを二度経験した。
これに懲りて出張の際は必ず2つの時計を持っていく。昔はよく時計が壊れていた時代に育ったがこれにはびっくりだ。

京都の不思議。今週はお彼岸だ。あの世とこの世の境がなくなる毎日です。
ふとした時間の差が後々大きく人生を左右することもある。
「ヨロズ9月の時計に気をつけよ!」

写真の時計カルティエ。電池交換1000円。前回の電池交換時に技術者がネジを接着剤で留めてた。時計の裏蓋ネジに接着剤は使わないようにしましょうね!ドライヤーの熱風で接着剤をなんとか溶かして開けた。
逆にベルトの調整後には接着剤をつけます。間違わないようにしましょうね!

新聞報道でリシュモングループが秋の値引き。円高修正をやってくれるようです。ありがたい!
最近は並行輸入やネット販売のおかげで欧米との価格差がせまってきたようです。値引きは歓迎!
ブライトリングのように国際価格を出しているメーカーもあるが一般にはまだまだ2割程度の差はある。

もう一枚の写真はロンジン。落下事故で針取れ。3ピース構造のケースになっています。これはガラスを割らないように風防を開けて、針を抜いて裏蓋を外した後、機械を取りだす作業になった。
結果、機械不良で修理見送りになりました。ロンジンの針が落ちるほどのショックでムーブメントも故障です。30分ほどの作業時間が無駄になる見積もり無料の悲劇時間でした。

日本で「時計とピザ」の値段はクレージーだ。
以前、イタリヤ人が居酒屋でピザ一枚に3000円も出す日本の国民性に怒りまくっていた。
「日本のお好み焼きが800円で同じ材料のピザの価格設定がその二倍では美味しいピザが日本で普及しない!」と理不尽な価格に怒っていたのです。貧乏イタリヤ人が日本でピザを食べられない悲劇!
これから涼しくなるとアツアツのピザがおいしい季節になる。
美味しいピザには恵比寿ビールが似合いますね!

コンビニからずぶぬれになって食べたピザと限定恵比寿ビールは格別な味でした。
プチ・ミラ食える!時間でした。









コメント
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