パッキーの多言語日記(ヒッポファミリークラブ板橋)

多言語活動、ヒッポファミリークラブで体験する面白い話や、小ネタをきままにつづっています。

暑い夏の受け入れ

2018年07月25日 | ヒッポファミリークラブ

ミンガラーバー

毎日激熱の日々ですが、ヒッポでは交流シーズン真っ盛り。

そして先日の週末には、JICAと韓国群山の高校生の受け入れコラボ企画がありました。

 

ウガンダ、ミャンマー、ベトナム、フィリピン、タイ バングラデシュなどなど各国の研修生と

10名の韓国高校生が池袋地域にやってきました。

そして我家には2名のでかい韓国高校生がホームステイ。

 

体はでかくてもやっぱり高校生。初めての日本にすっごく嬉しそうで

着いたとたんに、「へいえーーふぁいすとたいむ」みたいなことを言っていたので???と

思いましたが、ヒッポCDそのこちゃんの タイトル 「ひっぽへ へいえなどり」 の 「へいえーー」とわかり

生 へいえ に感動.  

とにかく、日本というより、海外が初めて。

 

しかも全寮制の生活で

朝起きて勉強して、食堂で朝ご飯食べて、授業出て、食堂で昼ご飯食べて 授業出て、夕方また勉強して 食堂で夕飯食べて、

勉強して寝るという生活で 彼曰く 「プリズン」と言ってましたんで

我家での、日本での生活はまさに天国だったことでしょう。

 

ドラッグストアやら、秋葉原で大量買い物もして、楽しい時間をすごしました。

で、2泊3日があっという間に終わり、また来てねーーと挨拶を交わして笑顔で帰ろうとした瞬間

ない ない、 ない と H君の方が ほぼ泣きそうな状態で急に訴えてきました。

 

やっぱりかーー

この団体は年に2回来ていますが、大体何事もなく終わるはずのないこの学校の受け入れ。

前回は京成青砥まで、電車に忘れて帰国してしまった生徒のリュックサックをとりに行ったり

その前も東京駅忘れ物センターまでカバンを引き取りに行ったり

その前は夜中に買い物に出て迷ってしまい、先生からSOSが来て、我家の近所のステイ先の家周辺を電動チャリで探し回り

坂道の多い地域、なのに 電動チャリの電池が切れてしまい、自力でこいでいたら学生を発見した事件もあり

 

やっぱりかーー

で、何が無いのか聞いたら フィギュア とのこと 秋葉原で買った大切な $%&’#が無いと たいそう がっかり

%&$#と言われても全くわからず、結局はワンピースに出てくるキャラクターらしく 私にわかるわけないか

 

もうでかける直前でクーラーも切り 暑いサウナ状態の部屋を探しまくり、トイレから、押し入れまで見てもなく

どこかに 忘れたのかなーーとあきらめて、意気消沈で帰国の途につきました。

かわいそうに よっぽどがっかり だったのか、何度もため息を ついてましたっけ

 

だが、しかし強運な彼  駅前のコンビニを見て、

そういえば昨日ここにも帰り寄りましたと思い出し、一緒に店に行って

これこれこんな感じで、青いビニールに入った・・・と話すこちらの説明も終らないうちに

 

「これですかーー」と当たり前のように店員さんが出してきたもんだから

 

「おおおーーー」と彼は大感激 そして 「よかったーー」と思わず二人でレジ前でハイタッチ!

 

店員さんがの方がびっくりしてしまい、「これこれこーゆーわけで」と説明すると

レジ前の店員さんたちもみんな喜び!

 

H君も高校生ながら気が利いて、「ありがとうごじゃいました」とアイスコーヒーを買ってくれました。

 

暑いし暑いし結構大変なところもありましたが、今回は長男がホスト役で秋葉原観光などを友人とアテンド。

また、夕飯にすき焼きが食べたいとのことで、材料を買ってきたところでみんなこの暑さでへばっていたのですが

私が偶然最寄り駅で、元パッキーハウスの住人でアメリカ人ではありますが、韓国に長く住んでいたCさんに

ばったり出会い、これこれコーユーわけでウチ来ない?パーティーするよ!って誘って

ほぼ全部、彼にすき焼き作ってもらったりと!!沢山の関わりの中で、忙しくても楽しい受け入れができました。

ヨロブン 感謝ムニダ。

 

 

 

 

 


電車の中のミャンマー語

2018年07月02日 | ヒッポファミリークラブ

 

ミンガラーバー

先日、地下鉄にヒッポ仲間と乗っていたら、目の前にアジアンチックなおば様たちの団体が座っていました。

もう、ヒッポ仲間だから、すぐに、「これ何語だろうか」アンテナがみんなばっと立ってしまい 

 

「タイ語じゃないね、タガログ語?」などなど相談しているうちに

じゃあ、聞いてしまえって、みんながいると心強い私。

「YOUは何しに日本へ」のノリで聞いてみたところ、なんと

 

ミャンマーからの団体でした。

 

で、思い出したのが、いつもヒッポの活動に参加するとミャンマー語の自己紹介をしてくれるRちゃんの姿

そうだ、「ミンガラーバー」挨拶はミンガラーバーだった。そして

究極の名前ネタがここでも思い出され。

 

私の名前は 「戸井田」 なんですが

 

Nice to meet you これが フフフ 

ミャンマー語では

 

 

戸井田で踏んで割れ

 

 

戸井田を踏んで割るというなんて暴力的な響き 

でもすごいインパクトありで覚えやすい

 

早速 それらしく

 

トイダデフンダバレー

 

と言ってみたら これが大ヒット

みなさん、「わーーミャンマー語 勉強したんですか?」と

英語ですごい驚かれて、

 

しょうがないので、

上記ストーリーをジェスチャー付きで解説 (IN 電車の中)

私の名前は 戸井田  ⇒  それを 踏んで、割る 

大袈裟なジェスチャ―もばっちりで、一同大笑い (これも電車の中)

 

それから短い時間で急速に仲良くなり、

「おいしいはミャンマー語でなんて言うの?」と聞いてみたところ

これがまたキターーって感じで、

「やだーしげー」

みたいな音で、しょうがないから、これも日本語だとこう聞こえるよって

ヒッポ仲間Sちゃんと 吉本バリの 即興コントで説明。

 

まず、「しげ」は日本の名前でポピュラーネームと解説し

「しげ」役の私が

「ねーねーー」とSちゃんの肩を揺らすと

すかさず打ち合わせもしないのに、Sちゃんが(さすが元日本舞踊家でミュージカル経験あり)

私の手をいやそうにはらって

「やだーしげー」

そして一同大爆笑  

 

すっかり打ち解けたおば様たちに何で日本に来ているのか聞いたところ

びっくり びっくり

JICA で ロー 

JICAはよくヒッポでもホームステイの受け入れをしていますというと

実は私もこないだホームステイの応募をしたけど、短期日本滞在でできなかったと帽子のおば様がおっしゃり(急に敬語)

 

 

てっきり日本観光買い物ツアーのおば様たちの団体かと思いきや

裁判官研修に来日されているJICA招聘の立派な方々とわかり急に見る目が変わったりして

いやいや同じ人間、

すっかり仲良くなったところで、お別れ。

さよならは 「タタ」

そういえば、ヒンディー語もお同じだったなーー。

 

で、これでもかと

「タタ」に近い日本語「ただ」を解説してお別れ。

 

聞くところによると、ミャンマー語は文法も日本語と同じらしく

急にミャンマー語が近くなりました。

 

しかし、一番ウケてたのが、一緒に乗っていたヒッポ仲間たち

私とSちゃんとの立ち回りを

すごいね、打ち合わせもしないのに、即興多言語コントやるなんてと

びっくり大絶賛

 

私は単にフツーのおばさんと思って生きてきましたが、

そろそろフツーを逸脱し始めているのかも。