パッキーの多言語日記(ヒッポファミリークラブ板橋)

多言語活動、ヒッポファミリークラブで体験する面白い話や、小ネタをきままにつづっています。

やってみました。

2018年04月27日 | ヒッポファミリークラブ

マガンダン ハポン

これタガログ語の挨拶です。

なぜ、タガログ語かと言うと・・・・

 

先日ひょんなことから、「スカイプによる30分の英会話無料レッスン」をやることになり、

パソコンとスカイプを設定して、その時間を自宅で待機して、ドキドキしながら待っていました。

なんたって、英会話というよりスカイプってちゃんと繋がるかな?

相手にも顔見えるんだったら、化粧とか? 部屋も映るなら、掃除?などなど そっちが気になり。

 

そして、事前に送られてきた先生の紹介を見て、ちょっと??

名前が、なんだか・・・・どう見ても、この名前どこの国だろう

南米?アフリカ? もしかしてスペイン語なまりの英語なのかな??

などなど、いろいろ気になりながらも、レッスンの時間を迎えました。

 

定刻になると、スカイプもつながり、先生がパソコンの画面に登場。

フレンドリーなきれいな英語で、一安心でしたが、

 

初めに簡単な質問しますねってことで、

How からの質問があったのですが、この「どう?」って抽象的な質問がどうも苦手な私

どうって、何がどうなの?

「ビールは好きですか?」とか 「日本酒と酎ハイならどちらが好きですか?」

 

みたいな具体的な質問なら、すぐに答えられるのですが

この「どう?」にひっかかり、再度聞くと、どうも 天気のことを聞いているらしく

天気たって、なんでそんなこと聞くんだろうって またそこにひっかかり、

私の想像では英会話だから、先生は渋谷あたりにいる!ってなぜか、勝手に決めていたんで、

なんで、天気なんて聞くのかと思いつつ、

いちいちひっかかる意外にめんどーーな自分。

 

で、「なんで天気なんか聞くの?」って聞こうかと思いつつも

「風が強いです」ととりあえず答え 結局どうしても聞きたくて

「どこにいるんですか?」と もう 英会話というより、個人的な疑問が先行 

そんな時って、もう英語で文章考えるというより

「どこにいるの?」って素の自分で聞く感じ  すると なんと、なんと、 

 

フィリピン 

 

えっつ、これフィリピンからの映像、渋谷じゃないんだ?

まあ、なんで、英会話といえば渋谷だか、自分でも勝手な想像でしたが、

国際電話でも無料だからこんなこともできるんだーーって感心しつつ

 

次に 自己紹介をしてください!ってことだったので すかさず

「マガンダンハポン クムスタカ?」って

いつもヒッポの場でHちゃんが言っているタガログ語が出てしまい

先生びっくり  「えっつ、タガログ語ですか?」ってことで

 

あっつ、そうでした、英会話!!

 

その後、趣味は?って話になり

シュミなんて、私の生活にとんとご無沙汰で、パソコン画面の例題は

旅行 → 忙しくてもう何年も行ってないし、行くとしたらヒッポの合宿ぐらいだし

映画 → 5年に一回ぐらいは見たりもするけどここ数年皆無

買い物 → 夕飯の買い物は行くけど、ショッピングを楽しむなんて、もう何年もしてないなーー

 

とういわけで、今の生活にシュミなんて言葉、とんとご縁がない自分の生活に気づいて 

なのに、追い打ちをかけるように、これから何かやってみたいことありますか?

って、質問があり、

こっちはねーー 日常のルーティンハードワークがありーの、そして今は91歳になる一人暮らしの父親の

介護で、週に何度も実家に行っているんで、大変なんですよーーって

ほとんど愚痴状態となり

先生

気の毒そうなアイヅチ 

 

あっつ、愚痴を言う場じゃないですね 

 

とういわけで、今の自分の生活って普通の人と違うんだなって、感じたのがこの英会話レッスンの成果??

 

まあ、よかったことは、ヒッポで毎日多言語を家で流しているので、

聞き取る力がすごいついているんだなってことですかね

 

相手が目の前にいるわけではなく、

しかも全く関係性のない間柄で、仮想空間で対話をするわけなんで、

相手の限られた情報の中から想像して話す

だから聞き取る力が通常の会話よりすごく要求されるけど

不思議なのは、相手が質問してきているキーワードだけはなぜか大きく聞こえる

なんでだろう。でもきっと赤ちゃんが言葉がわかる、話せるプロセスでは

全体は漠然としていても、このキーワードはちゃんと拾えているのではないかな?

全部はわからなくても大波ではわかる。

そんな赤ちゃん体験ができた30分無料体験でした。

 

なんだか、「お疲れ自分」 って感じでした。

 

 

 

 


強力助っ人登場 第2弾

2018年04月24日 | パッキーハウス

アパカバール 

時は4月末、いよいよゲストハウスの・・・・パッキーハウスが 管理会社のサクラハウスから独立して

自主管理となり、本当のパッキーハウスになるまであと10日となりました。

 

すっかりおんぶにだっこだった、この約10年間。

これから大丈夫だろうか。

とりあえず、今は

いよいよ実務的なことが本格的となり、契約書を研究しています。

一般的には、アパートなどを借りる時の賃貸借契約書ですが、

なにせ、パッキーハウスですから、英語なんです。

 

英語 

 

すでに契約書を取り交わした不動産会社のものを使うことになったのですが、

こちらも意味わからずでは、まずいので、研究 

 

だが、しかし、わからない単語も多々あり、〇〇みたいなーーってフィーリングではわかるんだけど 

そうも行かないので、

最近は紙の辞書など とんとお見掛けせず、我が家もどこにあるのやら、

スマホのエキサイト翻訳に頼りまくり。

 

しょうがない、誰かに手伝ってもらおうかなと、住人を思い浮かべるも、

彼はアメリカ人だから英語はばっちりだけど、日本語が厳しいかな?

彼は、中国語はばっちりだけど、英語はどこまでいけるかな?

彼は親切だけど、スペイン語だし。

だし、だし、と思い浮かべていたところ

 

なんと、ここで またまた強力助っ人登場 

 

以前、ヒッポがらみで紹介してもらったマレーシアのC君が 西巣鴨に引っ越してきて

イギリスの大学を出たとのことで、英語、中国語、マレーシア語も行けそうかな?

そしてそして、なんとゲストハウス経営にも興味があるとのこと。

 

実は・・・・と早速メールし、お願いしてみたら、な、なんと 喜んでとのことで

早速契約書の見直しから、細かい規約も一緒に考えてくれることになり、ハラショーー

 

ということである晩、パッキーハウスで会うことになりました。

しかも、彼を紹介してくれたヒッポちんぐー Kちゃんも市川から応援に来てくれるとのこと。

 

勇気100倍で、望んだ「契約書作りnight」でしたが、

パッキーハウスに着いてみると

新人君のインド合気道青年やら、お供のKちゃんはインドネシアの住人と盛り上がるし

なんと先日退去したCさんも遊びに来ていて、結局は 

 

飲みますか!

 

ということで、大盛り上がり、インド青年の前で、ヒンディー語のヒッポCDにある歌をKちゃんと歌ったら

とっても有名なので、初対面の彼とも大合唱。

 

「契約書night」 はすっかり パーティーになってとっても楽しかったんですが、

やば  

最後に詰めた規約も、持病のおかげで、すっかり翌朝記憶が消えてしまい 頭痛だけが残り

 

と、思いきや、さすがです。

その晩にオリジナル規約を盛り込んだ英語契約書が魔法のようにパソコンに届いていました。

 

というわけで、人脈フル回転で、なんとか 大家さんデビュー。

 

で、初めての契約書を交わしたのは、継続して住んでくれることになった、台湾のAちゃん、

とってもかわいくて、親切で、日本語も上手くて、いい子なんですが、

二人で英語の契約書をはさんで、これってどーゆーことかな?って一緒に悩みつつ、

 

なんで、英語なんかい! ここは日本語の契約書だったーーとAちゃんを前に大反省

 

ということは、今後は英語、日本語、中国語ぐらいは用意してないといけないかな。

いろいろ、やること 満載な春がやってきました。

まあ、やりながら見つけるしかないね。

 

 

 


たわけものがーーー!

2018年04月09日 | パッキーハウス

ちゃーちゃー ちゃちゃちゃちゃん ちゃちゃちゃちゃちゃーーーん 

さて、この曲は何でしょう。

この先、AIの技術が進んで これを読むと音が出る!なんて時代がくるかしらん?

 

これは何を隠そう 暴れん坊将軍の曲です。

で、なぜ、いま、ここで・・・ ですが、

 

前回 パッキーハウスを売ってしまうか 妄想記事を書いたら

沢山の方々からご意見をいただいたのですが、

その中で、いつも 読んでくれている遠隔愛読者のGちゃんからこんなコメントが来ていました。

 

タイトルは 「田分け」

 

そのタイトルを見たとたんに、えっつ、もしかして怒ってるの?って思ってしまったパッキーでしたが、

なるほど 内容を見て ピンときました。

 

「昔から田んぼを相続で分けて貧乏になる事を田分けと呼んで来ました。土地は売ったらお終いです。最近は相続税が払えなくて土地で物納する人も多い様ですが…。売ることは色々な雑用から解放されるのでは無く素晴らしい事を失う事ですよね。頑張って売らずにパッキーハウスを続けて下さい。」


と暖かいコメントをいただきましたがーーー

 

言語交流研究所研究員としての身分もあるパッキーとしては

この 「田分け」 と

上記 暴れん坊将軍に 

 「このーーたわけ者が 成敗してやる

みたいなセリフありそうですが、

この「たわけ者」の語源は 「田分」 からきているのかもって ピンときて

思わずググってしまいました。

 

果たして、やっぱり

そうでした。

 

「田を分けて、どんどん小さくなって収穫が減ってしまい、家系が衰退する愚か者をバカにして

この言葉ができた」 らしい。

そうか、そんな深い言葉だったのか。

 

というわけで、いよいよ開業に向けて、日々粛々と準備をしておりますが、

馬鹿者にならないでよかったわーー Gちゃん テレマカシ。


非効率に生きるパート1

2018年04月04日 | パッキーハウス

いよいよ来月から パッキーハウスがパッキーハウスとなります。??

以前にも書きましたが、ゲストハウス管理会社のサクラハウスを離れることになり、自主管理となります。

 

それに向けて、今いろいろ情報を集めたり、資料を作ったり、新たなる契約書を自分で作る!などをやっていますが・・・・

そんな中、

「エアコンのリモコンの画面がつかないので来て」from 韓国女性 

「台所の電気がつかないので来て」from 中国男性 

 

などなど、どんな小さなこともすぐに参上するべく、時間をアレンジして体制整えていますが・・・

 

行ってみれば、エアコンのリモコンは電池を変えて解決、

行ってみれば、台所の電気は一本が切れかかりチカチカしているだけで、まったくつかないわけではなく

 

そして、パッキーハウスになっても住んでもいいよ!て言ってくれたアメリカ男性が

4月の部屋の延長をサクラハウスに申し込み忘れて、その間にインド男性の契約が入ってしまい

インドが帰ったらまたパッキーハウスに戻るよと言ってくれたので、知り合いのゲストハウスにアメリカ男性を紹介したら

たいそう気に入ってくれてしまい・・・・・

あんなに、気に入ってしまったら、もしかして、パッキーハウスに戻らないかも!!

 

などなど、ほんと、細かいけど、いろんなやることもあり、その割には はかどらず、

今後の毎月の家賃の集金などどうしたらいいんだろう、内見は、契約は誰が、どうやってと管理スタッフ仲間と

会議を開いたり、忙しい中いろいろやっていたらちょっとメンタル低下気味となり 

 

そんな中、必然か偶然か

 

知らない男性が我が家にやってきました。

あのーー

実はパッキーハウス周辺の土地の件で、以前関わらせていただいた者ですが

よかったら、建物ごとそのままでいいので、売りませんか?

 

売る!売る そんな事、そうなんだーー 

そんな選択肢もあるんだーー

 

この電池や電球変えることからも、

部屋に入ってきた毛虫がどうしても怖くて取れなくて

こんなことからもすべて開放されるのかと思うと

メンタル低下の自分に、目の前に美味しいニンジンをぶら下げられた感じ 

 

でも、でも それってどうなの?

 

この都会において、庭の木々たちは豊島区の緑化に少しは役立っているのでは

毛虫とってもらったら、ドイツの人と仲良くなったり

電球変えるのに、天井まで届かなかったら背の高い彼が踏み台なしに軽々と変えてくれたり

部屋を紹介したアメリカ男性は韓国語が得意で、私にすごい、恩を感じて、

パッキーさんはエンジェルです!って(パッキーがエンジェル?)すっかり仲良くなり、英語や韓国語で盛り上がり

 

そんな一見 効率の悪いことかと思われる中でも、小さな交流が生まれて、

元気もらってたりするし 

 

でも、親の介護やヒッポや仕事やもう人生盛りだくさんで んーーー

 

思い余ってヒッポ仲間で不動産仲間のTちゃんに相談したら 

たった一言

「うちも親の代から土地は売るなってずっと言われてる

パッキーも、私は売らない方がいいと思うよ」

 

神がかり先祖代々のお告げをいただきました。

 

というわけで、心を入れ替え、また一見非効率とも思えるこの人生を

真摯に生きて行くことにしたわけで、

あーあ ほんとにこれでいいのか、

焼酎お湯割りでも飲みながらじっくり人生について考えようかなーーて結局また飲む

 


部分と全体

2018年04月04日 | ヒッポファミリークラブ

ドーブレウートラ  パッキーです。今日は部分と全体の話です。

 

3月末に三泊四日でヒッポの活動の一環として長野県の飯山に子供から大人まで760人が集まりました。

 

雪の学校といいますが、背丈ほど雪が積もる豪雪地帯に

中国、インドネシア ロシアなど世界中からも集まり、一緒に過ごすことで交流を図ります。

しかもプログラムも自分たちで考えて決めて、宿で起こった問題もみんなで解決。

参加した子供たちの話を聞くと何か小社会体験を味わう感じです。

 

そしてこのプログラムの最大の特徴は「自分でやること」

準備も、行くのも、現地集合現地解散

いずれ海外へのホームステイを目指す子供たちにとってはその事前体験になっていると思います。

 

で、ここからが現場の話ですが、ウチの集まりからも7名が参加。そのうち上海の小学生2名も

事前にホームステイをしながら参加しました。

 

なんたって兎に角、現地集合ですが、さすがに760人中 44人が同じ池袋地域から行くので一緒に新幹線のチケットをとって

大宮までは送っていきました。

 

パッキーとしては、当日はみんなで最寄りの駅に集まり、大宮まで一緒に行ったらきっと楽しいだろうなと思い、

仕事をしている親御さんもいるので、その7人を同じ駅に朝集めて私一人で連れていく予定を立てました。

 

時間も逆算して考えて、途中の駅でピックアップする子もいて、でも もし遅刻したらピックアップできるかなとか

子供たちは携帯もない子もいるので、結構ドキドキの予定でした。

もしアクシデントでその新幹線に乗れなかったら、

なんと、飯山まで引率者がで連れていく!!(つまり私)

と言われていたので必死で予定を組みました。

 

そして事前に往復の経路を報告するのですが、

そこで、一緒に活動しているTちゃんから一見して、駄目だしが入りました。

 

「パッキー、これやめたようがいいよ。もし誰か遅刻とか、電車が遅れたとか、忘れ物したとか

何があるかわからないから、できるだけ、それぞれの親に大宮まで送ってもらったほうが絶対にいいよ!」と

過去の経験から言われました。

「もし何かアクシデントがあったら、全員が駄目になるからねーーー!」

 有事に備えて、リスク分散 

でも、まあ、板橋から大宮ぐらいだし、そんなアクシデントあるかなーーってたかをくくりつつ 

 

素直な私は、それぞれの親に現地集合を依頼し、

パッキーは同じ駅から行く、中3男子と、小学3年男子 二人だけを連れていきました。

しかし、しかし、想定内の想定外が、やっぱりあるんだわよ、

アクシデント 

 

当日朝を迎えて、遅刻もなく二人の顔を見て、よかったーーこれで安心

時間もばっちり間に合う、「忘れ物ないねーー」じゃあ行こうと出発 

遅刻もなく来た事だけで第一関門クリアーみたいな感じでしたが、

 

今にして思えば、この「忘れ物ないね」の一言が甘かった。

「切符持った?見せて」 ぐらいするべき だったかも

 

長くなるので、いきなり「落ち」から書くと

一緒に行った小学生

 

さすが小学生

 

新幹線のチケット、往復が入った財布を自宅に置いてきた!  えっつ、

 

財布って忘れるんだーーー

 

その時、

私がしたことは、ただただオロオロ  

これはドタキャン?チケット買いなおし?

遅れて私が飯山まで送る?

などなど一瞬にして、いろんなことが頭を駆け巡り、真っ白 

 

しかし、現場では、どんなことが起こったかとういうと・・・

 

大宮の駅の通路に必死で、衣類を出して調べる私を見て、

中学生が 「焦らなくていいから、もう一回よく、探してみなよ、ほら、パッキー人来るから端寄って」

付き添いのオンマが「じゃあ私駅員さんにこの場合どうしたらいいか聞いてくるよ」

一緒に行く子が、「チケット買いなおすなら、先に並んどくよ」

などなど、皆が、同じ目的だけど、自分ができる役割を瞬時に判断して、

それはまるで、細胞たちが、全体を担いながらも、部分である、自分の役割を瞬時に決めて遂行する、そんな動きでした。

 

結果的には、仮切符を発行してもらい、降車駅でその切符にハンを押してもらい、持ち帰り、

後日忘れた切符を持参して

みどりの窓口で精算してもらえるという裏技アリだそうで、

切符を買いなおし、出発10分前にホームにすべりこみ みんなに合流  セーフ

 

後から考えたら、色々反省材料はありますが、その時だれも彼を責めることなく、

皆が、どうしたら一緒に行けるかを必死で考えました。 

ほんと、ヒッポでバスでも手配してくれて、乗って降りたら、もう現地 ってツアーにしてくれたら

簡単なのに!って思いましたが、

さすが、ヒッポ。いつでも冒険!させてくれます。

以前のブログに「非効率に生きる」と書きましたが、この一見、非効率思われる企画から

今回もたくさんの、事を学びましたとさ。 やれやれ 人生は冒険だね。