パッキーの多言語日記(ヒッポファミリークラブ板橋)

多言語活動、ヒッポファミリークラブで体験する面白い話や、小ネタをきままにつづっています。

人間の脳の不思議

2012年03月26日 | ヒッポファミリークラブ

チャオ パッキーです。

ヒッポの活動のなかに、言葉と人間を自然科学する部門があります。

トランスナショナルカレッジオブレックス  といいますが、略して トラカレ  その中で今年で六年目になりますが、

いろんな分野の先生が話しをする講座があります。先日その一こまに参加しました。

12コマもあるのに私が参加できるのは東京女子医大の神経内科学の 「岩田 誠先生」 のコマだけです。なので、スルメのように噛み砕き、みんなにも味わってもらおうと聞いていましたが、、、難しい。

ということで、文章化しました。しかも私のフィルターを通しての報告なのと、途中意識障害?に陥ってメントス注入というアクシデントもありまして(汗) ロシエント

 

 さて、この日の岩田先生の話しの多くは、脳出血などでどの部分に損傷を受けたら、

どんな言語状態になるかという症例の話しでした。

赤ちゃんを見ていると、その成長のプロセスはバランスよく、話して、聞いて、

読めて、書くという流れになりますが、脳出血、脳梗塞などにより、ダメージを

受けるとその、部位によって表現が不自由になるとのこと。たとえば・・・・・

話せず読み書きができない

話せるけど読み書きできない

読めるけど書けない

書けるけど読めない

なぞれるけど、一人では書けない

かなは読めるけど、漢字は読めない(かなと漢字では処理する場所がちがうらしい!)

などなど、実に一人一人症例は多岐に渡り、その人の脳のダメージ部分を見てみると

逆に脳のどの部分で、それらを処理しているかが、わかると言う話しでした。

こうして見てみると、文字を読み、書きするというのは脳の一ケ所ではなくて実に

いろいろな部分に守備範囲が別けられているということがわかります。

「読む」一つをとっても、視覚を聴覚に変えることをするらしく、脳が働いた場所は血流が増えるので、どこを使ったかがわかるそうです。

 

先生によるとこれから、研究したいのはいろいろな国のことばも同じような脳の活動があるのか、また書字活動として、最近では文字を書くより携帯の入力なども多くいので

その場合どの部位が使われているのかも、研究してみたいとのこと。

 

先生のスタンスはどんな障害があろうとも「今が100%」と考え、これからどんなリハビリができるか、脳は損傷を受けてもそこ自体は回復しないが、脳には可塑性(補ってリカバーしようとする力)があるとのこと。

そういえば赤ちゃんも、今が100%で、不自由はせず、自分を表現してますよね。

午前の部の講座では生命科学の中村桂子先生が

「人間しか持たないものに、分かち合う心と想像する力」と話していたそうです。

まさに、ヒッポで実践していることかなと通じるものを感じました。

中村先生の講座では、アメリカで37歳で脳出血でかなりの部分にダメージを受けた女性が、

母親の「この子は赤ちゃんに戻ったのね」と考えて7年間根気よくリハビリをしていたら

奇跡的に回復し、今出来ないことは微積分(母親は数学者)だけとのこと。

科学的な症例や過去のデータもたくさんあるかもしれませんが、やはり人間、「愛」の力は強いのかなと感じた講座でした。 

 

そして最後に質問コーナーがあったのですが、こちらのほうが意外にオモシロクテ。

 

質問:学生時代の勉強で、先生が余談やエピソードをいれてから説明した話しは良く覚えているのはなぜか?

先生:それは感情の記憶といって、単純に覚えるのではなくて、背景や状況、イメージなどを一緒に記憶するのでその方が定着しやすく、それを知っている先生はわざと大事で覚えて欲しいところはエピソードなどを入れるとのこと。

パ:そいうえばヒッポで増えていくことばも人や状況が一緒に入っているな。結構理にかなたことなんだなーー!

 

質問:認知症についてどんな人がなりやすいか?

先生:今 代々木に皆さんいますが、JRが止まったらどうしますか?歩いて帰る?千代田線で帰る?などなど複数の回路を自分の中に持っている人は認知症になりにくいとのこと。

普段から表現行動を豊にすることが大事。文章表現も大事です。

パ:やっぱり多言語、想像力などヒッポやってるといいのかな!!

 

というわけで、普段何気なく生きていますが、生命活動の中で、脳が大変重要な役割を果たし、しかもちゃんと自分の持ち場がバランスよく配置されているとのこと。

講座を聞いて益々、人間の奥深さと、人間の構造の素晴らしさを感じたのでした。

 

 

 

 


新しい環境へ

2012年03月17日 | ヒッポファミリークラブ

アンニョンハセヨ

先日 高校生の交換留学プログラムの準備会に参加しました。

 

今年、パッキーの主催するファミリー(活動)から フランスに参加する高校生がいるので

一緒に行きました。

 

ヒッポの準備とは、スーツケースに何入れる、持ち物は?

ではなくて、心を耕す準備でしょうかね。

いろいろな人の体験談を聞いたり

一緒に行く子達と、仲間になります。

 

そして、この日 偶然 私は韓国から来ている高校生の話しを聞くことができました。

 

彼女の話を聞いていて、ふと 自分と同じを見つけた事がありました。

 

 

「心をひらく」  そして、 「どんな中にも楽しさをみつける」 

 

初めてのホストファミリーとなんとか打ち解けるために

 したこと・・・・・

できなかったこと・・・・

それは 自分から本当に心を開いて 相手に向き合っていたか

という経験でした。

 

そして、留学という決められた期間に、どれだけ充実した時間を過ごすか、

どんな、中にも工夫して楽しみを見つける。

くよくよしてても、ニコニコしてても、時間はすぎるから。

 

 

これが、何で自分の中に落ちたかというと・・・・・

例の仕事場の転勤生活になかなかなじめず、

すでに、出来上がった関係の場所に新しく一人で参加するというのは

初めての経験ですが、なかなか・・・・なじむのに時間がかかっており 

 

ちょうど そんな時に、自分にしっくりする 高校生の留学の話しでした。

まさか、国内だし、ことばも通じるしって、考えてもいなかったのですが、

逆に言うと、ことばや国は関係なく、どこでも通じることなんですかね。

 

そういえば、職場とは言えど、心を開いて、みんなと関わっているかな?

あーあー 通勤も大変だし

なんとかも、なんとかも大変だし と 心を閉じて文句ばっかり言っている自分がいたなーー。

 

そんな中でも、一個、そういえば 楽しみ見つけてたかな

 

疲れていても、帰りの駅になると なぜか ワクワク。

 

何故か・・・・そうなんです。 転勤先が日暮里で、

スカイライナーの乗り換え。以前にも書きましたが、

スーツケースゴロゴロ族に 毎回会い、タグみながら、

この人どこ行ったのかな?この人、何語はなしてるのかな?

なんて、想像巡らす時間が、楽しくて、

最大の楽しみはその人たちの話している言語を聞き、

究極の楽しみは、困っているらしき人にその言語で案内!

そいいえば、こないだも・・・・

なんて書きたいこと体験がいっぱいあり。

そうだね、こんな風にして楽しくするのも、つまらなくするのも自分次第なんだよね。

 

高校生の留学の話しを、思わず自分ごとで聞いていた自分でした。


ここは どこ?

2012年03月10日 | ヒッポファミリークラブ

What'S up?

パッキーです。今日は英語の挨拶で!

 

先日試験を受けに行きました。

といっても、働いている職場で、取らざるを得なくて、しょうがなく。

週に3日 働いているのに、やることは皆と一緒で、この資格がないと

これから仕事できませんので

って、ある日突然言われて、それから、

勉強したんですが

 

結構難しくて、とうとう 時間切れ、当日となり、

午後からの試験なので、昼ごはんは外で食べて、その合間に最後の

追い込み・・・・・

と、一夜漬けならなぬ、直前漬け体制で臨んだのでありました。

 

だが、しかし、そのモクロミが・・・・

 

とりあえず、麻布の会場になんとか着いたんですが、

入口になにやら、

ガイジン的な人がちらほら 

エレバーターも廊下も そして 試験会場の会議室の回りも

いろんな国の人 的 な人が! どこの国かはわかりませんが

そして、飛び交うのは英語 

 

壁の表示も全部英語で、よく見ると  トーイックなんて書いてあり

あれ、会場まちがえた 

とびっくりしていると

久々に見る漢字に 私が受けようとしていた試験の名前があったので、

あーーここでよかったんだと思いましたが

 

要するに、パソコンで受ける試験の貸し会場に

麻布のテンプル大学という大学が当たっていたんです。

 

しかし、その実情を良くしらずに、昼ごはんを買ってランチルームに

突入したパッキー  「よしゃー ここで最後の追い込みを」

と、思いきや、

あれーーー ここって、日本??だよね。

ランチルームに入った瞬間、かいだことのある匂い

こっつ、これはまさに、パッキーハウスの匂いだ 

 

そうなんです。この微妙に日本人とはちがう 匂い もうすっかり慣れましたが。

 

で、ランチルームはまるで、アメリカの青春映画の一場面のような、

ワイワイ、がやがや、ソファーでねっころがる人、

足投げ出して、ワオー  なんて、盛り上がってる人。

飛び交うことばは、全部英語。

 

しかも、その中にきれいな日本語が突然入っていたり、

バイリンガル的な人も見られ、

髪の色も、クロ、金、茶色、ピンク、ブロンド などなど

もう、すっかり、見とれてしまい、食事をしながら、

完全人間ウオッチング 

取り合えず、参考書開いてましたが

 

ワー久しぶり 元気? このジュースいくら?

こないだメールありがと。

 

などなど、なんだかこんな時に

英語力が無駄に出てしまい、

「聞いているとなんとなく意味がわかってくるんですよね」

って、ヒッポの説明する時に言う言葉ですが、

それが、何も今でなくてもって感じで、

耳がすべて、そっちに持っていかれて

全然 参考書に集中できず、

あっけなく 昼は終わり 試験となりました。

 

もちろん、結果は・・・・

まだ出ていませんが。

いやあー それにしても、

結局は

楽しかったナーー 

あーゆー雰囲気、本能的にテンション上がる体質の

パッキーでありました。

落ちたら、また来月受けるので、

また、テンプル大学希望しよっと!

どんな時も楽しめるって大事だよね。