今回もKさんの話ですが、毎回すごいなと思うことが多々あります。
先日もこんな場面に出くわしました。
Kさんはこのブログでも以前登場した、お絵かき、機関車の上手なKプンのお父さん
つまりこの6月に奥さんのKを亡くされたばかりです。
大変そうな状況ですが、いつも前向きで明るく、周囲を和ませ、皆が思いつかないような事を言って、
笑わせてくれます。
そして、野球少年の中学生のお兄ちゃんと、やんちゃな幼稚園児のお父さんでもあります。
大山のヒッポの活動は午前なので、終了後はランチに皆で行きます。
大人数なので、ほぼ毎回同じ店ですが、
よく行くお店のレジに飴が置いてあります。
そして、ご自由にお取り下さいとなっています。
なので、
ヒッポ仲間の幼稚園児コンビがそれをとっても気に入って
ポケットに沢山入れて持ってきてしましました
まあ、たぶん私なら、
それ見た瞬時に
なにやってんのよーーこんなに持ってきて、、、返してらっしゃい
って、怒ってしまいそうですが。
Kさんは感情的にはなりませんでした。
「この飴、随分もってきたけど、いくつもらっていいのか、聞いてみよう」
とゆっくりKプンに話しかけて、
レジの女性にこう切り出しました。
「うちの子が飴をたくさん持ってきてしまいました。この飴は一人いくつ持って行っていいのかこの子に
教えてあげてください」
するとレジのお姉さんがニコニコしながら、
「これはね、一人一個なのよ、他の人も沢山食べたい人いるから」
と教えてくれました。
そしてそれを聞いて納得したKプンのポケットから
ごっそりと飴が出てきて、素直に戻していました。
決して感情的に叱るのではなく
そして、親が強引に押し付けるのではなく、
整然と第3者がルールを教えてくれることで
子供は素直に納得するものだなと、
この導き方に感心しました。
そして、翌週また同じ店にいきました。
だが、しかし、やっぱりここは、子供
翌週も同じことをして、同じことを言われていましたとさ。
実に、子供らしい子供たちです