その5までなかなか行きつかず、怒涛の平日を終えてやっと時間ができました。
そうそう、話はこうでした。
熱が夜中ずっと下がらず
ぐずるし、顔は腫れるしという奇病
で、日曜日の観光予定も お先真っ暗で
朝を迎えました。
ほとんど一睡もできなかったのですが、
そこに起きて来たRさんがこう言ってくれました。
息子さん、大丈夫ですか?私もインドに帰れば同じ歳の
息子がいますから、御心配はよくわかります。
でも、きっと大丈夫だと思いますよ。
このホームステイはとても楽しかった (えっつ これで)
いい経験でした。今日は 朝 駅まで送ってもらえれば
私は研修センターに一人で帰ります。
息子さんを病院に連れていってあげてください。
どうもありがとうございました。
という、昨日と全く同じアルアルしたインド英語で話かけてくれました。
でも、なぜか、なんと、びっくり、
この時は、こんな長い、こんな複雑?な英語がすーーと私の中に入ってきました。
なんでだろう、なんでこんなに わかるんだろう?
そっかーー 私は、ハッしました。
そうだ、インドのRさんか来る前は
すっごい、緊張して、ガイコクジン
ガイジン が我家に来るということは
もう宇宙人がやって来るかのごとく
全然別の次元の人と思って遠くに感じていました。
それが、同じ歳の息子がインドにいる、
と聞いて、なんだ この人も人の子の親なんだ
普通のお父さんなんだと思えた瞬間。
あのアルアル インド英語が
普通のお父さんが息子を心配して言ってくれている
同じ人間としての言葉に聞こえたんです。
今まで私は、何語何語、と ことば にばかり耳も目も行き
その人が何を言おうとしているかを想像していなかった。
だから、インドのアルアル発音英語は日本の学校教育で
習うのとはちがう発音だからわからない・・・なんて、位置づけしていたのかも。
その事に気が付いたら、Rさんのことばも想像しながら、
すっかっり解ることができ
こうして想像すれば、どんな言葉もきっとわかることができるんだって
たった一晩のことでしたが、
私には大きな一歩の一晩でした。
そしてその後、その経験を活かし40人以上が我が家にステイし
そしてその後、その経験を活かし、パッキーハウスが作られれ
もうこの10月で8年目突入で 数えてないけど200人ぐらいは
泊まっていってくれたかな。
で、この話しの落ちですが、
病院に連れていった息子は、その前に奇病はすっかりなおり、
熱も下がり、腫れも引いて・・・・
お医者さん曰く、親の緊張が移ったんでしょうとのこと。
どんだけ、緊張してたんだか!
そして、その熱を出した息子が今では週末楽しそうにゲストハウスの
住人と掃除を兼ねて交流をしています・・・・
めでたしめでたし。