パッキーの多言語日記(ヒッポファミリークラブ板橋)

多言語活動、ヒッポファミリークラブで体験する面白い話や、小ネタをきままにつづっています。

音から入る言葉の習得

2014年07月30日 | ヒッポファミリークラブ

アンニョンハセヨ   韓国に小学5年生で一人でホームステイに行ったM

今頃どうしていることか。ずっとみんなで準備してきたので、

わが子のように気になります。。。

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さて、先日のヒッポの大山の活動に、あるお父さんが参加しました。

幼稚園のKプンを連れて、初参加で、緊張気味でしたが、

すぐに場になじんで、色々話してくれました。

 

その中の一つで、

ご自身で理事をされている、

海外、主にアジアでの、視覚障害者を、日本に招へいして

鍼灸の技術を身にさせ、帰国後の自立支援を促している協会での

体験を話してくれました。

 

視覚障害者の中でも、弱視の人と全盲の人がいるが、

日本語を学ぶに当たり、弱視の人は一生懸命、文字を見ながら

それに合う音を出して、日本語を話すとのこと。

 

全盲の人は、それをすることができないので、

文字からの情報は全くなく、すべて音から入るとのこと。

 

すると、結果的には音から入った人の方が

素晴らしくきれいに、日本語を話せるようになるんです

という興味深い話をしてくれました。

 

 

たとえば、韓国語を聞いて、それをカタカナで表しても

日本語の表記の中では表現できない音が沢山あるので、

それに近い音にはなるけど、ズバリ、その音にはならない。

 

でも、その、文字の作業をすぱっと抜いて、音だけで捉えると

そのものズバリの音を出せる。 つまりそれが

一番その言語に近い音になるのでしょう。

 

赤ちゃんの言語の習得も全く文字を介さず、音そのものをつかんで話せるようになる。

そんなヒッポでの、ことばの自然習得の話を

それを聞きながら、思いだしました。

 

文字がないと、再現するのに、音だけの記憶では、空間でなくなってしまうので、

文字は文字の役割もあると思いますが、

文字があることの弊害もあるんだなと、この話を聞いて、考えていました。

 

人と出会うことで、また自分自身の世界が広がる、そんなヒッポの場が興味深いです。

 

 


暑くて朦朧。

2014年07月29日 | 今日の小ネタ

ナマステ―  毎日暑いですね。

ゲストハウスの住人は、暑いけど、その湿気にむしろやられているみたい。

日本の夏はじっとり暑いからね。

 

さて、そんな暑さの中、身近な知り合いが、熱中症で、搬送されたりと

もはや、他人事ではない危険なこの暑さ。

 

水分も持たずに出かけてしまい、朦朧としながら駅を降りて、

コンビニに入り、お茶を買おうとしたわけです。

 

あっつ、でも最近「Nこ」のカード作ったから、Sブンで買い物しようと

折角入った、Fマーを出たわけで、

確か数件先に Sブンがあったよなーーと暑い中をまた歩きつづけること30秒ぐらい

ありましたよ、緑と赤の看板が、

よかった、近くてと、早速目的のお茶を買って、

意気揚々と、レジでNコのカードで払いますと偉そうに

かかげ、ぴーっと読み取る台に乗せました。

 

だが、しかし 

乗せたんですが、反応悪くて、

そうだ、確かレジの人がその対応にしないと

反応しないんだと気が付き

再度、これで払いますアピールをして

台に乗せるも

またもや、反応せず、

イラッとして

台の上にこすりつけるも

やっぱり反応なし。

 

おいおい、暑いのに頼むよーーって心で怒っていると

店員さんの、最大恐縮の言葉が聞こえてきました。

 

「あの、こちらは、Sクスなので」

 

「えっつ Sクスですか、 あ”ーーすいません」 

なんだ、緑と赤の看板だったので

そこで、脳内判断はSブンと見ていました。

 

暑いやら、忙しいやらで、もう

ほとんど、アバウトに生きている私。

お目当てのSブンはそこからまた10mぐらい先にあり、

超コンビニ激戦区。

いくら暑くても、やっぱり、人生は丁寧に生きていかないとね

 

 

 


子育てについて!

2014年07月27日 | ヒッポファミリークラブ

ジン ドーブレ   ポーランド語の挨拶です。 毎日溶けそうに暑いですね。

 

さて、子育てというタイトルですが、なるほど・・・という話をここ続けて聞いたので書いてみます。

 

ヒッポでは夏にたくさんの青少年たちが海を渡りホームステイにでかけます。

下は小学5年生から一人で、現地の家庭に入るわけで、

考えたら、自分が小学生の時そんなこと、考えられなかったなと思う。

 

先日も大山のメンバーのMが元気に、明るく、ピースサインを送りながら、韓国に向けて

沢山の仲間たちと出発しました。

 

 

彼女がヒッポに入ったのは、まだ幼かった時。スペイン語の自己紹介を

ずっと続けていましたが、2歳ぐらいの時に、 ドスアニョスと

言い はじめ、やっとスムースに言えるころには、

トレスアニョス つまり3歳になり、

やっとトレスアニョスがスムースに言えるように

なったころは、もう4歳。 

なんてことを繰り返していた日々も懐かしく。

そして、このたび5年生となり、待ちに待ったホームステイに出かけたわけです。

 

といっても、初めは韓国に行くというのは ぼんやりしたイメージだったようですが、

時期が近づくにつれて、自分事になり、自分の足で動き、自分のことばで話すようになり、

見事な成長を遂げていました。

 

 

ヒッポの環境に入ってから数年の経過がありましたが、この時期をずっと見守っていた両親

そして母の言葉ですが、

Mは今年の春ぐらいまで、ヒッポはゲームをして楽しむところだと思っていたらしい。

 

ところが、この交流準備を通して、大きく変化し成長した娘を見ていて、

ヒッポでは「積極的に待つ」場だと感じたとのこと。

 

 

「積極的」という言葉と、「待つ」 という言葉は 何か相反している感じですが、

何もせずに待つのではなく、やれることをやって待つ。

そして機が熟して来た時 その時がやってくる。

 

確か 易でも 同じような意味の「水天需」という卦があったと思うけど。

 

とかく最近の世の中、すぐに答え、すぐに成果、すぐに変化が

求められていますが、時間は一人一人ちがい

むりやりその時間を決めても決して上手くいかない。

人もやっぱり自然。不自然なことをやると上手くいかない。

 

「自然にな」とよくヒッポを作った榊原さんが本にサインをしてくれますが、

Mにとってはまさに、その時が来たのでしょう。

 

2週間、色々な経験をし、いろんな思いもしながら、過ごしていることでしょう。

 

 

 

そんな思いを語りながら、無事の帰国を待ってい仲間たちです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


ご無沙汰で!

2014年07月25日 | パッキーハウス/PakkyHouse

トレショ  本格的な暑さになりましたね。

すっかり ご無沙汰のブログですが、

もう、やること山済みで、忙殺され、ブログにまで、手が回らず、

というか、書く事が・・・・

 

このブログは日々起こる面白いことを書くのがコンセプトですが、

その面白いことを見つけることができない生活。

 

面白いことを見つけるには、余裕がないとできないんだなってことを

この数週間で、学習。

 

そもそも、この生活モードになったのは、パッキーハウスの管理をしていた

長男が、「もっと、いろんな人と話せるようになりたい」ってことで、

今更、  今だから   今頃   ですが、急に

フィリピンの英語の学校に入ることにしたって

旅立ってしまいました。

数か月間・・・・

 

そして、次の週からそれを引き継ぎ、

掃除生活に入ったわけです。

なんたって、今までは 多言語ゲストハウスのオーナーですって

楽しそうなムード醸し出して、歓送迎会の飲み会だけ参加してましたが、、、、

その水面下では、こんな管理体制があったのかと今更 思い知り。

 

先週は一緒に管理しているMと

冷蔵庫の徹底掃除。

冷蔵庫は各自のスペースがトレーで別れていて・・・

いろーーんなものが入っているわけです。

 

ハイこれ捨ててーーってMが渡す牛乳パック

それを 流しに 流す私。

 

あれ、 これ 牛乳だよね、 豆腐だったか?流れない

あれ、今年何年だっけ、13年?だった

あれ、この卵たち、いつのじゃーー。

 

などなど、人々が暮らしていくって

本当に、いろんなことがあるんだわねーー

おもしろ、不思議、びっくり体験できる、パッキーハウスです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


掃除の作業着

2014年07月16日 | パッキーハウス/PakkyHouse

ボンジュー 毎日蒸し暑いですが、これが終われば本格的な暑さが待ってますね。

 

さて、前回のブログにも書きましたが、パッキーハウス 掃除デビューのパッキー

 

大変だけど、気持ちだけでもテンション上げようと

掃除用の作業着。。。。まあ、ユニフォームとでもいいますか、

揃えました。ズボン。

 

汚れてもすぐ洗えて、すぐ乾いて、伸縮性もあり、床の雑巾がけでも

腹が苦しくない。。。。

色々な条件を兼ね備えて、そして最後に明るい気分になれる

花柄パンツ買いました。

 

じゃーーん  ちょっと写真が暗いけど、

見物はもっとド派手!なんですが

 

 

が、これが結構 評判悪くて

まず、ヒッポ主催者が集まる池袋地域のミーティングでデビューしたら、

絶対言うであろう H が 予定通り、

ひゃーー 何それ、大阪のおばはんか、

はたまた韓国のアジュマ(おばちゃん)か、

すごい、似合うよーーパッキー には。

と、お褒めのお言葉をいただき、

 

そして、高校の交換留学プログラムでフランスから帰国したばかりの

高校生女子には

いやあー 遠くからでもすぐにわかるねこのズボン

フランスじゃ、こーゆーの皆、好きじゃないんだよねー

派手だし、もっとシックな感じが多いよ。

 

 

って、まあ、所詮 掃除現場はパリじゃないし。

 

あっつ、でも今、フランス 2人いるなーー

韓国も3人いるし、

どんな反応があるか、楽しみだわ。

 


ゲストハウス顛末記

2014年07月12日 | パッキーハウス/PakkyHouse

ボンジュー アンニョンハセヨ  ニーハオ、ハーイ

これが先日ゲストハウスの

大塚パッキーハウスで2時間の中で出会った言語です。

 

もともとこのブログは多言語ゲストハウスのパッキーハウスの出来事も

アップしようと立ち上げたのですが、

その後管理を自分でやらないままに進んでいたので、あまりアップできませんでした

が・・・

この度、メインの役割を担っていた長男が、国外脱出を急遽試み、

平日2時間の掃除を私がやることに急になりまして・・・・

 

先日の台風の中、仕事を終えて夜のお仕事 (あやし――)に

向かったわけであります。

 

いやあ、人生充実してますわ(汗)

 

すでに玄関前で、見慣れない女子を連れた住人に会って、

そこで、関係性を尋ねたり(ある意味、職質的??)

 

たばこの吸い殻をかたずけてたら、

部屋で吸ってる人いるみたい(ハウス内禁煙)とタレこみがあったり、

 

ポーランドの新人かと思いきや、フランス留学生とのことで、

聞けば日本語学校で勉強しているとのこと。

漢字は面白いという話になり、

「木」はツリーだけど、

木が三個になると「ウッド」になりますねって

嬉しそうに言うから

 

じゃあ、「木」が4つだとなんだか知っている?

「ジャングル」って読むんだよって

親切に教えてあげたら、

「ワオーー」ってマジで感心されてしまい、

思わず、

「イッツ マイ ジョーク」とあわてて訂正 

 

2時間の予定の掃除は、そんなこんなのいろんな語らいで

どんどん長引き、はかどらないまま終了。

 

 

 

思わず、

「ウオーーをオオオッツ 

 ってわかるかな、このブログ 曲が 出ないけど・・・

 

今、深夜テレビ番組で流行ってる

「テラスハウス」の曲が頭の中を駆け巡りました。

 

男女付き合う、付き合わない、

夢を目指して、芸人、役者、モデルが共同生活をする

テラスハウス

 

ってなことは

あれは番組構成上であって、

現実、トイレットペーパーの紙補充して、

排水口のゴミ出して。

 

しいて言えば、入れ替わりに住人が出てくるので、

さしずめそれは

渡鬼

渡る世間みたいなドラマですかね。

そして私は

まあ、泉ピン子だす!!

 

 

 

 

 

 


たくましく 育つ!

2014年07月07日 | ヒッポファミリークラブ

ボンジュー

先日のブログ記事の続きです。

急逝した、お母さん亡き後、初めてのヒッポの集まりに、幼稚園のKだけ誘って

活動に参加しました。

お父さんの意思でヒッポは続けたいとのことでしたが、

まだまだ、落ち着かないようで、Kだけ誘ってみました。

いつも、元気で、相変わらずニコニコ笑顔のKに回りが癒されます。

 

 が、しかし、

いやあーー元気だわ、幼稚園児。

常に走っているし・・・

そういえば、彼のお兄ちゃんを5年前に、小学校2年生ぐらいだったかな、

はやり私がヒッポに連れていったことがありました。

 

その時、Kを出産し、入院しているお母さんにかわり、私が連れて行ったのですが、

おにいちゃんのMは道でも、階段でも、いつも走っていたっけ。

「おーい、ちょっと待っててよ」って言ったら、

「僕、とまると苦しくなるんだよ」ってなんかの魚みたいなこと言ってたのを思い出しました。

もう、兄弟そろって元気だわ。

 

 

ヒッポでは色々な国の曲を使い

ダンスやゲームなど多々行うのですが・・・・

それは、大人も子供も もう本気でやるもんで、盛り上がりますが

その時に事件が、

Kが思いっきり走って来たもんで、衝突してしまい、

鼻をぶつけて、ビエーーーンと泣いてしまいました。

 

 あ”--どうしよう、

こんな時いつもなら

「おかーしゃーん」と言いながら、膝に乗かって

ぎゅっと抱きしめてもらい 落ち着くのですが・・・・

 

そうだ、私がお母さんになろうと

駆け寄り、ぎゅっと抱きしめたのですが、

泣きながら、顔を上げて、

違うんだと思ったのか、部屋の陰に走り、カーテンの陰に籠ってしまいました。

その後交代で、皆が声をかけたら、

意外に早く復活して

また笑顔で戻ってきて、一安心。

 

そんな、場面が結局3回ぐらいあり、

最後は大の字になって、泣いてましたが、

またかーーって感じで、回りも微笑ましく見守っていたところ

一人で立ち直っていました。

 

これからも、彼なりにこんな場に合うとは思いますが、

その度に乗り越えながら、たくましくなっていくのだろうな。

そんな彼を皆で、暖かく、見守っていきたいです。

 

 

 


お人柄

2014年07月06日 | ヒッポファミリークラブ

ボンジュー  連日涼しくて助かりますね。

 

さて、前回の記事を書いて思ったことですが、

よくテレビや新聞などで、亡くなった人について、コメントを求められると

本当にいい人で、まさかあの人がって・・・・

ほぼみんな いい人になるので、

ほんとかいなーーって

思ったことがあります。

 

だが、今回の彼女は本当に私が人生の中で

沢山の人に会ってきましたが、

彼女に関しては、非の打ち所が無いということばがぴったり。

 

素晴らしい女性で、素晴らしいお母さんで、素晴らしい奥さんでした。

そして、ヒッポでの本当にステキな頼りになる、暖かい・・・・メンバーで

また長くなるので、やめときますが、

こんな人だから、神様の呼び出しが早かったのかな。

あーあー

長生きしたけりゃ、やっぱり、悪い人でいたほうがいいんだろうか。


いつか、いつか、っていつですか?

2014年07月03日 | ヒッポファミリークラブ

フランスのグザビエの受け入れも楽しく終わり、あっという間の一週間でした。

書きたいことはたくさんあり、ファミリーでも報告しようと色々小ネタを仕込んでいた時に、

訃報が届きました。

 

ブログで書くことにためらいもありましたが、

今の心境は、これを書かずしては、前に進めない、現に一週間もブログを書くことができず、

人に会っても、

電話などしても、

まずはこの気持ちを吐き出さないと、要件の話ができない

 

もう、あまりに悲しくて・・・

 

毎週一緒に、本当に楽しく、ヒッポの活動を楽しんでいた、若くて、きれいで、よく気が付いて、

なんでもできて、でも、控えめで、おしゃれで、いつもニコニコして笑顔しか思い出せない・・・・

書いているとすごい量になるので、このあたりでやめますが、

 

 大事な大事なヒッポの仲間が突然の病に倒れ、東京に雷鳴がとどろいた日に天に召されました。

 

 

このブログは日々発見した面白いことを書くのがコンセプトですが、

今はとてもそんな心境ではなく、しばらくお休みしようかと思いました・・・・が、

天国から怒られそうなので、書き始めました。

なので、この間で面白かった小ネタを頑張って書きます。

 

その1.

と書き始め、その3ぐらいまで、小ネタ書いたんだけど

全然つまらないので、削除した。

なんか、筆、いや、指がさえない。

 

こんな時はじっとして、時が過ぎていくのを見守るしかないのかも。

 

あーあー 子供のことばの発達のことも、お絵かきのプロセスの話も

もっともっと話そうと、いつか、いつかって

色々脳内で妄想してましたが、

「いつか」が、ない!ってこと あるんだね。