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いい日旅立ち

日常のふとした気づき、温かいエピソードの紹介に努めます。

うたあわせの悦び~1300年の時空を越えて~

2019-01-23 21:04:08 | 読書


栗木京子は、
現在、NHKの短歌番組の選者として、
テレビ出演している。

京都大学理学部出身。

はやくから、文才を買われたが、
理学部を選んだのが珍しい。

もっとも、
先輩の永田和宏等も理系の人だし、
斎藤茂吉だって、理系・医学部の出身である。

栗木京子の「うたあわせの悦び~1300年の時空を越えて~」
が、面白い。

奈良、平安、鎌倉時代の高名な歌と一緒に、
同じテーマの現代の歌を比べる。
日本のような、歴史の古い国に住むからできることである。
アメリカ合衆国では、
こうはいかない。

1000年以上前の自国の書物を、
現代の作品とともに読める日本人は、
恵まれているのだと思う。

10万円近くする大山康晴全集

2019-01-23 20:35:14 | 将棋


将棋の専門棋士の棋譜をまとめたシリーズは多い。
江戸時代の棋士から、
明治
大正
昭和
平成
に至るまで、
多くの全集が発行されてきた。

それらの中で、
最も高価なのは、
大山康晴全集であろう。
新品の定価は3冊4万円であった。

現在、アマゾンで手に入るもので、
もっとも高価なものには、10万円近い値がついている。

谷川浩司全集も、貴重品だ。

羽生善治全集がないのは、なぜだろう?

専門棋士の棋譜と将棋の実力

2019-01-23 20:24:43 | 将棋


ほぼ毎日、将棋の専門棋士の棋譜を並べる。
高段者のものが多い。
ところが、
うなるような手があるかと思うと、
「高段者でさえこんなミスをするのか」
と、あきれるような指し手もある。

一番よく並べるのは、
「谷川浩司全集」
である。

鋭い攻めの棋風と言われるが、
渋い指し回しも多い。

歴史に残る名著も多い。

大山康晴全集
中原誠全集

などである。

江戸時代の棋譜を並べるのも、
一興である。

宮柊二は、専任歌人となったが……

2019-01-23 20:12:09 | 短歌


歌人は多い。
しかし、短歌のみを生業とする人は少ない。

斎藤茂吉は精神科医だったし、
上田三四二は内科医だった。

それに対し、
宮柊二は、40代まで会社勤めをした後、
退職して、新聞の選歌や雑誌の稿料で
生活するようになった。
歌誌「コスモス」を切り盛りしたのも
有名な話である。

戦時中の体験が、
そのもととなっており、
今でも「山西省」は、
戦争文学として、
高く評価されている。

宮柊二の作風は、
徐々に変わっていくのだが、
人生の航路にしたがって、
少しずつ変化していく。

戦後の、宮柊二の歌も好きである。

戦前では、
北原白秋、
島木赤彦
等が、文学だけで生活した人たちである。

宮柊二の歌が、しんしんと聞こえてくるようだ。







「不純異性交遊」って、何だかわかりますか?

2019-01-23 17:48:44 | 人生


50年前。
わたしが、中高生だった頃、
「不純異性交遊」という言葉があった。
中学生、高校生が、男女で個人的な付き合いを
してはいけない、というのである。
その掟を破ると、
「不純異性交遊」と言われた。
グループで付き合いなさい、という教えである。

隔世の感がある。

当時は、
フランス人が、街の真ん中で抱き合っているのを見ると、
びっくりしたものである。
今は、日本の中でそういうことがあっても、
日常茶飯事である。
なんともない。

中高生は、
「恋愛と友情のどちらをとるか」
という悩みをもつという。
以前なら、考えられなかったことである。

異性の友人のところに夜行き、
なかなか帰らない、
というときも、
当たり前で、何の咎めるべきことでもないそうだ。

わたしも、年をとってしまった( ;∀;)

対局日誌~その45~

2019-01-23 17:36:33 | 対局日誌


昨日から、81Dojoで、
計14局指した。
大変調子が良く、13勝1敗。
連戦連勝で、
連続昇段。

それで、地域の将棋サークルで
指そうという気になり、
5局ほど指した。

相手は、高段者のHさん。

居飛車、振り飛車、
何でも指す。

早指しを心掛けたが、
ある局面で、
手がとまってしまった。

勝勢なのに、
どうしても次の1手が浮かばないのでだ。
それで、ゆっくり攻めることにした。
ところが、相手が怒ってしまった。
「こうやれば終わる」
との指摘。

そのとおりだ。
一言もございません。
81Dojoでの連続昇段の温泉気分は、
ふっとんでしまったのだった( ;∀;)

対局日誌~その44~

2019-01-23 17:02:58 | 対局日誌



地域の施設にて5局。

高段者のHさんのご指名で、
5局指した。
成績は、2勝3敗。

わたしの棋歴は60年、
相手の棋歴は85年。
お互い、居飛車、振り飛車、相振り飛車、力戦、角換わり、棒銀、相掛かり
何でも指す。
ことに、Hさんは高段者で、
まったくなんでもござれ、である。

1勝3敗の後の第5局。

わたしの勝勢で、ほぼ必至がかかった。
相手は、受けの妙手を連発して頑張る。
ある局面で、もう逆転の余地はなくなった。
手を変えても変えても、
受けられる。
とうとう相手が何もできない局面になってしまった。
ところが、
決め手が見つからない。
考えても考えてもわからない。
それで、
いったん竜を引き上げた。
すると、そこで緩めるのは、ひどすぎる、
とHさんが怒ってしまった。
「こういう風に詰ませるんだ」と、説明。
なるほど。
しかし、続けて指す。
それでも、えんえんと将棋は続き、
200手くらいで私の勝ち。

しかし、相手を怒らせたのは、
私が悪い。
よくあることだが、
力が違う場合、
もう負けと分かっているから、
投げたい。
が、詰む迄指そう、ということがある。
そこであまりモタモタされると、
もういい加減にしろ、
次を指そう、
と言いたくなることはある。

初心者相手に、
そういう気分になることはよくあるから、
Hさんの気持ちはよくわかる。

偉そうなことは言えない。

完全に管理され、
紳士同士が指している。

それでも、しょっちゅうさざ波はたっているのである。