徒然雑感 by おとぼけの父上

R中学のソフトテニスコーチ、エスパルスの応援、その他何でも、日々の雑感を記録していきます。

恐るべし!国枝慎吾選手 多分伝わらないだろうなあ

2022-07-13 13:45:49 | テニス

またやってしまいました。昨日まで図書館から9冊借りていた私。そのうち6冊読み終えたので図書館に行ってきました。通常、行く前に借りている本が延滞となっていないか調べます。それはもし延滞となっている本があれば、その本を返さないと新規の貸し出しが出来ないからです。今回、それをすっかり忘れていて、図書館で6冊返してから、そう言えば延滞になっているかも?と気がつき、しかもそのうちの1冊は自宅にあったので、1冊も借りることが出来ませんでした。悲しい!

 

先日、ウィンブルドンでの国枝選手の、

シングルス・ダブルスでのダブルの優勝について触れました。

ウィンブルドンテニス 今日が最終日

エスパルス対グランパス うれしいけど信じて良いのか?

実は、国枝選手のシングルス決勝の試合は、

録画はしてあったのですが、途中までしか見ていなかったので、

やっと、夕べ最後まで見ることが出来ました。

そして、奇跡の様な大逆転劇!

いやいや、奇跡と言う言葉は国枝選手に対して失礼か!

とにかく、あの試合の流れで逆転出来る、

国枝選手の精神力、テニスの技術、車いすを操るチェアーワーク。

本当に凄い選手です。

特に試合後のインタビューで、

昨年のパラリンピック優勝から、

2021年全米、2022年全豪、2022年全仏と優勝を重ね、

今回の優勝未経験の全英での決勝進出。

この絶好のチャンス生かすためにも、

今後まだまだ試合は続いていくけれど、

全部負けても良いので、この全英だけは勝たせて欲しいと、

神様に頼んだと仰っていました。

そんな、むしろプレッシャーになりそうな状況下、

しかも現実的にも相手が有利な展開の中で、

苦しい中を勝ち抜く姿を、出来るだけ多くの方に見て欲しかった。

 

さて、スコアを見れば、

セットカウント2-1(4-6、7-5、7-6[10-5])。

このスコアだけでも、激戦の様子が判ります。

この試合、タイブレークを除くと34ゲーム戦いましたが、

26ゲームがお互いのサービスブレイクで、

サービスキープは8ゲームしかありませんでした。

1set 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 tb total
国枝 - B - - K B - B - - - - - 4
ヒューエット B - B K - - B - B K - - - 6
2set 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 tb total
国枝 - - K B - B - B - B K B - 7
ヒューエット B K - - B - B - B - - - - 5
3set 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 tb total
国枝 - - - B - B - B K B - B 7
ヒューエット B K B - B - B - - - B - - 6

車いすテニスの大きな特徴の一つは、

良い選手ほどサービスリターンが大きな武器だと言う点。

車いすに座ったまま打つサービスでは、

中々強いサービスが打てない上に、

逆にリターンする側は、ある程度前に動きながら、

ライジングをリターンすると、強いリターンが打てるので、

リターンエースが多くなる傾向にあります。

普通のテニスよりリターン側が有利となり、

その結果が、今回の様なブレークの嵐だったのです。

 

しかも、

まず、対戦相手は地元イギリスの選手。

ヒューエット選手への大声援で、国枝選手は完全なアウェイでした。

また、パワーだけだったらヒューエット選手の方が上。

そんな中、第2セットは4-5とヒューエット選手リードで迎えた、

ヒューエット選手のサービスゲーム。

30-0とヒューエット選手がリードして、

会場が盛り上がったところからの逆転。

5-5から国枝選手が不利なサーブもキープ。

このセットを7-5で取ります。

しかしファイナルゲームはヒューエット選手が頑張り、

2-5とリードされる苦しい展開。

 

ここから、ヒューエット選手も勝ちを意識したのか、

ミスが増え始め、少しずつ流れが国枝選手に動きます。

そうは言ってもヒューエット選手の、パワーは顕在なので、

接戦が続きます。

ただ、お互いのギリギリの戦いの中、

アウトイン判定のチャレンジで、

ヒューエット選手のボールはミリ単位でアウト。

国枝選手のボールは、ミリ単位(それこそ1ミリ?)のイン。

そんなラッキーが味方してくれました。

 

更に、5-6でリードされたゲームも、

0-30とヒューエット選手リードからの逆転。

最後の10ポイントタイブレークも、

0-1、1-2、1-3、2-4、3-5から、

5ポイント連取で大逆転の10-5での勝利でした。

全てが、逆転に彩られた熱い戦い。

だからスポーツが魅力的なんですよね。

次は年間グランドスラムですかね?

ガンバレ国枝選手です。

 

さて、今年の目標である年間読書150冊。

166冊目です(今年191日目)。

「警視庁53教場 聖母の共犯者」吉川英梨   

勝手に評価10点満点中6点

府中刑務所で脱獄発生――脱走犯の行方追っていた矢先、卒業式真っ最中の警察学校で立てこもり事件も起きて……。あってはならない両事件。かかわる人々の思惑は!? 人気警察学校小説シリーズ第3弾!

吉川英梨さんの小説の多くは、

良く練られたワクワクさせる展開ですが、

時にそこにあざとさ?ウーン、的確な言葉が見つかりませんが、

作為的と言うか、そこそんなに上手くいく?とか、

そうはならないんじゃない?

と言う場面がありますが、

それを上回るおもしろさもあります。

コメント
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