日本全国、一般的には今日から?お盆休みなのかな?昔も今も、私のお仕事にはお盆休みは全く関係無いので、今ひとつピンとこない日本の風物詩です。日曜月曜としっかり雨が降り、近隣の長尾川は通常モードは水無川ですが、流石に今日は水位的には大したことはないのですが、しっかり水は流れていました。昨日のブログでも触れましたが、最近時の水不足の状態が少しでも改善されると良いですね。今のところ静岡県では、取水制限は実施されていません。主なダムの水位は、長島ダム: 95.3%、太田川ダム: 94.0%、奥野ダム: 86.8%、青野大師ダム: 77.0%という事で恵まれているんですね。
8月10日から18日の日程で、
シンシナティ・オープン(WTA1000ハードコート)が行われています。
女子シングルスには内島萌夏選手、伊藤あおい選手が出場し、
女子ダブルスには、加藤未唯選手はガリナ・ボスコボワ選手とペアで、
青山修子選手はクリスティナ・ブスカ選手とペアで、
穂積絵莉選手はウルリッケ・エイケリ選手とペアで、
柴原瑛菜選手はシェシュウェイ選手とペアで出場します。
ここまでの結果ですが、
世界ランク89位の内島萌夏選手は、
1回戦で世界ランク56位のマリア・カミラ・オソリオ・セラノ選手と対戦し、
5ー7、6ー1、4ー6で敗戦となりました。
世界ランク110位の伊藤あおい選手は、
1回戦で世界ランク58位のエレナ・ガブリエル・ルーズ選手と対戦し、
6ー2、7ー6(8ー6)で敗り、初出場で初戦突破し、
WTA1000の大会で2大会連続の2回戦進出に成功。
2回戦では世界ランク33位のアナスタシア・パブリュチェンコワ選手と対戦し、
1ー6、6ー4、6ー4で勝利しました。
3回戦では世界ランク6位のマディソン・キーズ選手と対戦し、
4ー6、0ー6で敗戦となりました。
伊藤あおい 世界6位の全豪OP女王に屈す、ストレート負けで3回戦敗退<女子テニス>(tennis365.net) - Yahoo!ニュース
正直に言えば、伊藤選手の実力ではこのあたりが限界?
少なくとも今のままではWTA1000の大会での優勝は難しいでしょう。
それでも、第1セットで1回は相手のサーブをブレーク出来たり、
少なくとも4ー6まで粘れたことは今後につながると思います。
私のような素人が分析するのも烏滸がましいのですが、
伊藤選手の特徴は、まず最初に目につくのはフォアのスライスです。
このスライスも実は数種類有ります。
一つは、普通のスライスショットです。
パワーヒッターの選手も態勢が悪くなり強いストローク出来ない時に使う、
カットがメインのつなぎのスライスショットで、
これは威力もなくスピード的にもやや遅い打球です。
伊藤選手はこれに加え、高い打点で暑くボールに当てるスライスで、
これは低くバウンドしてからも伸びる上に、トップスピンの様には弾まないので、
意外と食い込まれたりして強く返せなかったりします。
そして、当たる瞬間にラケット面の角度だけ変えて繰り出すドロップショットですね。
伊藤選手の最大の特徴はスイングがコンパクトで、
実際に打つまで方向性が判り難いのが最大の特徴です。
知勇は一般的にパワーヒッターは強く打つためにテイクバックも大きく取りますし、
相手の強いボールに合わせてカウンター的に打つケースもありますが、
いずれにせよ打つコースを惑わすような動きをする余裕はないのですが、
伊藤選手の場合、スライスもバックハンドも、
深く来るのか?
やや短めの来るのか?
アングルをつけるのか?
実はドロップショットなのか?が物凄く判りにくいですね。
そしてスライスだけでなくフォアもそんな感じですし、
何よりバックがストレートなのか?クロスなのか?逆クロスなのか?が、
本当に判りにくいのが特徴で、
「これに惑わされるランクの高い選手」という構図になっています。
ただ、それを克服出来る選手との対戦では、
どうしてもパワーで負けてしまうので、今回のキーズ選手との対戦のように、
第1セット4ー6と競っていても、後半0ー6と突き放されてしまうのだと思います。
体力面でもまだまだ課題も有るので、
今直ぐ大きな大会でかなり上まで勝ち上がるのは難しいと思いますが、
まだ21歳と若いので大化けするかもしれませんね。
問題は本人がそこまでストイックでないことでしょうか?
前から言っていますが、個人的にはこう言う変則的な選手が好きなので、
あっと驚く結果を見せてくれたら嬉しいですね。
さて、話がくどくなりますが、今日の試合に敗れた伊藤あおい選手ですが、
その特異なプレースタイルで今一番注目を浴びています。
ご本人曰く「へにょへにょテニス」というプレースタイルは、
私が敢えて触れるまでもなく、
パワーテニス全盛の時代に1石を投じるものです。
自称「へにょへにょテニス」伊藤あおい 21年全仏準Vに下克上 大坂なおみに次ぐ日本NO2へ…シンシナティ・オープン(スポーツ報知) - Yahoo!ニュース
大坂選手や他のパワーを売りとしている選手から見れば、
明らかに球速は劣っています。
なかなかデータが見つからないので、仕方なくサーブのスピードで比較すると、
大坂なおみ選手クラスのサーブのスピードは最高で190キロ前後。
平均で170キロから180キロ程度でしょうか?
伊藤あおい選手よりチョット下の年齢ですがほぼ同年代の石井さやか選手で、
サーブのスピードは、アベレージで150キロ後半?
時に170キロを超えるサーブも数本出るようです。
これに対し、伊藤選手のサーブは最速でも150キロ前後。
多分アベレージは140キロ前後?(ひょっとして130キロ台)ではないでしょうか?
この比較はほぼストロークでも同じような比率になるのでは?
ただ、ストロークはスピードが出れば出るほどミスの確率も大きくなるので、
正確性とスピードをどのあたりで折り合いをつけるかがポイントになる訳です。
このあたりの精度だったり、スライスの威力だったり、フットワークの向上が実現すれば、
私が先程失礼にも書いてしまった、
WTA1000クラスの大会での優勝も実現するかもしれませんね。
女子ダブルス1回戦は、
加藤未唯選手/ガリナ・ボスコボワ選手ペアは、
グオハンユー選手/アレクサンドラ・パノワ選手ペアと対戦し、
7ー5、0ー6、5ー10で敗れました。
青山修子選手/クリスティナ・ブスカ選手ペアは、
ジャンシンユー選手/チャンハオチン選手ペアと対戦し、
6ー2、7ー6(7ー4)で勝利しました。
穂積絵莉選手/ウルリッケ・エイケリ選手ペアは、
キャサリン・ムクナライ選手/リンダ・ノスコワ選手ペアと対戦し、
5ー7、3ー6で敗れました。
柴原瑛菜選手/シェシュウェイ選手ペアは、
ガブリエラ・ダブロウスキー選手/エリン・ルーリフ選手ペアに、
5ー7、5ー7で敗れました。
ガンバレ伊藤選手!
がんばれ日本選手です!