オリンピックに於いて、ここまでの日本はかなり好調ではありますが、だからと言って全てが上手く言っている訳ではありません。全ての国、全ての選手が勝ちたいと願って頑張る訳ですから、日本だけに女神がほほ笑むはずもなく、例えば、絶対王者と言われていたバトミントンの桃田 賢斗もケガに泣き敗退。メダルに届かないことは失敗かも知れませんが、でも、努力が必ず報われる訳ではないこと。だからこそ、届いた時の感動がある訳で、全ての選手にお疲れ様と言いたいです。
今日は注目していた競技がありました。
柔道の混合団体と男子サッカーでした。
柔道は1964年の東京オリンピックから採用されました。
その後、国際的に普及していく中、
細かいルールも漸次変更されてきていて、
途中、効果・有効・技あり・一本を争ったこともありましたが、
今は大分変っていました。
変更点と言うか変遷を最後に載せておきます。
YAHOOのオリンピック特集ページからの引用です。
さて、混合団体は出場選手の階級にやや幅があるので、
国別の出場選手によって、違う階級の選手での対決が実現し、
オリンピックチャンピオンであっても、
上の階級の選手に苦戦する姿が新鮮でした。
結論から言えば決勝でフランスに敗れ2位。
お家芸の柔道で、しかも層の厚さがカギとなる団体戦で敗れたこと。
もちろんもの凄く残念ですが、これがオリンピックと言えるでしょう。
そして、男子サッカー。
守備を固めるのがお国柄のニュージーランドが相手。
2010年の南アフリカワールドカップでは、
予選リーグ3戦3引き分けと言う実績もあります。
そんな中、日本も前半の遠藤選手、
後半の上田選手が決めてさえいれば楽勝だったはずですが、
慎重すぎてのスコアレス。
試合中完全に負けパターンでした。
「PK戦で残念な敗戦」がずっとチラついていました。
しかし、PK戦ではそんな心配が全くいりませんでした。
みんな落ち着いていましたし、
相手のGKやキッカーはかなりプレッシャーがかかっていました。
負けてもダメ元で臨めば、普通はリラックスできるはずなのですが、
今回のニュージーランドはそう思えなかったようでした。
ところで、我が家で話題になりましたが、
上田選手のポジショニングと言うか、動きと言うか、
とにかくんあれだけ得点できそうなシーンを作り出す上田選手は、
本当に天才だと思いますが、
そのチャンスを外し続けることも、もの凄い才能だと思います。
ある意味、シュート前の動きは、
シュートさえ打たなければ世界1の選手だと思います。
ただ、今日の苦戦は良い刺激になるかもしれません。
楽勝、楽勝で勝ち進むと、本当の逆境となった時に、
耐えられないことがあります。
だからこの苦戦を是非生かして、次戦スペインにも勝って欲しいですね。
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男子は1964年東京大会で初めて採用となり、以降は68年メキシコ大会を除いて実施されている。女子は88年ソウル大会で公開競技として行われ、92年バルセロナ大会から正式種目となった。試合では、白か青の柔道衣を着用した選手が、10メートル四方の畳の上で戦う。どちらかの選手が「一本」をとれば、その時点で試合は終了し勝敗が決する。投技の一本は、インパクト(強さ、速さ、背中が大きく畳につく)がある形で相手を投げた場合に与えられる。インパクトにおける条件のうち、どれか1つが欠けていた場合は「技あり」になる。固技では、技の要件がそろった瞬間に主審が「おさえこみ」と宣言し、そこから10秒で「技あり」、20秒で「一本」になる。
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これまで個人戦のみだった五輪柔道に、新たに導入される混合団体戦。世界選手権では2017年から実施され、日本は19年まで3連覇している。構成は男子が73キロ以下、90キロ以下、90キロ超の3人、女子は57キロ以下、70キロ以下、70キロ超の3人で、同じ階級の選手同士が戦う。一本勝ち、不戦勝、相手の棄権による勝利は10点、技ありでの優勢勝ちは1点、指導差の勝利は0点と規定。決着がつかない場合は、ゴールデンスコア方式の延長戦を行う。6人が終わり、勝利数や得点で決着がつかない場合は、無作為に選ばれた階級区分の選手で代表戦を行う。