はばかりさま

日常生活など諸々の自己満足日記、
マイブームは「スウィンギンロンドン60'&昭和40年代」です。

「The ARTIST アーティスト.」

2012-04-05 | 映画



天王寺アポロシネマ「アーティスト.」試写会に家人と行って来ました。
1時間41分…白黒映画はよく観ましたが無声映画は数本程度観たぐらい、
字幕読むの大丈夫かな、眼鏡必須だから時間が長いと疲れるし…
期待が大き過ぎてつまらなかったらどうしようか…とかちょっと心配だったのですが、
始まったらそんなのどこかへ行ってしまいました!

字幕は当たり前ですが大きめで、台詞画面は黒背景に白文字で読みやすいし台詞数も少ない、
人の顔や背景部分にかぶって見づらいとかもないし読み終わる前に字幕が変わるということも
ありませんから、ストレスなく観れます。
台詞のない場面(大部分ですけど)は出演者の顔の表情しぐさで、想像します。
だから10人見たら10人が多分違う台詞などを想像して観ているから
大まかなストーリーは一緒でも細かい所は違うでしょうねえ。

ジョージ・ヴァレンティン(ジャン・デュジャルダン)は、二枚目の濃~い20年代の映画スターそのもの。
セクシーな黒髪(っぽく見える)と口ひげ、スーツ、キメ顔とポーズがさまになってます。
上手くはまっていてかっこいいなぁ、なんてキメ顔のところとかうっとり見てしまいました。
だから主演男優賞は獲るだろうなぁと思っていたのでアカデミー賞を獲った時は、やはり、と。
ぺピ・ミラー(べレニス・べジョ)は、微妙に20年代じゃないんです。どこか違う…。
衣装や髪型化粧はそれらしいんですが、うーん。顔?の作りが現代的、なのかなぁ。
もう少し顔がふっくらした感じの方が20年代的というか、リリアン・ギッシュとか、
クローデッド・コルベール…は30年代ですけど、何かそういう系統なんですよね。

色々な過去の映画のオマージュ、パロディ場面が出てきますが、あれかなこれかな、
なんて思いながら、でもお話に夢中であまりその事を考えずに、観てました。
最後の最後の場面は圧巻でした…あれすごいですよ!4ヵ月の猛特訓の成果ですか。
最後がハッピーエンドで本当によかったです。エンドロールが終わるまで座席に座って
しみじみしながら観ました。



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