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日々の気になる出来事を私なりの切り口で動物たちに報道させます。
時事ネタ、エンタメなんでもありの駄ブログです♪

昭和天皇、A級戦犯合祀に不快感メモ

2006年07月20日 | THE NEWS[時事ネタ]
いやはやこの時期にこんな物がねぇ・・・・・

昭和天皇、A級戦犯合祀に不快感…宮内庁長官メモ
以下記事引用
昭和天皇が靖国神社のA級戦犯合祀(ごうし)に関し、「だから私はあれ以来参拝していない。それが私の心だ」などと語ったとするメモを、当時の富田朝彦宮内庁長官(故人)が残していたことが20日、明らかになった。
引用ここまで


これはまたすごいメモが出てきたもんだ。
だってあの昭和天皇が靖国参拝にハッキリ不快感示してるんだよ?
いやはやこりゃビックラこんの昆布茶だ。

さぁ、これを受けてまでも小泉さんはその公約通り
8月15日に靖国に行くのか、行かないのか。

やるといったら何が何でもやってきた小泉さん。

どうすんのどうーすんの

強 我 無 影
        武
行 慢 視 者

どーーーすんのよっ


「だから前々から小泉さんにはちゃんとした参拝処理場が必要だったんですよ」
「不法投棄しまくってるからなぁ」

中田英寿引退特番

2006年07月20日 | otaスポ[スポーツネタ]
先週の土曜日にやっていた中田英寿引退特番を見ました。
すでに書き終えていたけど
どこかの誰かさんのおかげで他に書きたい記事があって
今頃のアップになりました。
見逃された方、今だからすべてを語るヒデをどうぞ。

あ、率直な感想はヒデが素直に語ってくれたのが嬉しいですね。
何よりもすごくサッパリした表情だったのが印象的です。

中田英寿
「自分を素に戻したい」

いつの間にか"自分"を素直に出せなくなっていた。
ヒデの心中は察するに余りある言葉だった。

ブラジル戦の後のあのシーンについてはこう語った

中田英寿
「これが最後の試合以前に、
全力を出していながら不本意な結果に終わって悔しかった
いろんな感情が一緒に出てきて
今でもどういう感情か説明できない」


あの時、ヒデに声を掛けに行ったのは協会のスタッフと宮本。
そしてアドリアーノだった。
ヒデは特にアドリアーノが声を掛けてくれたのが嬉しかったようだ。

三度目となるワールドカップ。
彼は最初から最後まで怒っていた。
ビデオを見ながらヒデは日本代表の問題点を分かりやすく語ってくれた。
その全てはDFにまつわることだった。
オーストラリア戦では危険な位置でプレーする選手へのマークが
付ききれていなかった。
人数は多いのに最後シュートまで持っていかれてしまう。
まずDFラインが低すぎる。中盤でコントロールするヒデにとって、
DFが下がりすぎると仕事が出来ない。
しかしDFを統括する宮本は試合に応じて変化させれば良いと主張。
DFラインが低いなら低いなりにマークすればいいのだが付ききれていない。
結果相手に決定的なパスを許すことになってしまう。
ワールドカップ本番の時点ですでにチームは崩壊していたのだ。
負けるべくして負けたのかもしれない。

(手前ミソ失礼・・・過去記事の[トルの・・・] W杯 日本VSクロアチア
三都主がマークに付いているにもかかわらずヒデが全速力でプレスに行った場面を
取り上げたが、ヒデも三都主のマークは危ないと感じていたようだ)

そしてオーストラリア戦でのジーコの小野投入の采配。
これにはヒデもやはり疑問だったようだ。
ただ、ジーコに対してもこの4年間色々思うところはあったようだが
最後にはその人間性にかけた。
トルシエ時代には全てを決められたとおりにしなければならない。
しかしジーコは自由といういわば選手全員が責任を負わなければいけないという
とてもやり甲斐あるサッカーのはずだった。
だが、ヒデは素直に語った。

中田英寿
「ジーコは明確な戦術を与えてくれない。
場面場面で選手間で話し合ってきた
その上でこの4年間を振り返って最終的に思ったのは
現時点ではトルシエのような
全てオーダーされてやる方の方が合っている。
その先の自分たちでイメージしてやっていくにはまだ早すぎたのかな」


ヒデはワールドカップ前にすでに気付いていたのかもしれない。
こういう結果が訪れることを。

ワールドカップはそんなに甘いものではない。
アジア予選の時点で苦戦し、それでも強運で勝ちあがってきた。
このことがかえって日本代表の悪い部分、
もっと突き詰めなければならなかった部分が隠れてしまったという。
日本代表には何が足りなかったのか。
それはワールドカップが始まる2ヶ月前にすでに語っていた。

中田英寿
「精神的にももう一歩上に行かないといけない。
みんなやる気はあって、必死だろうけど、
それをいかに表現できるかは別問題。
その辺が技術は上がっても精神的に上がりきれてないと思う
いい試合をしたときは本当にみんなが良いパフォーマンスを見せている
でもそれは非常に不安定で出来るときと出来ない時がある。
そこを危惧している」


ヒデ自身、プレミアでの最終戦で実は怪我を負っていた。
だがそれをチームメイトには明かさなかった。
痛いからって言っても仕方ない。それを管理するのもプロだと。
何が彼を動かしたのか。それは彼がホームページで語った
「誇り」以外の何者でもないだろう。

ワールドカップ、危惧していたヒデの嫌な感は当たってしまった。
オーストラリア戦でチームは大きな痛手となる敗戦を喫した。
クロアチア戦を前にして
DFとヒデの主張は真っ向から対立していた。
先発組と控え組での練習試合。その内容は散々なものだった。
日本のマスコミは
「クロアチアに手の内を明かさないため」
と良い様に報道していたが、実際は殆ど空中分解していたようだ。
そして迎えたクロアチア戦。
暑さで足の止まっているチーム、柳沢の決定的な場面のミス。
クロアチア戦には「何としても勝つ」というものが足りなかった。
これこそヒデが言う
"精神的にもう一歩上にいかなければならない"
という部分だろう。

ヒデは言う。
中田英寿
「今の選手で何が足りないかと言うと、
プレーする時の"覚悟"それが足りない」


ブラジル戦。
前半に追いつかれた時点でヒデはすでに決着はついたと語る。
しかし、それでも彼は最後まで走り続けた。

中田英寿


彼は常に妥協しなかった。己に厳しくいつも全力を出し切れるか。
それが"誇り"という言葉に込められた思い。

中田英寿が伝えたかったもの。
ヒデの悔しさは何も自分だけでは無かった

中田英寿
「僕は決して日本の選手のことを評価してて活躍できると思っている
でも良い選手なのに100%力を出し切れていないのが悔しい。
100%出してやろうとする事が裏目に出て
僕の押し付けのように感じ取られてしまう。
結局最後まで力を出し切れなかった。
でもまだ選手は100%の力を出していないという事に気付いてほしい」


そう中田は日本の選手に言い残した。

ピッチ上で横たわった後、
最後にどうしても伝えたかったことがあった。

中田英寿
「不甲斐ない結果に終わったのに
最後までサポーターが居てくれたことは嬉しかった。
ゴール前のファンに本当はもうちょっと挨拶したかったけど
不恰好な姿が見せられなくて・・・・」


そしてHPに寄せられたファンからのメールにも嬉しかったと語る。

「こんな終わり方で申し訳ないと思いながらも、
ありがとう」


ヒデはそんなワールドカップでも「覚悟を感じた」選手を挙げた
中田浩二と川口能活だ。
どうかヒデの伝えたかった事をこれからの日本代表に受け継いでいって欲しい。

ところでこれからヒデはどこへ向かうのだろうか

「世界中を旅行したい。
今の僕に何が出来て何が出来ないかを知るために。
視点を変えて新しいものを発見できるかもしれない。
日本の事を知らなさ過ぎるので日本もいつかはゆっくり旅をしたい」


最後に中田英寿にとってサッカーとは

中田英寿
「サッカーが出来るって言うことは言葉を喋る以上の力がある。
それが自分が生きてきた上で一番大きな財産」



ではここで番組を見終えてのまとめ

久しぶりにじっくりと集中して番組を見た気がする。
それほどにヒデの語る一つ一つは当たり前すぎて重たかった。
そしてそれは他の選手にとって
「わざわざ中田に言われるまでもない」
という内容だったかもしれない。
でも、彼は少なくとも語る資格があったと思う。
誰よりもワールドカップで覚悟を、誇りを見せてくれた男だったから。

私の記事はヒデを持ち上げすぎているように見えるかもしれない
でもそれは今まで散々ヒデをリスペクトしなかった報道のせいでもあるだろう
おそらく私もそれがなければここまで取り上げなかったかもしれない。
だからこそヒデのウェーキはこうして残しておきたい。

4年後、彼はどこで何をしているんだろう。
またいつかいい意味でヒデの記事を書きたい。
お疲れ様。

中田英寿

今はただ、いい旅を!


本局過去記事
中田英寿現役引退 ヒデに心からありがとう
中田英寿の涙に思う~ジーコ日本代表総括~

支局過去記事
中田英寿現役引退
中田が嫌いなら嫌いって言えば済むのになぁ
中田英寿の言う「誇り」の意味を胸に刻もう