♪ぴんぽーん
「きたか」
「来ました」
「なんすか」
「なんなんすか」
「だから、なんなんすか」
「もう、ドラマ観て居てもたってもいられずに」
「ところでカラオケ行きませんか。で、『そっち?』ってツッコミ入れてもらえるような選曲しませんか」
「あんたも、なんなんすかいきなり」
「いいね、この『なんなんすか』で掛け合う感じ。この近くて遠いビミョーな距離感!」
「実に良い! さらっと遠回しに『あんたのことが好きなんすよ!』と告ってるようなもんだ」
「最後の車のシーンね。あれはまさに洋貴の心の叫びでしたね」
「双葉の気持ちはどうなんだろね」
「んー彼女としては、加害者家族で、相手は被害者家族で。複雑な立場でもあるわけですけど、恐らく自分を責めることで精いっぱいで、そこまでの想いまではいってないと思うけど」
「『この程度』で引退しなきゃいけないんだと」
「ちがいます。てか、その話題やめてくれる」
「全くだ。こちとら大竹さんの迫真の演技に惹きこまれ瞬きもできなかったっていうのに」
「ブタって瞬きできるんですか?」
「どういう意味だ」
「風間君もああいう役どころ、やっぱハマッテますね」
「だから彼は兼末健……」
「金八ネタやめい!」
「さらに文哉が現れた時の大竹さんの演技は凄すぎました」
「居酒屋ののれんをかき分けて『やってんの?』って店主に問う、さまぁ~ず大竹のギャグが好きです」
「頼むからそういう脱線トークはネットラジオだけにしておいて下さい」
「今週の話はマジで重かった。すんごい体力消耗した」
「ま、その興奮冷めやらないからこんな時間に記事書いているわけですね」
「だからさ、境遇は仕方ないさ、でも、もっと欲張っちゃえ。双葉も洋貴もアンクも映司も」
「オーズは別の記事でやって下さい」
「バスに『巨摩交通』て書かれていたことで、ああ、文哉ついに山梨まで来ちゃったって感じたんだ」
「なるほどね」
「何気に最初のクレジットで『倉科カナ』を見つけられなくて今週は出ないんだってショックでした」
「なんなんすか」
「だから、そこはヤナギブソンよろしく、『お前のマイブーム女優に誰が興味あんねん!』と」
「知らんがな」
「だから、そこは小沢一郎よろしく『あなた方が一方的にこちらを……』」
「
カエレ!」
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