大阪城公園の野鳥 元山裕康のこんなん出てます!

●●情報も含めた速報です●●( 詳しくはそれぞれご確認を)

5/6。夏鳥たちは今。

2010年05月06日 | Weblog
 どんより曇った空。ゴールデンウイークが終わって、昨日のサンコウチョウに集まった人たちは、普段の仕事の生活に戻ったのだろうか。
 出会うバーダーやカメラマンも非常に少なくなった。鳥たちも同じように少なくなった。

 情報も含め今日の主な鳥たちは、
 シジュウカラのさえずりがかろうじて数か所で耳にする。キビタキのさえずりも聞こえず、梅林南側上桜広場や市民の森で計♂3羽。大手前芝生でカワラヒワ2羽。三列風切の外縁の白色がはっきりせず、全体に派手に見えない印象の亜種カワラヒワである。春にはタンポポで採餌しているのがよく見られる。

 ササゴイが1羽、南外堀の教育塔前辺り藤棚下から飛び出し対岸へ。人工川ではアオサギが1羽採餌。

 音楽堂西側上でコゲラが、数日まえから同じところで盛んにドラミング。通行人がこれは何の音だと? キツツキの木をつつく音だと教えると 「大阪城公園にキツツキがいる!」 と驚く。

 今春もアカハラが多い。今日もみどりのリズムと太陽の広場東の森で計7羽。シロハラは見られなかった。腹の色に違いだけでよく似ているが、シロハラはこれから日本海を渡って大陸へ。アカハラは北日本へ。共に繁殖に向かうが行き先が大きく違う。
 ツグミは市民の森で1羽残っていた。
  
 今期の越夏カモ。北外堀にホシハジロの♂♀2羽。キンクロハジロの♂♀2羽。どうやらこの4羽で確定か。昨年の越夏カモは、ホシハジロ♂2♀1・キンクロハジロ♀1の4羽だったから、ホシハジロの♂1羽が減って、代わりにキンクロハジロの♂1羽が増えたことになる。
 越夏のカモは何らかの理由で飛べなくなったものが多いと言われている。例えば1~2発の散弾銃の弾が入って、かろうじてここまで飛んできたが、キズが悪化し大阪城公園から飛び立つ事が出来なくなった。

 愛の森でエゾムシクイの高い声。オオルリ♂太鼓やぐら跡、クロツグミ♂天守閣東配水池各1羽との事。
 山里丸でエナガ3羽。これも観察情報。

 第二寝屋川を上流へコアジサシが2羽飛翔。冬の間いつも目にしたユリカモメとは、同じ白い鳥でも印象が大きく違う。小さくて鋭いイメージのコアジサシ。
 今年も大阪車両工場跡地で繁殖してくれるだろうか。楽しみにしている。

●今日の観察種。情報含む。
 シジュウカラ、キビタキ、メジロ、カワラヒワ、コゲラ、アカハラ、ツグミ、エゾムシクイ、オオルリ、クロツグミ、エナガ、キジバト、ヒヨドリ、スズメ、ムクドリ、ハシボソガラス、ハシブトガラス。
 カワウ、ササゴイ、アオサギ、ホシハジロ、キンクロハジロ、カルガモ、コアジサシ。

 
コメント (2)
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