おかか先生である。 | |
ご覧の通り、雪が残っている。 こんな厳しい寒さの中、体調を崩した。 |
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そこで、前日から、抗生物質の投与を受けている。 (※参照、「新処方にて投薬開始」) |
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薬を練り込んだフードを、八割方、食べてくれた。 二日めの投薬も、まずまず成功。 |
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薬が効いてくれるといいのだが……。 | |
ゆうちゃんは、まず間違いなく、前年の春の生まれである。 (※参照、「夕刻の訪問者」(ゆうちゃん初登場)) |
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だから、ゆうちゃんにとって、雪を踏むのは、初めての体験である。 | |
「う~ん。これが雪か……!」 | |
「なかなか楽しいね!」 | |
「やれやれ。子供は元気がいいなあ」 | |
「しかし、足が冷たいだろうに……」 | |
「よし! 今まで、ゆうちゃんには厳しくしてきたが、今日は特別だ」 | |
「お~い! ゆうちゃん!」 | |
「なあに?」 | |
「毛布に乗ってもいいぞ!」 | |
「ええっ!? ほ、ほんと?」 | |
「ふふふ。ほんとだとも」 | |
「やったあ~っ! 遂にお許しが出た!」 | |
たったったっ | |
「ほ、ほんとに乗ってもいいの?」 | |
「うむ。いいともさ」 | |
こうして、ゆうちゃんは、 | |
この日、初めて毛布を踏んだのだった。 (※実話) |
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雪と、毛布と ――。二つのものを初体験した、ゆうちゃんであった。 | |
02月15日。 前日から雪になり、かなり積もった。 |
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私たちのこの場所では、この程度の積雪が、ひと冬にざっと一~二回ほどある。 | |
そんな天候のせいであろうか、おかか先生の眼の具合は、良くない。 (※参照、「崩れると崩す」(前々日)) |
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以前処方された内用薬を、この日から使うことにした。 (※参照、「新処方」) |
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おかか先生には直接投与ができないので、例によって、まず粉にする。 | |
そして、ウェットフードに練り込む。 | |
残さずに食べてくれるだろうか……? | |
ほぼ完食した。 これで、初日の投薬は成功。 |
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しかもこの日は、眼軟膏を入れることもできた。 最近では、珍しいことである。 |
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この日は、寒さのせいで、おかか先生はかなり参っていたようだ。明らかに、動きがにぶかった。 だから、襟首を掴むことができ、眼軟膏の投薬もできたというわけである。 |
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一年の中で、最も厳しい時期だろう。 なんとか乗り切って欲しい。 |
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02月14日。 冷たい雨が降る。 おかか先生が、雨に濡れながら、川面を見つめている。 |
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前日に引き続き、おかか先生の眼の具合は余り良くない。 (※参照、「崩れると崩す」) |
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この日も、眼軟膏の投薬はできなかった。 | |
眼軟膏を入れるには、まず先生の襟首を掴まねばならない。 |
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ボラさんとも相談の上、この日の翌日から四日間、新処方の内用薬を投与した。 | |
それについては、あらためて記事にする。 | |