残雪の投薬

2011年02月16日 16時32分23秒 | B地点 おかか

 

 

おかか先生である。
ご覧の通り、雪が残っている。

こんな厳しい寒さの中、体調を崩した。

そこで、前日から、抗生物質の投与を受けている。

(※参照、「新処方にて投薬開始」

薬を練り込んだフードを、八割方、食べてくれた。

二日めの投薬も、まずまず成功。
薬が効いてくれるといいのだが……。

 

 

 

 

 

 

 

 

 


ダブル初体験

2011年02月15日 16時37分59秒 | B地点 その他

 

 

ゆうちゃんは、まず間違いなく、前年の春の生まれである。

まだ一歳になっていないのだ。

(※参照、「夕刻の訪問者」(ゆうちゃん初登場))

だから、ゆうちゃんにとって、雪を踏むのは、初めての体験である。
「う~ん。これが雪か……!」
「なかなか楽しいね!」
「やれやれ。子供は元気がいいなあ」
「しかし、足が冷たいだろうに……」
「よし! 今まで、ゆうちゃんには厳しくしてきたが、今日は特別だ」
「お~い! ゆうちゃん!」
「なあに?」
「毛布に乗ってもいいぞ!」
「ええっ!? ほ、ほんと?」
「ふふふ。ほんとだとも」
「やったあ~っ! 遂にお許しが出た!」
たったったっ
「ほ、ほんとに乗ってもいいの?」
「うむ。いいともさ」
こうして、ゆうちゃんは、

この日、初めて毛布を踏んだのだった。

(※実話)

雪と、毛布と ――。二つのものを初体験した、ゆうちゃんであった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 


新処方にて投薬開始

2011年02月15日 16時24分45秒 | B地点 おかか

 

 

02月15日。

前日から雪になり、かなり積もった。
私たちのこの場所では、この程度の積雪が、ひと冬にざっと一~二回ほどある。

そんな天候のせいであろうか、おかか先生の眼の具合は、良くない。

(※参照、「崩れると崩す」(前々日))
(※参照、「バレンタインの体調」(前日))

以前処方された内用薬を、この日から使うことにした。

ビクタスS(40mg/day)を、四日間。

(※参照、「新処方」

おかか先生には直接投与ができないので、例によって、まず粉にする。
そして、ウェットフードに練り込む。
残さずに食べてくれるだろうか……?
ほぼ完食した。

これで、初日の投薬は成功。
しかもこの日は、眼軟膏を入れることもできた。

最近では、珍しいことである。
この日は、寒さのせいで、おかか先生はかなり参っていたようだ。明らかに、動きがにぶかった。

だから、襟首を掴むことができ、眼軟膏の投薬もできたというわけである。
一年の中で、最も厳しい時期だろう。

なんとか乗り切って欲しい。

 

 

 

 

 

 

 

 

 


あたたかいから

2011年02月15日 15時34分32秒 | B地点 おむ

 

 

「積もったなあ!」

「これが雪!? 僕、初めてなんだ!」
「ひゃ~! 足が冷たいよ!」
「よいしょ。とりあえずリュックに乗ろう」
「足はこれでいいけど……背中が冷えるなあ」
「おむさん、僕にまかせて」
「僕が、温めてあげるよ」
「どうするんだい……?」
「尻尾を使うのさ!」
「ほら! こうすれば、背中が温かいでしょ?」
「ふふ。ありがとう。ゆうちゃんは優しいね」
「……ん? おいっ、見ろ!」
「雪が融け始めたぞ!」
「ゆうちゃんの暖かい心が、雪を融かしたんでしょう」
「ふっふっふ。そうかもな」

 

 

 

 

 

 

 

 

 


バレンタインの体調

2011年02月14日 16時06分13秒 | B地点 おかか

 

 

02月14日。

冷たい雨が降る。

おかか先生が、雨に濡れながら、川面を見つめている。

前日に引き続き、おかか先生の眼の具合は余り良くない。

(※参照、「崩れると崩す」

この日も、眼軟膏の投薬はできなかった。

眼軟膏を入れるには、まず先生の襟首を掴まねばならない。

それは、以前は、簡単なことだったのだが ―― しかし最近、先生はどうしても、襟首を掴ませてくれない。

私が眼軟膏を取り出す仕草、微かな音、薬の匂い、襟首を掴もうとする「気配」、それらを、おかか先生は覚えてしまった。そして、逃げてしまうのだ。

ボラさんとも相談の上、この日の翌日から四日間、新処方の内用薬を投与した。
それについては、あらためて記事にする。

 

 

 

 

 

 

 

 

 


危険なバレンタイン

2011年02月14日 15時47分55秒 | B地点 おかか

 

 

  ※よい子のみなさんへ

このおはなしは、フィクションです。
猫にとって、チョコレートやお酒は毒なので、
猫にチョコレートやお酒を与えてはいけません。
2011年、02月14日。バレンタインデーである。

「おい、ゆうちゃん。チョコをやろう」
「わーい! ありがとう」
「ほら、これをやる」
しかしこのチョコは、洋酒入りだった。
それを食べたゆうちゃんは ――

「おい、こら! おかか!」
「なにが先生だ! 威張ってんじゃねぇよ!」

← 酒乱
「死ねや~っ!」
「ちょ、ちょっと待て!」
バッ

酔ったゆうちゃんは、おかか先生に襲いかかったのだった。
「ぐはーーーーっ」
がくっ