![]() |
「療養生活は大変だったけど……いよいよ明日は帰れるよ!」 |
![]() |
「カメラのお兄さんには、すっかりお世話になっちゃったな-」 |
![]() |
「お兄さんのお母さんも、とっても優しかったよ」 |
![]() |
「フードを差し入れてくれた人にも、もちろんボラさんにも、感謝!」 |
![]() |
「そうだ、おかか先生にも感謝しなくちゃ!」 |
![]() |
「だって、毎日、テレパシーで励ましてくれたんだもんね……」 |
![]() |
「えーと。先生がいるのは、こっちの方角かな?」 |
![]() |
「先生、どうもありがとう」 ぺこり |
![]() |
保護され中の、おむさんである。 |
![]() |
この日、00時頃、保護中二度目の排便あり。 良いうんちである。 |
![]() |
更に、同日、17時30分頃、三度目の排便あり。 快調のようだ。 |
![]() |
それはいいが ―― 便の中に、寄生虫がいた。 (※参照、「苦衷の駆虫」) |
![]() |
成猫の場合、回虫がいても特に症状が出ないことが多いそうだ。慌てて駆虫する必要もないだろう。 むしろ、色々な薬を一度に飲ませたくない。そこで、今回の怪我が治ってから、おむさんの体調を観察した上で、駆虫を行うことに決めた。 駆虫薬の投与については、あらためて記事にする。 |
![]() |
保護、六日め。 |
![]() |
今日も、よく食べる。 |
![]() |
よく飲む。 |
![]() |
よく眠る。 |
![]() |
おしっこも、問題なし。 |
![]() |
うんちも、しっかり。 (※内部寄生虫については、別項にて述べる。) |
![]() |
―― 問題は、やはり、ストレスである。 おむさんは、精神的に、だいぶ追い詰められている。 |
![]() |
既述の通り、おむさんの望みは、今まで暮していた場所に戻ること。 それだけである。 |
![]() |
狭い室内の暮らしには、耐えられないのだ。 |
![]() |
外界の気配を感じ取り、「出してくれ」と叫び続ける。 |
![]() |
―― そろそろ、限界だろう。 |
![]() |
前回(二年前)の保護の経験からして、今回もまあ一週間くらいが限界だろう、という見通しは当初からあった。 さいわい、患部の経過は良好である。 |
![]() |
その後、カサブタ部分は凹んだままである。 もう化膿することはないだろう。 |
![]() |
七日分処方されていた化膿止めも、この日が最後の投薬となった。 |
![]() |
ボラさんとも話し合った上で、翌日リリースすることに決めた。 翌日は02月03日、節分(立春の前日)である。立春の前後に「失踪」する、という過去の例も、ちょっと気になるが、天気予報によれば、晴れて暖かくなるようなので、「リリース日和」である。 もし悪天候ならば、順延する。 |
![]() |
翌日で、保護はちょうど一週間になる。この間ずっと、カラーで患部を保護し、かつ、化膿止めを投与してきた。排膿もした。だから、完治はしていないにせよ、傷はかなり癒えているはずだ。 カラーをはずした途端に、おむさん自身がカサブタを剥がしてしまうかもしれない ―― が、それが直ちに、命に関わるほどの傷になる筈もない。 |
![]() |
翌日のリリースは、きっと、うまくいくだろう。 万が一、不測の事態が起こったら、またあらためて対応する。 |