サケをサケよ

2009年07月31日 18時25分00秒 | B地点 おむ


 


オムイ外伝シリーズ 第三部(武芸帳篇) 第34話




追忍は、恐ろしい策略を考えたのだった。
「オムイを酔い潰してやる!」
どぼどぼ どぼどぼ

←川に大量の酒を流している
「くっくっく。これでよし」
そうとは知らぬオムイが、水を飲みに来た。
ぺちゃぺちゃ ごくごく
「今日の水は格別うまいな!」
「ふふふ。まんまと策にはまりおったわ」
「う~い……」

ふらふら
「ひっく」

オムイは泥酔してしまった。
「……」

しかしオムイは、酒に強かった。

「おッ? あんた追忍さんじゃねえか!」

「うわッ!?」

「どうでえ、俺と一緒に飲まねえか?」

「わわーッ!」
「こ、こいつ、酒乱か!」
オムイは、腕力も強かった。

「なあ、おい? 飲もうぜ!」

グキッ
「ぐはーーーッ!?」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


とても暑かった日

2009年07月30日 18時23分00秒 | B地点 おむ

 

 

この日の夕方 ―― おむさんは、ここから動かなかった。
けだるそうに体を横たえ、
微かな川風に吹かれながら、時々、目を閉じて、小さく溜め息をつくのだった。
「……おい、どうかしたかね?」
「降りておいでよ」
「いえ……なんだかダルくて……」
「動きたくないんですよ……」
「そ、そうか……?」
おかか先生は、寂しかった。
そして、おむさんの心身を案じた。
「今日は酷く暑かったから、」
「夏バテ気味なのかもしれないな」
「それとも、何か悩みでもあるのかな……」
―― 日が暮れて、おむさんが帰った後、
おかか先生は、おむさんの居た場所に座ってみた。
おむさんの気持が、少し解ったような気がした……。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


正義とは残酷なものである

2009年07月30日 14時59分00秒 | G地点 ミーコ

 




オムイ外伝シリーズ 第四部(奇想天外篇) 第22話


追忍は、オムイの所在を突き止めた。
「今日こそオムイを倒す!」
「そうはさせん!」
「き、貴様!? ジェダイ!」
「オムイは私が守る!」

ビイィィーーン

←ライトセーバー
「ぐはあッ」

追忍は、あっけなくやられてしまった。
しかも、ライトセーバーの凄まじい高熱によって、全身が黒こげになってしまった。悲惨である。


「うぐぐぐ……」
ガクッ

 

 

 

 

 

 

 

おまけ写真

 

 

 

 

 

 

 


とばしすぎ

2009年07月29日 18時01分00秒 | B地点 おかか

 

 

すたすた
「あっ!?」
「蝶だ!」
「ああ……綺麗だなあ……」
「長打?」
「長打じゃなくて蝶だ! 蝶ですよ! ほら、あそこ!」
「ね? 綺麗でしょう?」
「ほほう?」
「なるほど、綺麗だな」
「チョー綺麗だ」
「なんちゃって!」
「だ~っはっはっは」
「ね? 綺麗でチョー?」
「なんちゃって!」
「うわ~っはっはっは」
「先生……」
「……あ」
じろり
「ご、ごめん」