片目

2009年09月29日 17時27分00秒 | B地点 おかか

 

おむさんと、おかか先生である。
おむさんは、お気に入りのリュックに乗っている。
だが、いまひとつ気分がすぐれないようだ。

「ねえ先生。このリュック……」

「大好きなんですけど、でも、肌触りがちょっと……」
「ザラザラしてると言うか、ゴワゴワしてると言うか……」
「つまり、こういうことだね?」
「そ、そうです。硬めなんです……」

「うむ」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


○○○が出るツボ(後編)

2009年09月29日 17時04分00秒 | B地点 おかか

 

 

承前


「では、いきますよ!」

ぽきぽき

ぴっ
「はうあっ」
くいっくいっ
こきこきこき
「む、むむっ……」
「先生、もう少しガマンして下さいね!」

ぐりぐりぐりっ

「ううっ、はぁはぁ」

「はぁ……はぁあ~ん」
「むぅ……」
「……どうです? 効いたでしょ?」
「う、うむ……」
「……」

むくり
ガサガサ
ぷりっ
「ああっ!?」
「あ~、スッキリした~♪」
「し、しまった……」

どうやら、ウンチが出るツボを押してしまったらしい。
「ゲンキが出たよ。さすがだ。ありがとう!」
「ど、どういたしまして……」

 

 

 


 

 

 















 

 

 


 




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ゲンキが出るツボは……これだ!
これを押すんだよ!

ぴっ



○○○が出るツボ(前編)

2009年09月29日 16時51分00秒 | B地点 おかか

 

 

「おい、オシッコの件、大丈夫かね?」
「まさか、また膀胱炎か尿道炎……」
「いやあ、大丈夫ですよ」

「頻尿じゃありませんし。たまたまです」

「涼しくなったんで、オシッコが近くなったんでしょう」
「そうか。ならいいが」
「それより先生は?」
「時々吐いてるでしょ?」
「なあに。つい食べ過ぎてしまってな」
「体は大丈夫だが、精神的にちょっとな」
「最近、気分が落ち込みがちでな……」

「……ツボ押しをしましょうか?」

「え?」
「ゲンキが出るツボを押してあげますよ」
「そ、そうか? できるのか?」
「できますともっ。先生の直伝ですから!」
「……じゃ、頼もうかな?」

「おまかせ下さい」


つづく