だいじょうぶかな

2009年11月30日 16時34分00秒 | B地点 おかか

 

 

あのね、最近、おかか先生の目が気になるんだよ。
なんだか、汚い目やにが多くてね。まぶたも、ただれたり腫れたりしているように見えるんだ。

ほら、ね、これは昨日(11月29日)の写真。

これも、

これも。

これは、一昨日(11月28日)。

更にその前の日(11月27日)。

これは、10日ほど前(11月20日)。

上に同じ。
先生は病院嫌いだから、僕はこれらの写真を動物病院に持って行って、お医者さんに相談したんだ。
細かいことは省くけれど、結局、この眼軟膏を、しばらくの間つけることになった。
薬をつける前の、おかか先生。
薬をつけた後の、おかか先生。
先生、早く良くなってね。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


もみもみ・ふみふみ

2009年11月29日 16時46分00秒 | B地点 おむ

 

カメラのお兄さんは、黄色い毛布を洗濯したらしい
ゴワゴワしてるから、柔らかくしなくちゃね

もみもみ
……まだゴワゴワしてるなあ
え~い、上に乗っちゃえ!

ひょい
手でモミモミ、足でフミフミだ!

もみもみもみ ふみふみふみ
……え? そんなに柔らかくして、どうするのかって?
もちろん、おかか先生に使ってもらうのさ!
「うん。柔らかい。どうもありがとう」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


いのちを大切に

2009年11月29日 16時18分00秒 | B地点 その他

 

 

オムイ外伝シリーズ 第五部(人情濃厚篇) 第25話



「師匠! 俺がオムイを殺ります!」
「若いおぬしには、まだ無理じゃ……」
「もう充分に修行を積みました! 俺にやらせて下さいッ」
「そうか……そこまで言うなら……」
「必ずオムイを倒してみせます!」
かくして、血気にはやった若者は、オムイを探す旅に出た。
「生きて帰ってくればいいが……」
―― 数週間後。若者とオムイは、ついに対峙した。
「はッ!? 殺気!」
「オムイ! 死んでもらうぞ!」
「追忍か!」
バッ

オムイは電光石火の早技で襲いかかって、
殴りつけた。

バキッ
「ぐはあッ」
若者は地面に倒れた。
オムイは、なぜかそこで、ふと動きを止めた。
そして、くるりと踵(きびす)を返し、
何も言わずに、立ち去った……。
すたすた
「……」
「オムイ……」
「俺は結局、オムイに助けられたのか……」
―― 若者は帰って、報告をした。

「申し訳ございませぬ。やはりオムイには歯が立ちませんでした」
「うむ。無理もない」
「……オムイはなぜ、俺にとどめを刺さなかったんでしょう?」
「わしの思いが通じたのかもしれんな……」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


擽る(←読めない……)

2009年11月28日 15時42分00秒 | B地点 おかか

 

 

オムイ外伝シリーズ 第四部(奇想天外篇) 第33話



抜け忍オムイを追って旅を続ける、追忍である。
「……寒い季節になったなあ」
「北風が身に沁みる」
「川の水も冷たい」
「もう冬なんだなあ……」
「……ん? 何だあれは?」
「あんなところに、暖かそうな毛布が!」
「乗ってみるか」
「うん、快適だ」
「まさに、お誂え向きだな」
「……待てよ。何だか変だぞ」
「この毛布、余りにも不自然だ……」
「……」
「はッ!? ま、まさか!」
「オムイのワナかもしれん……!」
「ふははは! よくぞ見破った!」

そう。オムイが毛布に化けていたのである。
「し、しまッたーッ」
毛布すなわちオムイは、追忍の下半身をくすぐった。

こちょこちょ

「あひゃッ!?」
こちょこちょ

「あひゃひゃ、やめろぉ~ッ」
こちょこちょ

「はうぅ~ッ」
こちょこちょ

「おひょ~ッ」
ガクッ

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


つきのつき

2009年11月27日 17時03分00秒 | B地点 おかか

 

 

おかか先生である。

既に述べた通り、この日は、可哀想なことに、腰のあたりに犬のウンチが付いてしまった……。


※この画像をクリックすると、モザイクなしで鮮明に拡大表示されます。ご注意下さい。

「カメラの若造」に拭き取ってはもらったものの、先生はすっかり気落ちしてしまった。
なんだかツキに見放されたような気がして、がっかりしてしまったのだ……。
そんな先生の頭上で、
昼の月が、静かに光っていた。
―― やがて、黄昏が訪れ、
あたりは夜のしじまに包まれた。
誰も気付かなかったことであるが、月はおかか先生のために、しばしその輝きを増した。
そして先生の背中を明るく照らし、その無限の力を先生に分け与えた。
今日はツイていなかったおかか先生だが、いつかきっと、ツキが戻ってくるだろう……。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


うんのつき

2009年11月27日 15時53分00秒 | B地点 おかか

 

 

「お~い聞いてくれ。わっはっは~」
「昨夜、夢のお告げがあったんだ!」
「夢のお告げ!? 神様から?」
「うむ! 運気が上向くそうだ!」
「あ~嬉しいな~」
「へへへ。宝くじでも買おうかな~」
「……ん?」
「何か付いてるぞ……」

「い、犬のウンチが付いちゃった!」


※悲しき実話

「ウンの付きで、運の尽きかも……」
「そ、そんなぁ……」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


最終奥義リターンズ

2009年11月26日 15時56分00秒 | B地点 おかか

 

 

オムイ外伝シリーズ 第四部(奇想天外篇) 第32話



抜け忍オムイの最終奥義『アロンアルファの術』は、読者の記憶に新しいであろう。
おのれの尻と敵の尻を、瞬間接着剤でくっつける。しかる後、一気にバリッと引き剥がすという、恐ろしい捨て身技である。
この技によって追忍が一敗地にまみれたことも既に述べた。尻の皮を破られてしまったのである。
そこで追忍は、この技を破るため、尻の皮を鍛えに鍛えた。
そして今、雪辱戦に臨んだのである!
両者の尻は再び、瞬間接着剤によって接着された。
オムイが尻を引き剥がした瞬間に、勝敗が決せられる……!
追忍は、その瞬間を今か今かと待っていた。
……しかしオムイは、いつまで経っても動こうとしない。
どうやら、何か目算があるらしい。
あろうことか、オムイはくるりと丸くなり、
そして、ぐっすりと寝入ってしまった……。
その状態のまま時が過ぎ、やがて、夜のとばりが訪れた。持久戦である。
追忍は、一晩中まんじりともせず、じりじりしながら待ち続けた。
―― やがて朝になり、接着剤は自然に剥がれた。
ぐっすりと眠ったオムイは、すっきりした面持ちで目を覚ました。
一方、緊張したまま一睡もしなかった追忍の体力は、限界に達していた。

「はぁはぁ……」
「ああ……頭がくらくらする……」
「く、苦しい……」
そんな状態だったので、簡単にやられてしまった。

「ぐはあーーーーッ」
ガクッ