セクハラの天罰

2010年05月01日 15時09分59秒 | G地点 チッチ

 

 

すたすた
「あっ、ナナちゃんだ!」
ナナちゃんは、ベンチに乗った。
「う~ん。色っぽいなあ……」
「へへへ。お尻にタッチしちゃおうかな~♪」
じろっ
びくっ
「何すんのよ!?」
「い、いえ、その、あの……」
「ほ、ほら、空にスーパーマンが! なんちゃって」
「誤魔化そうっての!?」
「い、いえ、その、あの……」
「あれっ!? ほんとに、空に何かが!」
「あっ、あれは……隕石!」
ひゅるるるる~

「うわああっ! 落ちてくる!」
ひゅ~ すっぽん ごっくん

隕石は、なんと、チッチの口の中に落ちた。
「の、呑み込んじゃった……!」
「ふん。バチが当たったのね」
しょんぼり
チッチは、隕石を吐き出すのに、苦労したそうな……。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


脳が冴えてサクラチル

2010年04月08日 16時44分00秒 | G地点 チッチ

 

 

桜の花びらが、こんなに積もってる。
僕が思いを寄せているミーコさんは、
桜の花びらが、大好きなんだ。
ごろん
ごろごろ
「と、いうことは……」
「いいこと考えたっ!」
「桜の花びらを身に付ければ!」
「ミーコさんに好かれるかも!」
「あらチッチ、こんにちは」
「……脳味噌がはみ出てるの?」
「……」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


綺麗だからさ

2010年04月06日 15時21分50秒 | G地点 チッチ

 

 

「う~ん……」
「桜が綺麗だなぁ!」
「満開だもんなぁ……!」
「今日は天気もいいしさ」
「それに、咲いてる桜もいいけど」
「散った桜もいいよね!」
「とっても綺麗だよ……」
「もうね、感動的だなぁ」
「この感動を、誰かと語り合いたいな……」
「……あっ、カナちゃんが来た!」
すたすた
「よし、カナちゃんに話そう!」
「ねえカナちゃん、話があるんだ」

「……えっ!?」

ドキッ

「つ、遂にチッチが告白を……!」

←思いっきり勘違い
「どうしても聞いて欲しいんだよ……」
「だめよチッチ、言わないで!」

「え?」
「でも、こんなに綺麗なのに……」
「その先は言っちゃだめっ!」

「ちょ、ちょっと、カナちゃん?」
「あたしはね、チッチが言うほど綺麗な女じゃないのよ……」
「……はぁ?」
「とにかく、あなたの気持は、受け容れられないの」
「ごめんなさいっ」
「さよなら、チッチ」

「あ、あの……」
「何か誤解されたみたいだなぁ……」














読者をなめるな

2009年10月13日 15時29分00秒 | G地点 チッチ

 

 

オムイ外伝シリーズ 第二部(超時空篇) 第8話



抜け忍、オムイである。
そう。この日オムイは、ナッちゃんに姿を変えていた。
さて、こちらは今回の追忍。チッチである。
追忍は、横になって休んでいたが、
オムイが襲ってくる気配を、察知したのだった。

「……はッ? 殺気!」
「オムイか! そこだッ」

ビシッ
「むッ、さすがだな!」
「喰らえーッ」

バシッ
「ぐはーーーッ」
「……ちょ、ちょっと待て。上のコマ、おかしいぞ」
「オムイが反撃したんだから、俺がグハーッとなるはずじゃないか。編集ミスか?」
「ふふふ。気にするな」
「俺たちは見た目がそっくりだから、どうせ読者には判りゃしないさ」
「そ、そうか? 俺たち、そっくりかな?」

「そっくりだとも」
「遠くから見たら、見分けがつかないかな?」

「つかないとも」