オムイ外伝 第三部(武芸帳篇) 第72話 |
船に乗って、初島(はつしま)へと向かう。 | |
初島は、伊豆半島の沖にあり、静岡県熱海市に属する。人口は300人に満たないほどの小島である。「首都圏から一番近い離島」だそうだ。 | |
港に着くと…… | |
防波堤の上で、猫がお出迎え。 | |
島については、たいした予備知識がなく、猫のことも知らなかったので、嬉しかった。 | |
港のすぐ近くに、林芙美子の碑がある。 | |
猫が何匹かいた。 | |
日だまりになっているのだ。 | |
初島は、海産物がおいしい所である。 私個人のおすすめは、サザエと、出世草と呼ばれる、香り高い岩海苔である。 | |
忘れてはならない島の名物は、初島たくあん。 島内のあちこちで、大根を干す光景が。 | |
白亜の灯台の、一番上にまで登れば…… | |
素晴らしい眺望が。 北には富士山、南には、伊豆大島。 | |
また別の日だまりで、くつろぐ猫。 | |
後で調べてわかったことだが、初島の野良猫にも、それなりの歴史があるようだ。 | |
だが、ここでは触れない。次の二つのみ、紹介しておく。 熱海市ホームページ「初島の猫について」(2010年01月09日付) 静岡県ホームページ「初島の猫について」(2010年04月28日付) (このように公的な告知が出ているので、このエントリでは敢えてロケーションを明記することにした。) | |
私は美しいこの島で、半日ほどを過ごした。 さらば、初島の猫たちよ。 | |