「つい興奮して怒鳴ってしまったが……、大人げなかったなあ」 | |
「おい、謝るよ。許してくれ」 | |
「このとおりだっ!」 ぺこり | |
「いえ、僕の方こそ、謝らなくちゃ。おかか先生、」 | |
「ごめんなさいっ!」 ぺこり | |
「……う~ん、これじゃ誠意が伝わらないかな? 前代未聞の謝罪の仕方を、工夫してみようかな?」 | |
「おかか先生、」 | |
「ごめんなさいっ!」 グキッ |
投稿時バージョン→ |
オムロ・レイは、いま、ニャータイプとして覚醒しつつあった。 | |
ピキーン | |
「見える! 見えるぞ、株価の上昇が!」 | |
「そこだあああっ! クリック!」 カチッ ←成り買い | |
「しまった、急速に垂れてきたっ。何だこの分厚い売り板は? 外資にもニャータイプがいるのか!?」 | |
「くっ、損切りしかないのかっ」 カチッ ←成り売り | |
「うっ、注文が通らない!? ニャンダムの反応が遅い! だめだ、もうヘラタイムだっ」
| |
「うううっ……取り返しのつかないことを、してしまったあ……」 ←持ち越し |
さて今日の株価は?→ |
投稿時バージョン→ |
十日以上も会えなかったが、おむさんとおかか先生は元気だった。彼等は私を出迎え、心から歓迎してくれた。 | |
「さあ、おみやげのブランケットですよ。特価198円だったので、旅先で買ったんです。どうぞ!」 | |
「……あれっ? おむさん、気に入らない? 赤い方がいいの?」 | |
「うーん、折角だけど、やっぱりね~。この高級ブランケットのほうがいいんだよね~」 | |
「ね、おかか先生だって、そう思うでしょ?」 「う、うむ、まあな。確かに、こっちの方がモノがいいからな」 | |
「しかしまあ、これだって、悪くはないようじゃないか?」 | |
「いや、実際、肌触りも中々いいぞ……」 | |
「うん、気に入った!」 私は、おかか先生の優しい気遣いに涙したのであった。 |
伊豆、下田 ―― 。 | |
西に頭(こうべ)を転ずれば、いままさに沈まんとする日輪が瞳を射る。 | |
残光に包まれ、伊豆急下田の駅前に降り立てば、 | |
そこには、猫が。 | |
猫もまた、夕映えを惜しむのか、駅舎を回って南へ。 | |
猫は、私の目前で、少しだけ踊って(?)くれた。 これが、車内からケータイで投稿した写真のオリジナルである。 |
伊豆半島最南端、石廊崎灯台を見物する前と後にケータイからご紹介した、アカくんである。 今日(2008年11月07日)あらためて写真を整理したので、以下、補遺として掲載する次第である。 | |
下に居るのがアカくん、自転車のハンドルの向こう、フェンスの奥に居るのがシロさん(仮名)である。 | |
シロさんはうまく撮れなかった。(頭を画面右方向に向け、下を向いている。) | |
私はこの、アカくんの魅力的な背中に、ちょっぴり触れることができた。 | |
しかし、アカくんが嫌がるそぶりを見せたので、私は深追いせずに離れ、ズームを使うことにした。 | |
「伊豆半島の最も南に住む猫」として、アカくんの名はギネスブックに載っているらしい。 | |
……というのは嘘である。 |
石廊崎灯台入口「かもめ売店」に居着いている、アカくん(♂)です。
名前の表記は平仮名(「あか」)なのか片仮名(「アカ」)なのか、と私が尋ねたら、
「さあ~?」と言ってお店のおばちゃんは笑いました。特に決まっていないようです。
とにかく赤っぽい色のニャンコです。漢字(「赤」)でもいいのかもしれません。
干物が大好物だそうです。
他にも猫が3匹いるそうですよ。
名前の表記は平仮名(「あか」)なのか片仮名(「アカ」)なのか、と私が尋ねたら、
「さあ~?」と言ってお店のおばちゃんは笑いました。特に決まっていないようです。
とにかく赤っぽい色のニャンコです。漢字(「赤」)でもいいのかもしれません。
干物が大好物だそうです。
他にも猫が3匹いるそうですよ。