いい奴からのプレゼント

2010年12月24日 16時41分08秒 | B地点 おかか

 

 

この日、2010年の12月24日も、今まさに暮れようとしていた。

聖なる夜の、とばりが開く。

奇蹟が起こるという、クリスマス・イブである。
「おかか先生に、クリスマス・プレゼントが届いていますよ」
「何っ、プレゼントだと!? 誰からだ?」
「伊達直人より、という署名があります」
「だ、伊達直人だと!?」
「伊達直人といえば……タイガーマスクとして闘いながら、よい子のみんなに尽くすという、いい奴じゃないか!」
「おい! 伊達直人からのプレゼント、早く見せてくれ!」
「ふふふふ。きっと、素晴らしいプレゼントだな!」
「そ、それが実は……」

「とっても苦~い、お薬なんです」


(※参照、「新処方」

「そんなあーーーっ」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


聖夜のともしび

2010年12月24日 16時38分16秒 | B地点 おむ

 

「ゆうちゃん、クリスマスツリー、欲しいかい?」

「うん、欲しいなあ」
「よーし。何とかしてあげるよ」
「この木を使おう!」
「う~ん、う~ん……。だめだ、抜けないよ……」
「おい、やめろ! むやみに木を抜いてはいかん」
「キャンドルを用意した。これでいいじゃないか」
「う~ん! さすが先生だ!」
「メリー・クリスマス!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


イブも働く平和のために

2010年12月24日 16時33分48秒 | B地点 おむ

 

 

脅威君が、また来た!
と思ったら、帰っていった。やれやれ。
と思ったら……また来た!
こ、こんな近くまで!
おむさん出撃!
みごと撃退した。

深追いしないところに、おむさんの余裕を感じる。
おむさんの仕事に、休みはない。

テリトリーの平和を守るため、クリスマス・イブも闘うのだ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


新処方

2010年12月24日 14時55分33秒 | B地点 おかか

 

 

私(作者)はこの日、おかか先生の写真を携えて、おなじみの動物病院を訪れたのだった。


(※参照、「目の状態」

野良猫・地域猫について理解のある獣医師は、おかか先生のカルテも作ってくれた。

これまでの薬については、「効かなくなっているのなら意味がない」というご意見であったが、まったく効いていないとも断言できないので、一応追加処方してもらった。
そして、新しい薬も処方された。

内用薬である。「抗生物質耐性菌にも強い抗菌作用」がある、強力な薬である。
強力なだけに、副作用もまた、懸念される。

この日、おかか先生は下痢気味であった(便は「マヨネーズよりやや硬い程度」であった)。

そのため、とうぶん投与を見合わせることにした。
01月13日現在、当該の内用薬は、まだ投与されていない。

先生のお腹が良くなったことが確認されたら、そして/或いは、眼の状態が酷くなったら ―― 要するに、「ここぞという時」に、投与を試みるつもりである。