"SOMEONE TO WATCH OVER ME"

2010年12月03日 17時02分17秒 | B地点 その他

 

 

おむさんと一緒に

ごはんを食べた
おむさんのそばにいると

僕は 安心するんだ
食べ終えたおむさんは

なぜか ふいに黙り込んでしまった
おむさんは時々

険しい表情を見せる

何も言わずに

おむさんは歩き出した

どこ行くの?

と 思わず声を掛けたけれど
おむさんは 振り向きもせず

行ってしまった……
おむさんにも 色々と用事があるんだろう

独りになりたい時も あるんだろう
僕は なんだか 寂しくなっちゃった……
その時

ふと気付くと
おかか先生が

じっと僕を見ていた
おかか先生は 厳しいけれど

とにかく いつも 見ていてくれるんだ……

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


ムードぶちこわし

2010年12月03日 16時37分16秒 | B地点 おかか

 

 

「穏やかな夕暮れだ」

「だが……昨夜から今朝にかけて、天気は大荒れだった」


※実話

「一時的にだが、護岸の、あの二段目まで、増水したのだよ」
「見ろ。その痕跡が残っている」
「この高さまで水位が上がったことが、はっきりわかるだろう」
「恐ろしい嵐だった」
「だから、いつもの景色が、今日は、とても貴重に思えるのだよ……」
「わかります。何気ない風景も、実は、ありがたいものなんですね」
「うむ……!」
「おかか先生、ほら、見て下さい」
「街の灯が綺麗です。素敵な夜景ですよ」
「うむ」
「やけーに綺麗だな」
「ちょっと! またダジャレですか! ムードぶちこわしですよ!」

「わははは!」
「しみじみとした気分なんですから、ダジャレはやめて下さい」

「ふふふ。いくら言っても無駄だ」
「やけーしに水だよ」

「……」